「
阿国歌舞伎発祥地の碑」
阿国の墓も京にあるのですね…
歌舞伎踊りを始めた謎の女
出雲阿国(いずものおくに) 女が男を演じる奇抜な手法が新しい時代の人々の心を掴んだ …前略…
高桐院
(こうとういん)は紫野にある大徳寺の広大な境内の西端に位置する。
その本堂の裏手の墓所のなかほどに、五輪塔のような墓石がずらりと並んでいる。
一番手前の墓石が出雲阿国の墓といわれ、ほかは名古屋山三郎とその一族のものである。
墓所はうっそうとした竹林に囲まれ、そこだけが現代とは違うおだやかな時間が流れているような気がする。
人々の前から忽然
(こつぜん)として姿を消した阿国の眠る場所は、四条河原の華やかさとはほど遠い凜
(りん)とした禅寺の一角であった。
(『
京を彩った女たち』川端洋之文、中田昭写真 学研グラフィックブックス 2004年)