2017年2月28日火曜日

ラブソングだったのだ(*^ー゜)

巻第四 788 
  大伴宿禰家持、藤原朝臣久須麻呂(ふぢはらのあそみくずまろ)に報(こた)へ贈る歌
うら若み 花咲きかたき 梅を植ゑて 人の言繁(ことしげ)み 思ひぞ我がする

まだうら若くてなかなか花の咲かない梅を植えて、
その梅のことを何度も尋ねてよこす人の便りを見るにつけ、気が気ではありません。
(『萬葉集(一)』)
モズ♂に出会ったけど忙しそうでした。
しばらく歩くとなんか甘い声が聞こえて来た。
最近、よく聞こえるので見上げると
オスがメスに求愛をしているようです(o^^o)
一生懸命プロポーズしていましたp(^-^)q
「しっかりと子育てを手伝ってくれるの?」なんて(^^ )

「うん!うん!」とキラキラした目で見つめているような(^^ )

モズの鳴きまね」(動画)
のんびり日向ぼっこをしていたヒヨドリ
サンシュユの黄色い花が開き出しました♪
花は「ハルコガネバナ(春黄金花)」の別名があります。
蓑虫(みのむし)を柴刈をする虫かとてあさましがりしわが少女(をとめ)の日
(『与謝野晶子歌集』)
ツバキの花は多量の蜜を分泌するので、メジロがよく吸いにきて受粉する。
いわゆる鳥媒花の好例である。
日本では鳥媒花の例は少ない。

(『四季の博物誌』荒垣秀雄編/朝日文庫1988年)
眠り様(やう)(さぎ)ニ習(ならは)ん冬篭(ごも)
(『古典俳文学大系15 一茶集』
丸山一彦 小林計一郎校注者 集英社 昭和45年)

と一茶は詠んでいますが(^_-)


メジロも忙しそうでしたp(^-^)q
今日で2月も終わり…
2月は「ニゲル(逃げる)」とよく言ったものです(@@;)
モズにとって忙しい時期が到来したのかな(^_-)

◇ ◇ ◇ ◇  ◇ ◇ ◇ ◇

朝の出来事、父が味噌汁を温めた火を消し忘れたのに気がついて嘆いていました。
落ち込んでいる父の姿を見ていると母の悲しみを思いました。
というのも母が何度かコンロの火を消し忘れることがありました。
周りの人間よりも本人が一番落ち込んでしまっているのに
母には、注意をしてもいたわりの言葉をかけてあげていなかったな…
母の気持ちを思うと心が痛みました。 

午後から母の見舞いに行きました。
(父はケースワーカーとの打ち合わせで家に残っていました)
今日は、昼食を言語療法士のAさんが指導されているのを見せていただきました。
(面会時間は2時からですが、事前に許可を得ていました)
姪も母を見舞いたいと一緒に来てくれました。
Kazeは、談話室で荷物番(^^ゞ
1時近くになったので心臓リハビリのためにリハビリ室に行きました。
妹と姪はバスで帰りました。
心臓リハビリのメニューはセラバンドで筋トレの後、トレッドミルで30分間の歩行
歩行距離は2.4km。消費カロリーは142kcalでした(^0^;)

トレッドミルでの訓練をしているときに理学療法士のYさんに母の様子をお聞きしました。
今朝の母は36度台に熱も下がっていたようです(^_^)b
リハビリ終了後、母を見舞いに行き「リハビリしてきたよ」と声をかけると
「気をつけて帰りや」と声をかけてくれて、バイバイと手を振ってくれました。

2017年2月27日月曜日

機種変更

午前中父のお供で銀行へ
母が退院した時のために父の定額貯金を解約しました。
父はその後、M医院へ行って
介護ベッドやリーホームを扱っている業者さんを
紹介してもらえるようにお願いしていました。
これは6年間使っていたガラ携です。
ディスプレーに斜めにヒビが入っているのが分かりますか?
携帯の扱い方が乱暴でよく落したりしますσ(^◇^;)
ですからスマホだとすぐに壊してしまう可能性が大です。
そのためなかなか機種変更をすることが出来ませんでした。
それがなんと6年ぶりにニューモデルが出ました。
(メーカーはC社からK社に替わっていますが)

