2018年10月23日火曜日

曇り空で今にも降り出しそうでした。

今日は二十四節気の「霜降(そうこう)」。
霜は降りませんでしたが、少し肌寒い朝でした。

霜降
 秋も終盤に近づき、露に代わって凍った霜が降りるころ。
高地の山間部や北部地方から「初霜」の便りが届くかもしれません。
初霜の平均は、札幌で10月25日前後、
東京で12月20日前後(1981年~2010年)。
温暖化の影響か、年々遅くなっているといわれます。
 また、一面緑だった山も装いを変え、美しい紅葉に彩れていくとき。
春は「山笑う」、夏は「山滴(したた)る」、冬は「山眠る」、
そして、秋は「山粧(よそお)う」。
いよいよ紅葉シーズンです。
(『イラストで楽しむ 日本の七十二候』アフロ 中経の文庫 2013年)
平安女性も憧れた、永遠の若さを保つ菊のエキス
 平安時代には、重陽の節句に供えて、
前日に菊花を綿で覆って夜露から守る
「菊の被(き)せ綿(わた)」という風習がありました。
翌日菊から外された綿で、顔や手をぬぐえば、永遠の若さが保てると言われ、
特に女性たち大人気だったようです。
(『和ごよみで楽しむ四季暮らし』岩崎眞美子 学研プラス 2009年)
 『源氏物語』の作者である紫式部の日記では、
この日、式部が仕える藤原道長の北の方(正妻)から
この菊の綿が贈られたというエピソードが伝えられています。
「これであなたも若返って老いを脱ぎ捨てなさい」という正妻からの贈り物に、
式部は

菊の露 若(わか)ゆばかりに 袖触れて 花のあるじに千代(ちよ)は譲(ゆず)らむ
(菊の露にわたしはほんのちょっと若返る程度に触れることにして、
 この花の持主であるあなたさまにお返しして千年の長寿をお祈りします)

という和歌を贈ろうとしたけれどすでに北の方からのお使いは
帰ったあとだったという話です。
一見、相手を立てているようで
「老いをぬぐう菊の綿は、わたしなんかよりあなたのほうが
 ずっと必要なんじゃないですか?」
という見えない女の戦いが感じられてとても面白いですね。
(『和ごよみで楽しむ四季暮らし』岩崎眞美子 学研プラス 2009年)
 とはいえ、実際に菊が美容や健康に優れた効能を持つのは事実です。
東洋では漢方薬として重用され、西洋のアロマテラピーでも
キク科の植物の多くが重要なハーブとして用いられています。
飲めばリラックス効果があり、つければ美肌効果もある、
ポピュラーなハーブ「カモミール(かみつれ)」もまたキク科の植物です。
旧暦9月の長い夜は、菊の香りでリラックスしたいですね。
(『和ごよみで楽しむ四季暮らし』岩崎眞美子 学研プラス 2009年)

本には「菊エキスで手作り化粧水」の作り方が載っています(^_-)

なお旧暦の9月9日は、10月17日でした。
日本の野生バラ
日本の野生バラには、5月ごろ白い小さな花が群がって咲くノイバラの他、
富士箱根地方に固有で葉が山椒の葉に似ており、
とても美しい花が咲くサンショウバラ、
八重山諸島に自生するヤエヤマノイバラ、
北方の海岸に自生するハナナスなど、多彩な顔ぶれがあります。
朝刊に「(耕論)くすぶるサマータイム」が載っていて
遠藤利明氏(東京五輪・パラリンピック組織委員会会長代行)、
堺屋太一氏、本間研一氏(北海道大学名誉教授)が意見を述べておられました。
その中でも本間研一さんの話に共感しました。
そこには、

サマータイムで心筋梗塞の発生率が上がることを理由に、
ロシアはサマータイムをやめ、欧米でも廃止の声が高まっています。
心筋梗塞は朝方に起こりやすく、
まだ体が起きる状態にない時に無理に起床すると、
心臓に負担がかかり、起こると考えられています。
サマータイムになれば、心筋梗塞の発症率が増えると予測されます。


