2018年10月24日水曜日

曇り空でしたが

出かける時は、なんか降りそうな空模様でしたが天気になりました(^-^)
今日は「(10)(2)(4)あわせ」で
文鳥の日」なんだそうです(^_-)
国立公文書館にも文鳥がいるそうです。
その名も「こぶんちょさん」。
昨日の記事で紫式部日記のエピソードを紹介しましたが、
古文と現代語訳を転記します。

(紫式部日記)
重陽(ちようよう)の菊のきせ綿――九月九日
 九日、菊の綿を、兵部(ひやうぶ)のおもとの持(も)て来て、
「これ、殿のうへの、とりわきて。
 いとよう老(おい)のごひ捨てたまへと、のたまはせつる」とあれば、

 菊の露わかゆばかりに袖ふれて花のあるじに千代はゆづらむ

とて、かへしたてまつらむとするほどに、
「あなたに帰りわたらせたまひぬ」とあれば、ようなさにとどめつ。
(『和泉式部日記 紫式部日記 更級日記 讃岐典侍日記 
  日本古典文学全集18』藤岡忠美他校注・訳 小学館 昭和46年)
九月の九日、菊のきせ綿を、兵部(ひょうぶ)のおもとが持ってきて、
「これをね、殿の北の方が特別にあなたにですって。
 よくよく老いを拭きとってお捨てなさいっておっしゃいましたよ」というので、

  菊の露……(この菊の露には、
 私はほんのちょっと若返るていどに袖をふれるにとどめて、
 この露で延びるといわれる千代の齢(よわい)は、
 菊の花の持主であられるあなたさまにおゆずりいたしましょう)

と詠んで、きせ綿をお返し申しあげようとするうちに、
「北の方はもうあちらへお帰りになってしまわれました」ということなので、
お返しするのも無益なことと思い、そのままにしてしまった。
(『和泉式部日記 紫式部日記 更級日記 讃岐典侍日記
   日本古典文学全集18』藤岡忠美他校注・訳 小学館 昭和46年)
九日  九月九日、重陽の節句。
菊の綿 菊のきせ綿。 前夜、菊花に真綿を覆っておき、九日の朝、
  夜露に濡れて菊香の移った綿で顔や体を拭うと老いを除くと信じられた。
兵部のおもと 式部と同輩の女房。
  「おもと」は高貴の人の許に使える侍女(御許人 おもとびと)の意から、
  転じて親しい間柄の女房に対する敬称。
殿のうへ 道長の北の方倫子(りんし)。「うへ(上)」は貴人の妻に対する敬称。
・「菊の露……」 菊のきせ綿をいただいたお礼の歌。倫子の長寿を祝う心。
  「露」は副詞の「つゆ」とかけている。
わかゆ 「わか(若)ゆ」は古語で、若やぐ、若くなるの意。
花のあるじ 菊の花の持主。倫子。
あなたに… 倫子が中宮の所から自分の部屋に帰ったのである。
ようなさに 無用なので。
*倫子は重陽の節句に菊のきせ綿を娘の彰子(しょうし)中宮へ差し上げるいっぽう、
しかるべき侍女たちにも分け与えたのであろう。
式部も名ざしでそれをいただいているところからみると、
彼女がもと倫子に仕えていたという古説も思い合わされる。
(『和泉式部日記 紫式部日記 更級日記 讃岐典侍日記
   日本古典文学全集18』藤岡忠美他校注・訳 小学館 昭和46年)
イラクサギンウワバの幼虫?
(苦手な人はリンク先にアクセスしないように!)
ロサ キネンシス ミニマ( Rosa chinensis Var.minima )
 中国南部 バラ科 系統 Sp

  中国のバラ
18世紀後半、4種類の中国バラがヨーロッパに持ち込まれました。
オールドブラッシュや、ティーの祖先を含むこれらは
それまでのヨーロッパバラが主に年1回の開花だったのに対して、
春から秋まで繰り返し開花するという画期的な性質を持っていました。
これらの導入によって品種改良が大きく前進し、
19世紀前半にブルボン、ノワゼット、チャイナ、及びティーなどの系統が誕生します。
ロサ・キネンシス‘ミニマ’はミニバラの祖先です。
ロサ・キネンシス‘ウイリディフロラ’はグリーンローズと呼ばれています。
ハシボソガラスが石垣の隙間に…
納得したかな?
もう一度…
枯葉をよけるとドングリを貯食(ちょしょく)してました(^。^)
見た後、もう一度枯葉を被せておきました。
台風が竜巻を発生させる
 台風はこれらの災害をもたらすだけでなく、しばしば竜巻を発生させます。
 日本における竜巻発生の最多月は9月、次いで10月となっています。
2013年9月に愛知県に上陸した台風18号は、
和歌山県から宮城県にかけて10個の竜巻を発生させ、
これは一つの台風に伴う竜巻の最多記録となりました。
ちなみに世界記録は、2004年9月にアメリカ東海岸を襲った
ハリケーン・アイバンによる117個です。
 毎年千個以上の竜巻が発生するアメリカでは、
ほぼ毎日どこかで竜巻が発生しているため、
竜巻の特異日とされる日はありません。
ただし、3年連続同じ日に竜巻に襲われた不運な場所があります。
それはカンザス州コデルという小さな町で、
1916年、17年、18年の5月20日に、F2、F3、F4の竜巻に直撃されました。
しかも竜巻の発生時間は三つとも午後6時から9時の間というほぼ同時刻でした。
(『天気のしくみ 雲のでき方からオーロラの正体まで
            森田正光他 共立出版 2017年)
宗安小歌集
(あ)うて戻る夜(よ)はなう花が候(そろ)もの
逢はで戻る夜(よ)はなう花も紅葉(もみぢ)も見分けばこそ 
(おれ)は石川の濁(にご)らねどもなう 
人が濁りをなう掛けうは何(な)としまらせよ

彼女に逢って戻る夜は花も紅葉も目に入る。
ところが逢えなかった夜は、心も闇となって花も紅葉も見分けもつかぬ。
私の心は石川の流れ同様濁ってはいないんだが、
人がかき廻して濁らせたら――、それは仕方がないというものさ。

後半は別歌で、組歌になっている。
(『閑吟集 宗安小歌集』北川忠彦校注 新潮社 1982年)
うきものとおもひもいれで秋風をうらめづらしみすぐすころ哉  賀茂眞淵

○うきもの―せつないもの。
○うらめづらしみ―心の中にめずらしく思うので。
▽秋風はせつないものと思って、心にかけないでいたが、
さすがに立ちそめた秋風は心にめずらしく感ずるので、
秋風をしみじみと味わいながら過ごすこの頃である。
(『近世和歌集 日本古典文学大系93』
     高木市之助・久松潜一校注/岩波書店 昭和41年)
今朝の父の一枚です。
風車の丘とバラ園の一部だけしか開放されていませんが
それでも母が楽しみしていたコスモスの開花に間に合ってよかったと話していました。

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