たこあげ
お母ちゃん
たこあげきょうそうするから見に来てね
病身の母が羽織をはおって
野っ原に気軽に立つだけで
ほかのたこよりも
勢いよく高く舞上がった
(『母 河野進詩集』聖恵授産所 1975年)
お母ちゃん
たこあげきょうそうするから見に来てね
病身の母が羽織をはおって
野っ原に気軽に立つだけで
ほかのたこよりも
勢いよく高く舞上がった
(『母 河野進詩集』聖恵授産所 1975年)
蛾にしたら可愛い顔をしているなと思ったけど,
検索しても分からない…
顔つきはカメムシの仲間だなと思って検索すると
顔つきはカメムシの仲間だなと思って検索すると
ベッコウハゴロモ(鼈甲羽衣)だと分かりました。
岩谷莫哀(いわやばくあい)
(『日本の詩歌29 短歌集』中央公論社 昭和45年)
しっかりしてきているなと思います(o^^o)
夢深き女に猫が背伸びせり
(『山頭火句集』)
ニホンカナヘビにとって石の上は熱すぎるようです…
すぐに木陰に隠れました(*´∀`*)
シジュウカラは思案中のようでした
「大きすぎるかな?硬すぎるかな?」(*^▽^*)
向日葵(ひまはり)の金(きん)の雨だれ終りしよ 秋元不死男(あきもとふじお)
(『日本の詩歌30』)
あいしてます
モンシロチョウやアゲハチョウは
羽ぱたぱたさせて風をつくり
その風にのせて 花たちに
あいしてます
あいしてます
と ささやいている
(『じぶんのための子守歌』)
火煙のまだ立ちのぼる家跡に六人(むたり)の子らの遺骸さがしぬ 溝口観二
(『昭和萬葉集 巻七(昭和20年~22年)』講談社 1979年)
みそはぎの花咲き散りぬ盆すぎてみ墓辺の道ひそかなるかも 村野次郎(むらのじろう)
(『日本の詩歌29 短歌集』中央公論社 昭和45年)
焼跡のどこにも生(お)ひて鴨頭草(つきくさ)の朝しばらくの花を咲くかも
筏井嘉一(いかだい かいち)
(『昭和萬葉集 巻七(昭和20年~22年)』講談社 1979年)
廃墟すぎて蜻蛉の群を眺めやる
(『定本原民喜全集Ⅲ』青土社1978年)
かまきりりゅうじ
おう なつだぜ
おれは げんきだぜ
あまり ちかよるな
おれの こころも かまも
どきどきするほど
ひかってるぜ
おう あついぜ
おれは がんばるぜ
もえる ひをあびて
かまを ふりかざす すがた
わくわくするほど
きまってるぜ
(『のはらうた』工藤直子/童話屋)
(『昭和萬葉集 巻六(昭和16年~20年)』講談社 1979年)
「奈良県大和高田市 大和木綿と静御前のまち」(動画)