2018年6月1日金曜日

もう6月…(^_^;)

昨日の雨もあがり薄曇りでしたが、時おり強い日ざしが戻ってきました。

森駈けてきてほてりたるわが頬をうずめんとするに紫陽花くらし
(『寺山修司全歌集』沖積舎 昭和58年)
ピントを合わせることができなかったけど
空中で朝ご飯をもらっているみたいでした。
ツバメのヒナが巣や枝などに止まっている時に
食べ物をもらう姿は見かけるのですが
飛びながらもらっている姿は初めて見ました(°°)
道ばたに育つ オオバコの秘密」(動画)
(明治32年)
   (やまひ)
夕されば熱高まりぬ梨もがもかてほしからず牛の乳(ち)もいや
(『ちくま日本文学全集 正岡子規』)
ニワナナカマド(庭七竈 別名:チンシバイ 珍至梅・珍珠梅)
  別僧
ちるときの心やすさよ米嚢花(ケシノハナ)  越 人

○別僧―『旅寝論』に「越人路通に別る時の句と聞きぬ」とある。
(『芭蕉七部集』)
ツバメシジミ(シジミチョウ科)
名前はツバメのように尻尾(尾状突起)があることから。
リュウキュウフジウツギ(ゴマノハグサ科)
薔薇もゆるやかにしら玉ひびきしてゆらぐと覚ゆわが歌の胸
(『山川登美子歌集』)
蕺草(どくだみ)の匂ひたちゐる沢に下りひたすらに寂し陽を仰ぎゐる
(『宮柊二歌集』)
アオモンイトトンボのメスのようなのですが
ちょっと大きい気がするので(・・?
コフキトンボ(トンボ科)
泰山木鏡なす葉に咲かむとす  水原秋櫻子
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
アカメガシワ(雄花)
てんと虫一兵われの死なざりし  安住 敦(あずみあつし)

『古暦』(昭和29年)所収。
日野草城の新興俳句運動を経て久保田万太郎の門に入った。
庶民生活の哀歓を微細にとらえ、情をこめてうたう作風。
右は終戦時の作で代表作の一つとされる。
作者は米軍上陸にそなえ対戦車攻撃自爆隊の一員として房総で猛訓練を受けていた。
助かるはずのない命が助かった。
その言うに言われぬ思いを短い一句にこめる。
天道虫は作者の持つ銃の銃身に、ふと舞ってきてとまったのだと作者は後に書いている。
(『新編折々のうた』大岡信/朝日新聞社 1983年)
今朝の父の一枚です。
この写真を撮っていたときに後ろでカラスがうるさかったそうです。
公園の入り口の樹木に「カラスに注意」の貼り紙がありました。

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たまに、カラスに襲われたという話がありますが、
襲ったカラスは、まず間違いなくハシブトガラスです。
ハシブトガラスは、巣のそばを通った人や、巣のそばに長時間いる人に対して、
卵やヒナを守るために果敢に攻撃するのです。
対してハシボソガラスは、巣のそばに人が来ても、黙っています。
ハシブトガラスのほうが気性が荒くて短気なためなのか、
あるいはボソが賢くて、無駄な行動はしないためなのかはわかりませんけれど。
(『身近な鳥の生活図鑑』)