たしか、ジョギングの神様(教祖)と言われたジム・フィックス
ご自身が提唱した朝のジョギングをしていて
1984年に心筋梗塞で突然死(享年52歳)したことを覚えています。
20年ほど前に出版された本ですが、
森田正光さんの考えを転記したいと思います。
サマータイムってなに?
 夏が近づくたびに浮上するのがサマータイム導入論。
夏季に標準時を繰り上げて、アフター5の明るい時間を有効利用、
「省エネ」「ゆとりの創出」を推進しようというものである。
 1994年時点で世界73カ国がこの制度を採用しており、
特にイギリスでは1916年以来続いている。
 そういうアナウンスメント効果もあって、サマータイムに関する世論調査を見ると、
1980年には42パーセントだった賛成派は96年には47パーセントになっている。
しかし、私はこの傾向に強い疑問をもつ。
 サマータイムに賛成票を投じた人々の大半は、サマータイムの経験のない人である。
サマータイムが実施されたときの生活が想像できないのだろう。
(『お天気キャスター森田さんの天気予報がおもしろくなる108の話
                     森田正光 PHP 1997年)
 かつて、1948~52年まで、日本でも進駐軍の肝いりで、
サマータイムが実施されたことがある。
このとき、巷(ちまた)では睡眠不足の人が続出し、
しかも朝鮮戦争の特需の時期でもあったので、
残業疲れが国民の中に蔓延(まんえん)した。
したがって、不満の声が広がり、
日本でのサマータイムの試みは失敗に終わったのだった。
 サマータイムの始まりは、1916年のイギリスである。
北欧は高緯度にあるので、冬季と夏季の昼間時間に大きな差がある。
だから日照時間をより有効に利用しようというは合理的な考えであり、
ヨーロッパ全体に広がった。
 しかし、日本は違う。
ヨーロッパの夏は日本の5月くらいの陽気だが、
日本の夏はほとんど熱帯の夏である。
しかも湿度が高く、毎日のように寝苦しい熱帯夜になる。
このような気候帯で、ヨーロッパで作られたサマータイム制が
根づくとはとても思えない。
実際、熱帯の国々でサマータイムを実施しているのはアフリカのコンゴぐらいである。
コンゴにしても内陸にある国なので、高温であっても多湿ではない。
(『お天気キャスター森田さんの天気予報がおもしろくなる108の話
                       森田正光 PHP 1997年)
 つまり、高温多湿の国ではサマータイムによるメリットよりも、
弊害のほうが大きいと思われるのである。
しかも日本では、これまでの労働慣行からいっても、
残業が増えるだけだということになりかねない。
 第一、大都市では通勤時間が長く、
現在ですら、多くの人に5時、6時の早起きが常態化している。
これが1時間早まると、4時、5時に起きねばならず、
そのうえ満員電車に揺られるとなると、耐えがたい負担になると思う。
 いずれにしろゆとりを創出し、余暇を充実させるには
労働時間を短縮すべきであって、
時計の針をいじくっても解決にはならない。
(『お天気キャスター森田さんの天気予報がおもしろくなる108の話
                     森田正光 PHP 1997年)
サマータイムの話は終ったと思ったのですが、遠藤利明氏が
今後の日本全体の暑さへの対策も考えなくてはいけない。
その一つとしてサマータイム導入を検討する価値はあると思います。
2020年の東京大会が、そのきっかけになればいいと思っています。

と語っているので、火種は残っているようです。
午後から歯科でマウスピースの調整と歯周病予防でした。
左下の歯が物を噛もうとしたら痛みがあるので診てもらいました。
少し歯が高くなっているのようなので削ってもらいました。
すると痛みを感じなくなりました。
現在、車検で代車を運転しています。
運転席に「こちらの車は禁煙車です」とのシールが貼ってあります。
車内で煙草を吸うと臭いが残ります。
松井知事 公用車内喫煙は続ける
前にも書いたのですが、知事はご自身がニコチン中毒だという自覚がないのでしょうね…
だから「禁煙はしない。今後もマナーを守って喫煙したい」と答弁されていますが、
運転手が受動喫煙になるということの認識がないようです。
ニコチン中毒などの依存症への認識が甘いので
カジノ誘致でギャンブル依存症が増えるということへの危機感も薄いのだと思います。
ギャンブル等依存症でお困りの皆様へ

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