2016年3月30日水曜日
2016年3月29日火曜日
2016年3月28日月曜日
2016年3月27日日曜日
2016年3月26日土曜日
2016年3月25日金曜日
2016年3月23日水曜日
2016年3月22日火曜日
日射しは暖かいけど…
巻第八(春の雑歌)1432 大伴坂上郎女(おほとものさかのうへのいらつめ)
我が背子(せこ)が見らむ佐保道(さほぢ)の青柳(あをやぎ)を
手折(たを)りてだにも見むよしもがも
あなたが見ているだろう佐保道の青柳を,
手折ってなりとも見ることができたらなあ。
我が背子(せこ)が見らむ佐保道(さほぢ)の青柳(あをやぎ)を
手折(たを)りてだにも見むよしもがも
あなたが見ているだろう佐保道の青柳を,
手折ってなりとも見ることができたらなあ。
2016年3月21日月曜日
花冷えというよりも…
この桃は園芸種で実は食べられませんが(*^ー゜)
巻第七(譬喩歌) 1358
はしきやし我家(わぎへ)の毛桃(けもも)本(もと)繁み花のみ咲きて成らざらめやまも
かわいい我が家の毛桃は枝が茂っているから,花だけ咲いて実らないことなどあるものか。
▽「毛桃」は,桃の実の表面に薄く毛が生えている野桃の一種。
「本繁み」は,根元近くから出た小枝が多いこと。
桃が実るのは結婚できることの譬え。
(『万葉集(二)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2013年)
巻第七(譬喩歌) 1358
はしきやし我家(わぎへ)の毛桃(けもも)本(もと)繁み花のみ咲きて成らざらめやまも
かわいい我が家の毛桃は枝が茂っているから,花だけ咲いて実らないことなどあるものか。
▽「毛桃」は,桃の実の表面に薄く毛が生えている野桃の一種。
「本繁み」は,根元近くから出た小枝が多いこと。
桃が実るのは結婚できることの譬え。
(『万葉集(二)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2013年)
2016年3月20日日曜日
2016年3月19日土曜日
2016年3月18日金曜日
2016年3月17日木曜日
2016年3月16日水曜日
2016年3月15日火曜日
ひたすら忍耐の季節ですが,鳥たちは…
ハシボソガラスもハシブトガラスも,春になると子育てを始めます。
公園の樹木あるいは街路樹のうち10~20メートルくらいの高さのある樹木の,
中ほどより高いところに巣をつくります。
巣は,木の枝で編んでつくられています。
町の中のカラスは枝の代わりにハンガーなどの人工物も用います。
それだけでは硬いので,内側には,ふんわり素材が使われています。
藁のような植物質,どこから拾ってくるのか,ビニールテープや綿も使います。
公園の樹木あるいは街路樹のうち10~20メートルくらいの高さのある樹木の,
中ほどより高いところに巣をつくります。
巣は,木の枝で編んでつくられています。
町の中のカラスは枝の代わりにハンガーなどの人工物も用います。
それだけでは硬いので,内側には,ふんわり素材が使われています。
藁のような植物質,どこから拾ってくるのか,ビニールテープや綿も使います。
2016年3月13日日曜日
寒いと思っても…
冷たい水を鳥が泳いでも寒くないわけを
『鳥の雑学がよ~くわかる本』(柴田佳秀 秀和システム 2006年)より一部転記します。
タンチョウやコウテイペンギンに限らず,鳥の脚の付け根には,脛足根血管網(けいそくこんけっかんもう)と呼ばれる部分があり,ここで熱交換を行うため,冷たい雪の上でも素足で平気なのです。
では,どんな仕組みになっているのでしょうか。
脛足根血管網は,動脈と静脈が網の目のように細かく枝分かれし,動脈と静脈がくっついて対抗して流れるようになっています。
そのため,体から流れてきた温かい動脈血は,脚先の冷たい静脈血によって冷やされて,冷たい血液となって脚先に流れていきます。
反対に脚先からの静脈血は,温かい動脈血によって温められて温度が上がり,体へ流れていきます。
要するに血液が脛足根血管網を通ることで,脚先には冷たい血液が行き,体には温かい血液が流れるようになっているのです。
脚が寒いというのは,体温が奪われるから寒いのであって,脚の温度が外気に近ければ寒くはありません。
実際に低温時のセグロカモメの脚の温度分布を調べた実験では,脚の付け根の温度が32℃であったのに,脚先では0~5℃にまで冷たくなっていたそうです。
鳥は,脛足根血管網があるために,脚から体温が奪われることなく,厳寒の地でも常に体温を一定に保つことができるのです。
『鳥の雑学がよ~くわかる本』(柴田佳秀 秀和システム 2006年)より一部転記します。
タンチョウやコウテイペンギンに限らず,鳥の脚の付け根には,脛足根血管網(けいそくこんけっかんもう)と呼ばれる部分があり,ここで熱交換を行うため,冷たい雪の上でも素足で平気なのです。
では,どんな仕組みになっているのでしょうか。
脛足根血管網は,動脈と静脈が網の目のように細かく枝分かれし,動脈と静脈がくっついて対抗して流れるようになっています。
そのため,体から流れてきた温かい動脈血は,脚先の冷たい静脈血によって冷やされて,冷たい血液となって脚先に流れていきます。
反対に脚先からの静脈血は,温かい動脈血によって温められて温度が上がり,体へ流れていきます。
要するに血液が脛足根血管網を通ることで,脚先には冷たい血液が行き,体には温かい血液が流れるようになっているのです。
脚が寒いというのは,体温が奪われるから寒いのであって,脚の温度が外気に近ければ寒くはありません。
実際に低温時のセグロカモメの脚の温度分布を調べた実験では,脚の付け根の温度が32℃であったのに,脚先では0~5℃にまで冷たくなっていたそうです。