機能としてはσ(^_^;には猫に小判ですが…
6年前と変わったなと思ったのは
アドレス帳などのインストールをしてくれなくなった…
お聞きすると個人情報保護法の関係だとか…
ある街角でハクセキレイと野良猫ちゃんの対面を目撃
ハクセキレイはいつでも飛べるというので
大胆に動き回っていました(*´∀`*)

午後からは母を見舞うと熱は下がっていたので一安心です。
母の夕食を見てから帰っていると遅くなり
父が疲れている様子に妹が心配していたので
夕食前に病院を出ました。

2017年2月26日日曜日

歩いているとポカポカしてきました(o^^o)

まるで泣いているピエロのような切り株は、ギンドロを伐採した跡です。
大きな木だったのですが、伐採した理由が分かりました。
こんなに虫の被害を受けていたのですね…
椿の花もヒヨドリの被害を受けているみたいです…
鶺鴒のとゞまり難く走りけり 高浜虚子
(『図説俳句大歳時記 秋』角川書店 昭和39年)
 巻第二十 4512
池水(いけみづ)に影さへ見えて咲きにほふあしびの花を袖に扱入(こき)れな
  右の一首は、右中弁大伴宿祢家持(うちうべんおほとものすくねやかもち)。

池の水に影まで美しく映して咲いている馬酔木の花を、こき取って袖に入れよう。
▽「こきれな」は「こきいれな」の約。
馬酔木は、大豆ほどの大きさなの花が連なって咲くので、
まさに「こく」、こそげ落すと言うにふさわしい。
(『万葉集(五)』)

これまで群れで行動しいていたけど今日のエナガは二羽だけでした。

タネツケバナアブラナ科
 巻上 春
(たれ)か言(い)つし 春の色の東(ひんがし)より到(いた)ると 
  露暖(あたた)かにして南枝(なんし)に花始めて開く  菅三品(くわんさんぽん)

[現代語訳]
いったいだれが言ったのですか、春の景色は東からやってくるなどと、
大庾嶺(たいゆうれい)の万株の梅を見ると、
南側の枝は日当たりがよく露も暖かで、花はこちらから開き始めます。
とすると、春は南から来るのではないかしら。
[語釈]
○大庾 五嶺(広州の北につらなる五つの山峰)の一つ、梅嶺ともいう。
唐の張九齢(ちょうきゆうれい)がこの山に道を開き、梅を植えた。
(『和漢朗詠集』)
ジョウビタキ♀に会えました(o^^o)

おもに冬鳥として北の地方から10月中下旬に渡来し、
農耕地、林縁、低木のある芝生、庭園、川原等、比較的開けた場所にすむ。
冬の間はおすもめすも1羽ずつ、なわばりをもって生活する。

木の実や草の実も食べるが、低い枝、くい、石等にとまって地上の昆虫やミミズを探し、
見つけると地上に下りて食べることも多い。

(『自然観察シリーズ[20]<生態編>バードウォッチング』
           高野伸二 小学館 昭和58年)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

夕方母を見舞うと熱っぽかったです。
看護師さんにお聞きすると38度を越えているようです。
それでも反応がはっきりしているので様子を見ているとのこと。
腰も痛そうにしていて夕食を妹が食べさせましたが
やはり少しだけ食べてくれただけでした。
妹はやり方が悪いのかなと落ち込んでいましたが
Kazeも養護学校に勤務していた時
食事介助をしましたが難しいです。
妹に今の母の状態では、あまり食べてくれないと思うから
自分を責めないようにと声をかけました。
退院して家に帰ったら、食べてくれるようになると思います。

