2022年1月5日水曜日

診察日

朝、循環器科の診察。
予約時間よりも早く診てもらえた(^^)v
先週の血液検査の結果を見ると数値が悪くなっている(-_-;)

帰りに書店に寄ると気になっていた本があった(^^)v
9月の100分de名著「群衆心理 ル・ボン」で竹田砂鉄さんが解説してくださった『群衆心理
ネットで何度か注文したけどそのたびに「品切れ」だった。

上白石萌音さんの『いろいろ
以前から表現力がすごいなぁと思っていたけど
朝日新聞「折々のことば」で鷲田清一さんが3回も取り上げていた(1回は朝ドラの台詞)。

2021年12月25日

 甘うておいしいお菓子を、こうぇえ顔して食べる人はおらんでしょう。
 (和菓子屋の娘、安子)

2021年12月29日

 わたしは雨が降るたびに、「笑っちゃうような雨」とか「心ばかりの雨」とか、密(ひそ)かに命名してニヤニヤしている。

 随筆一つ一つの表題が、「踊る」から「終わる」まで動詞で書かれた、俳優の『いろいろ』から。
動詞は人や物事が動きだす様を表す。
何かが動くと、それに接しているものも必ず動く。
そう、世界が震える。
だから雨だって鬱陶(うっとう)しいとばかり思っていないで、言葉で揺さぶったらいい。
独りでいても世界はぐっと賑(にぎ)やかな顔つきになる。

2021年12月30日

 役から何かしらの影響を受けているから、わたしのなかにはこれまで出会った役のかけらがたくさん転がっていることになる。

 「たくさんの人生を抱えて」ゆくのだと俳優は言う。
なるほど裏の裏までないと務まらないな。
他方でこうも言う。
芝居は人前で感情をむき出しにするのだから尋常ではない。
照れはその時邪魔になるが、でも忘れずにいたいと。
人としての当たり前だけでなく、自らの演技への距離感も失(な)くしたくないからか。
随筆集『いろいろ』から。