2022年1月21日金曜日

氷がはって

公園の蓮田全体に氷がはっていました。
青空が見えていましたが、風が冷たくて指先が痛くなるほど…
午後から雪も降り出した。
しばらくは、厳しい寒さが続くようです。
シジュウカラが落ち葉を一生懸命にひっくり返して朝ご飯(カメムシ?)を見つけていましたp(^^)q
カラスもぼろぼろに崩れている切株の中に潜んでいた幼虫を見つけていました。
よく発見できたなと思うのが

「アイヌ神謡集」著者 知里幸恵の生家跡か 登別で見つかる〟(北海道NHK 1月19日)

知里幸恵 銀のしずく記念館の松本徹さんは
「どこに生家があるのかは長年の懸案でした。没後100年で見つかったのは、すごくタイミングがよいと思います」


アイヌ神謡集』より知里幸惠の「」を転記します( ..)φ
  序     

 その昔この広い北海道は、私たちの先祖の自由の天地でありました。
天真爛漫な稚児の様に、美しい大自然に抱擁されてのんびりと楽しく生活していた彼等は、真に自然の寵児、なんという幸福な人だちであったでしょう。
(『アイヌ神謡集』知里幸惠 岩波文庫 1978年)
 冬の陸には林野をおおう深雪を蹴って、天地を凍らす寒気を物ともせず山又山をふみ越えて熊を狩り、夏の海には涼風泳ぐみどりの波、白い鷗の歌を友に木の葉の様な小舟を浮かべてひねもす魚を漁り、花咲く春は軟らかな陽の光を浴びて、永久に囀(さえず)る小鳥と共に歌い暮して蕗(ふき)とり蓬(よもぎ)摘み、紅葉の秋は野分に穂揃うすすきをわけて、宵まで鮭とる篝(かがり)も消え、谷間の友呼ぶ鹿の音を外に、円(まど)かな月に夢を結ぶ。
嗚呼なんという楽しい生活でしょう。
平和の境、それも今は昔、夢は破れて幾十年、この地は急速な変転をなし、山野は村に、村は町にと次第々々に開けてゆく。
  太古ながらの自然の姿も何時の間にか影薄れて、野辺に山辺に嬉々として暮していた多くの民の行方も亦いずこ。
僅かに残る私たち同族は、進みゆく世のさまにただ驚きの眼をみはるばかり。
しかもその眼からは一挙一動宗教的感念に支配されていた昔の人の美しい魂の輝きは失われて、不安に充ち不平に燃え、鈍りくらんで行手も見わかず、よその御慈悲にすがらねばならぬ、あさましい姿、おお亡びゆくもの……それは今の私たちの名、なんという悲しい名前を私たちは持っているのでしょう。
 その昔、幸福な私たちの先祖は、自分のこの郷土が末にこうした惨めなありさまに変ろうなどとは、露ほども想像し得なかったのでありましょう。
 時は絶えず流れる、世は限りなく進展してゆく。
激しい競争場裡に敗残の醜をさらしている今の私たちの中からも、いつかは、二人三人でも強いものが出て来たら、進みゆく世と歩をならべる日も、やがて来ましょう。
それはほんとうに私たちの切なる望み、明暮(あけくれ)祈っている事で御座います。
 けれど……愛する私たちの先祖が起伏す日頃互いに意を通ずる為に用いた多くの言語、言い古し、残し伝えた多くの美しい言葉、それらのものみんな果敢なく、亡びゆく弱きものと共に消失させてしまうのでしょうか。
おおそれはあまりにいたましい名残惜しい事で御座います。
 アイヌに生れアイヌ語の中に生いたった私は、雨の宵、雪の夜、暇ある毎に打集って私たちの先祖が語り興じたいろいろな物語の中極く小さい話の一つ二つを拙い筆に書連ねました。
 私たちを知って下さる多くの方に読んでいただく事が出来ますならば、私は、私たちの同族祖先と共にほんとうに無限の喜び、無上の幸福に存じます。
    大正十一年三月一日
              知里幸惠

(『アイヌ神謡集』知里幸惠 岩波文庫 1978年)

知里幸恵 銀のしずく記念館」の「知里幸恵をあなたの国の言葉で!」には、
簡体字・SIMPLIFIED CHINESE」もあるのですが、中国で翻訳出版されているのでしょうか?
少数民族への弾圧を見ていると『アイヌ神謡集』の出版は無理だと思う。
中国のウイグル族弾圧は「地獄のような光景」=アムネスティ報告〟(BBC NEWS 2021年6月11日)

一方、嫌中・嫌韓の人々は、かつて日本が沖縄、アイヌ、韓国や台湾などの人々から
母語を奪い日本語を強制していたことを無視する。
今朝の父の一枚です(^^)v
母が楽しみにしていた河津さくら。
今年は、花見を心おきなくできるだろうか…
父のワクチン接種が2月に予約できました。

5歳~11歳の子ども対象 ワクチン接種 厚労省が正式承認」(NHK)

子どもへのワクチン接種 対象を5歳以上に拡大 承認方針を決定」(NHK 1月20日)

ワクチン接種の情報が少ない」とあります。
悩まられるだろうな!
ご自身の副反応がきつかった方は特に不安だと思う。
ネットの情報を鵜呑みすることなく、かかりつけの小児科医などに相談できればいいのだけど。