2017年2月25日土曜日

信頼できる先生(o^^o)

ジョウビタキ♀
ほとんどが夜間に渡ってくると思われるが、
昼間、海上を渡っているのを船上から見たことがある。
ゆっくりと船を追い越していき、時速30kmぐらいと思われた。
海面から約2mの高さの懸命な飛翔であった。

(『鳥のおもしろ私生活』)
春日山杉の木かげにわが涙さそひて白く咲く馬酔木かな  尾上紫舟
(『岩波現代短歌辞典』)
 歩いてゐるうちに、ふと梅の香が鼻をうった、
そしてそれがまた私をさびしい追憶に誘ふた――。

  梅が香もおもひでのさびしさに

(『山頭火著作集Ⅰ あの山越えて』大山澄太編/潮文社 昭和47年)
オオイヌノフグリ(Veronica persica)
春には遠い枯野原。
その片隅の日だまりで、青い瞳が空を仰いでいる。
故郷のペルシャからヨーロッパを経て、姫君は明治時代の日本に渡ってきた。
いまでは都市近郊を中心に日本全国に広がり、すっかり早春の風物詩となっている。
学名のベロニカは聖女の名。

(『野に咲く花の生態図鑑』)


 メジロは室町時代から〝めじろ〟の名で知られている。
江戸時代前期の「大和本草」に
「繡眼児(めじろ)、今案ズルニ目白の目ぶち縫(かが)るがごとし、故(ニ)繡眼と名づく、
其羽色青褐色青ばとの色に似たり 是もわたり鳥也 群れをなす 枝上にて同類と押合ふ」とでている。

(『図説 日本鳥名由来辞典』)
メジロは移動はしますが渡り鳥ではありません(^_-)…)
ウグイス〔鶯〕スズメ目・シタキ科
 〝ハルツゲドリ(春告鳥)〟ともいわれているように、
春の訪れを美しい声で知らせてくれる鳥である。
 その鳴き声は〝ホーホケキョッ(法法華経)〟と聞き做されたりしているが、
春夏には〝ケキョケキョケキョ〟という谷渡り、秋冬には〝チャッチャッ〟という笹鳴きなど、
季節の実感を私たちに知らせてくれる。
 〝ホーホケキョッ〟のさえずりも、よく聞いてみると、
〝上音,中音,下音〟の三つのレベルの声をもっていることがわかる。
谷渡りは、自分のなわばりに害敵が侵入した時に発するものであるとか、
美声を聞いて、その内に秘めるものまで想像するとか、別の楽しみもあろう。
 美声に反し、色彩は大変地味で、ちょうどすみ場所であるやぶの色のように灰緑色をしている。
そのため、目には触れにくいが、平地にやってくる冬から春には、
数少ないツバキやウメの花などに蜜を吸いにきたり、
庭先のフィーダーのジュースに訪れるなど、思いのほか目にすることができる。

(『都市のバードウォッチング・バイブル』千羽晋示・柳沢紀夫著 朝日出版 1981年)
Q.鳥の翼は飛ぶために,どのように適応していますか?

[回答]
翼は軽くつくられています。
翼の骨は中空で、重さを増すことなく翼に強度を与えています。
表面は曲面で、下面が凹面となっています。
骨と羽毛が前縁を組立てていて、翼の厚みは前縁から後縁へ向かってうすくなっています。
このことは翼が平板であることにくらべ、飛ぶための大きい効果を与えています。
 顕微鏡的な構造,小羽枝が弁のような働きをして、
空気が翼を通って流れるのをさえぎったり、許したりしています。
このことによって空気抵抗を調節します。

(『鳥についての300の質問』A&H・クリュックシァンク著
       青柳昌宏訳 講談社ブルバックス 昭和57年)