鳥は,脛足根血管網があるために,脚から体温が奪われることなく,厳寒の地でも常に体温を一定に保つことができるのです。
2016年3月12日土曜日
2016年3月11日金曜日
2016年3月10日木曜日
2016年3月8日火曜日
2016年3月7日月曜日
2016年3月5日土曜日
啓蟄
【ナズナ】Capsella bursa-pastoris
「七草なずな」と云われるように,この七草の右代表がナズナである。
葉をつまんでにおいを嗅ぐと特有のな香りがする。
七草粥独特の香り,このナズナの香りと云ってもよい。
大昔,今日のように多種の野菜がなかった時代,
このナズナは,恰好の葉菜として食べられていたらしい。
青物の少ない冬の間,深い切れ込みのある若緑の葉は,何か食欲をそそられる。
私も,戦中から戦後へかけての食糧難時代に,
ナズナを採ってきては,ひたし物として食べた想い出がある。
特有な香りと歯触りは,栽培物の葉菜にはない,自然の恵みの味わいがする。
三寒四温となり,春霞が靄(もや)る頃になると,株元から薹立(とうだ)ちして,
白いごく小さな花を,小帽子をかぶせたようにして密集して咲かせる。
よく見れば,花びらは四枚,アブラナ科植物特有の十字形花だ。
雑草の花と見過ごされやすいが,春の野辺に寝転んで,
まわりに咲くナズナの花を見ていると,ああ,春がやってきたナ,との感が深い。
ナズナの語源には幾つかの説があるようだ。
愛すべき菜,ということから,撫菜(なでな)から由来するとも,
密生するところから,馴染む菜がナズナに転化したとも云われる。
実際に,その若緑の葉は撫でたくなるし,密集して生えている様は,
お互いに馴染み合って生えているようにも見える。
どちらの説にも軍配を挙げたくなる。
「七草なずな」と云われるように,この七草の右代表がナズナである。
葉をつまんでにおいを嗅ぐと特有のな香りがする。
七草粥独特の香り,このナズナの香りと云ってもよい。
大昔,今日のように多種の野菜がなかった時代,
このナズナは,恰好の葉菜として食べられていたらしい。
青物の少ない冬の間,深い切れ込みのある若緑の葉は,何か食欲をそそられる。
私も,戦中から戦後へかけての食糧難時代に,
ナズナを採ってきては,ひたし物として食べた想い出がある。
特有な香りと歯触りは,栽培物の葉菜にはない,自然の恵みの味わいがする。
三寒四温となり,春霞が靄(もや)る頃になると,株元から薹立(とうだ)ちして,
白いごく小さな花を,小帽子をかぶせたようにして密集して咲かせる。
よく見れば,花びらは四枚,アブラナ科植物特有の十字形花だ。
雑草の花と見過ごされやすいが,春の野辺に寝転んで,
まわりに咲くナズナの花を見ていると,ああ,春がやってきたナ,との感が深い。
ナズナの語源には幾つかの説があるようだ。
愛すべき菜,ということから,撫菜(なでな)から由来するとも,
密生するところから,馴染む菜がナズナに転化したとも云われる。
実際に,その若緑の葉は撫でたくなるし,密集して生えている様は,
お互いに馴染み合って生えているようにも見える。
どちらの説にも軍配を挙げたくなる。
(『柳宗民の雑草ノオト』毎日新聞社 2002年)
2016年3月4日金曜日
春本番の陽気…
自花受粉するオオイヌノフグリ
オオイヌノフグリは一度咲いた花は数日しかもちません。
もしその日のうちに昆虫が訪れてくれなければ受粉できないわけです。
そこで,オオイヌノフグリは実をつけるためにひとつの裏技を持っていて,
花を夕方閉じるとき,自分で花粉を自分の雌しべにつけてしまうのです。
こうすることで,必ず花粉ができ,種子をつくることができるのです。
これはもう反則ではないかとも思うのですが,
意外にもこのように自分の花粉で種子をつくってしまうものは他にもあります。
子孫を残すためにはあの手この手を使うものなのです。
(『花のおもしろフィールド図鑑(春)』ピッキオ編著 実業之日本社 2001年)
オオイヌノフグリは一度咲いた花は数日しかもちません。
もしその日のうちに昆虫が訪れてくれなければ受粉できないわけです。
そこで,オオイヌノフグリは実をつけるためにひとつの裏技を持っていて,
花を夕方閉じるとき,自分で花粉を自分の雌しべにつけてしまうのです。
こうすることで,必ず花粉ができ,種子をつくることができるのです。
これはもう反則ではないかとも思うのですが,
意外にもこのように自分の花粉で種子をつくってしまうものは他にもあります。
子孫を残すためにはあの手この手を使うものなのです。
(『花のおもしろフィールド図鑑(春)』ピッキオ編著 実業之日本社 2001年)
2016年3月3日木曜日
2016年3月2日水曜日
2016年3月1日火曜日
3月スタートなんだけど…
リハビリ散歩中には雪は降っていませんでしたが('-'*)
巻第十(春の雑歌) 1834
梅の花咲き散り過ぎぬしかすがに白雪(しらゆき)庭に降りしきりつつ
梅の花は咲いて散ってしまった。
それなのに,白雪が庭に盛んに降っている。
(『万葉集(三)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2014年 )
巻第十(春の雑歌) 1834
梅の花咲き散り過ぎぬしかすがに白雪(しらゆき)庭に降りしきりつつ
梅の花は咲いて散ってしまった。
それなのに,白雪が庭に盛んに降っている。
(『万葉集(三)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2014年 )
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