2018年6月22日金曜日

晴れたと思ったら…(^0^;)

今朝は、晴れたと思ったら風がなく一気に暑くなった…(^0^;)
大阪で真夏日 23日は雨に注意

はちす葉(ば)のにごりにそまぬこゝろもてなどかは露(つゆ)を珠(たま)とあざむく

〔現代語訳〕蓮は泥田に生えても泥に染まらない清らかな心を持っていながら、
どうして、その葉におく露を真珠ででもあるかのように人をだますのでしょう。

(…略…)

〔参考〕『古今集』夏に「はちすの露を見てよめる 僧正遍昭(そうじやうへんぜう)
 はちす葉のにごりにしまぬこゝろもてなにかは露を玉とあざむく」として出。
『遍昭集』にも出。
(…略…)
(『和漢朗詠集』川口久雄訳注 講談社学術文庫 1982年)
合歓木(ねむ)の葉のねむる宵来てわがつまはかしぎの煙立てそめにけり  吉植庄亮

 「かしぎ」は飯を炊くこと。
ネムノキの葉が閉じる夕方、開墾小屋にやって来た妻が、飯を炊き出した。
その煙が葉と反対に咲きはじめた花群になびく。
開墾地の落ち着いた静かな夏の夕暮れの景を歌ったものである。
ネムノキは元来熱帯性の木で日本は北限に相当する。
別名コウカは漢名合歓に由来。
6から9メートルになるマメ科の落葉高木。
花は夜になっても咲いているが、桃色の花は、
斜めに伸びた枝の上に、線香花火のように優美に開いている。
(『あめつちの詩』草川 俊 日本経済評論社 昭和58年)
あぢさゑのしたばにすだく蛍をば四片(よひら)のかずのそふかとぞ見る

あじさいの下葉に集まっている蛍を、あじさいの四枚の花弁が増したのかと、ふと錯覚して見る。
(『藤原定家全歌集 上』 久保田淳校訂 ちくま学芸文庫 2017年)
ショウジョウトンボ(猩猩蜻蛉)

  猩々の舞圖
よく諷(うた)ひよくまふみれば思ふ事よになきのみや人に似ざらむ  香川景樹(かげき)

○猩々―中国の想像上の怪獣、人語を解し酒を好む。
▽猩猩が上手にうたい、巧みに舞うのを見ると、考えるということが少しもないだけで、あとは人に似ていないことはないですね。
(『近世和歌集 日本古典文学大系93』
    高木市之助・久松潜一校注 岩波書店 昭和41年) 
コシアキトンボが産卵していました。
ノカンゾウ(ワスレグサ科 ワスレグサ属)

隊列に何処(どこ)までついて行くならむ幼な児背負ひ小走(こばし)る妻は  武生文夫
(『昭和萬葉集 巻六 太平洋戦争の記録 16年12月8日~20年8月14日』
                          講談社 昭和54年)
歌を転記しながら目がかすみました。
池の面(も)に豊(ゆた)に映(うつ)れるさみどりのかすかに揺れて目高ら行きぬ
(『皇后陛下御歌集 瀬音』大東出版社 2007年)
花げしのふはつくやうな前齒哉  一茶

あてやかにもろいけしの花びら。
まさに「ふはつく」であるが、ぬけそうになっている前歯のあぶなかしい感じを、よくも季題と結びつけたもの。
(『蕪村集 一茶集 日本古典文学大系58』
     暉峻康隆 川島つゆ校注者/岩波書店 1959年)
ナミテントウ(二紋型)がアブラムシを退治していましたp(^-^)q
露草の花トルコ石撒いたよう  北島醇酔
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)
ネジバナ(ラン科)で一休みをしているのは
この時期綿毛をよく見かけるのはチガヤ(イネ科)だけど…
クマバチのメスは忙しそうに花粉を集めていました。
クマバチの体とその特徴」(動画)
キマダラセセリ(セセリチョウ科)が一休みしていました(^。^)
ベニシジミ(シジミチョウ科)の翅は傷んでいるけど、
それだけ頑張って生きてきたんだなと思いますp(^-^)q
今朝の父の一枚です。
子スズメ(上)と親スズメ(下)を撮していましたp(^-^)q
親スズメは撮している父を警戒していますね(^。^)