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

今日、母が喜んだ訪問者が二人(o^^o)
最初に姪が見舞いにきてくれました。

そして家庭医のM先生が母の様子を見に来てくださいました。
昨日、父が通院した時に母の様子を報告すると
見に行ってあげると仰ってくださった!(^^)!
M先生の言葉を聞いた時に
涙が出そうなくらい嬉しかったと話していました。

待ち合わせの時間に先生をお迎えに行って病院にお連れしました。
実は、M先生はKazeが養護学校(現・支援学校)に
勤務していた時の校医をしてくださっていました。
子どもたちに優しく接してくださっていたので
両親が長年通院しいてた病院が閉院したときに
ここの病院がいいよとすすめたのです。
信頼できるM先生が見舞いに来てくださったので母もニコッとしました(o^^o)

2017年2月24日金曜日

晴れたり曇ったり…

(た)が門(かど)ややみに匂ひの梅しろし
(『井月句集』)
カワラヒワ(アトリ科)
■14cm ●アジア東部 ●九州~本州(留鳥) 北海道(夏鳥)
◆ふつうは木の実や草の種子が主食だが、ひなには昆虫をあたえる。
開けた山林や平地、市街地にいる。
★キリキリコロコロビーンとさえずる。
・太いくちばし

(『ポケット版 学研の図鑑⑤ 鳥』2002年版)
モズ
あしび【馬酔木】
漢字の表記は、葉に毒があることに由来する。
古典では『万葉集』の、大伯皇女
(おおくのひめみこ)が弟の大津皇子を悼んだ挽歌、
磯の上(うへ)に生(お)ふるあしびを手折(たを)らめど見(み)すべき君がありといはなくに
が有名である。

『古今和歌集』以降ほとんど詠まれなくなり、近代になって万葉尊重の気運とともに、
早春を彩るつつましやかで清楚な花として再び歌人に注目されるようになった。

(『岩波現代短歌辞典』)
モズ♂
色香をば思ひもいれず梅の花つねならぬ世によそへてぞ見る
                  
華山院御製(くわざんゐんぎよせい)

[現代語訳]
梅の花は、色も香りもすばらしい花です。
けれど私は、それに心をとめたりはしません。
ただ、花の咲き散るありさまに、無常なこの世というものを引きくらべてみるのです。
(『和漢朗詠集』)
メジロの顔が黄色くなっています(^^ )

河津桜の花粉が顔についていました(^。^)

日本の田園は田畑と雑木林や屋敷林が肌理(きめ)こまかく入り乱れた状態で、
モズの住む場所としてはお誂えむきの場所であり、
それゆえにモズが昔から身近な鳥であったのだ。
このような方式で生活する鳥にとっては、仲間が近くにいて猟の邪魔をしては具合が悪い。
だからモズはめいめいなわばりを占有して仲間を排除することになる。
その必要性は獲物の乏しい冬にはとくに大きい。
モズは冬には雌雄別々に一羽ずつなわばりを占める。
そのなわばりを設定し、互いに所有を宣言しあうのが9月,10月であり、
あの秋の高鳴きがその宣言なのである。
                (浦本昌紀)

(『四季の博物誌』荒垣秀雄編/ 朝日文庫 1988年)
   ひとりきいてゐてきつつき

 思案にあまつて、山路をさまようて、聞くともなく、そして見るともなく、啄木鳥に出逢つたのであつた。
(『山頭火文庫 4巻 一草庵日記・随筆』)
コゲラの頭に赤いリボンが見えるので雄です。
手をあげし人にこぼるる四十雀  高浜虚子
(『図説俳句大歳時記 秋』角川書店 昭和39年)

◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

夕方、母の見舞いに行きました。
看護師さんの許可を得て
母の食事の介助をさせてもらいました。
退院後のことを考えると経験のない妹にも食事介助の練習をしてもらいました。
食べてくれていますが、栄養面を考えると不足しています。
毎日はできないと思いますが
母の気持ちを大切にしながら取り組みたいと思っています。