メリケンムグラ
ベニシジミ
センニンソウ
浮葉巻葉此蓮(このれん)風情過(すぎ)たらん 山口素堂(やまぐちそどう)◇漢詩などで清潔な君子の風があるとされている蓮としては,
この葉の様子は風情がありすぎはしまいかという意。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学大系92』阿部喜三男・麻生磯次校注 岩波書店 昭和39年)
巻第二 114
但馬皇女(たぢまのひめみこ),高市皇子(たけちのみこ)の宮に在(いま)す時に,
穂積皇子(ほづみのみこ)を思(しの)ひて作らす歌一首
秋の田の 穂向(ほむ)きの寄れる 片寄(かたよ)りに 君に寄りなな 言痛(こちた)くありとも
秋の田の稲穂が一方に片寄っているその片寄りのように,
ただひたむきにあの方に寄り添いたいものだ。
どんなに人の噂がうるさくあろうとも。
高市皇子と同棲していて穂積皇子に一途に心を寄せる歌。
但馬皇女はのち穂積のもとに移ったか。
(『萬葉集(一)』青木生子他校注 新潮社 昭和51年)
ヤブミョウガ
巻第四 743わが恋は千引(ちびき)の石(いは)を七(なな)ばかり首に繫(か)けむも神のまにまに
わが恋こそ千人引きの岩を七つだって首にかけましょうよ。
神様の思召しのままに。
以上決意を語る。苦しさの比喩で,重さはない。千も七も多数。
神のまにまに(神之諸伏) 朝鮮の遊び柶(し)戯の四つの采が皆伏せると最強力で随意に駒を進めうることによる戯書。
(『万葉集(一)』中西進訳注 講談社文庫 1978年)
おれとしてにらみくらす蛙(かはづ)哉 一茶
○おれとして―おれと共に、あるいは、おれに対しての意。
○にらみくら―にらめっこ。
(『蕪村集 一茶集 日本古典文学大系58』暉峻康隆 川島つゆ校注者 岩波書店 1959年)
今日は,午前中,妹を歯科に送り迎えしたので12時ころにやって来ました。
それでも,あの猛暑の朝よりも歩きやすかったです(^_^)b
今日は「二百十日」で台風の害から農作物を神に祈る行事が各地にあります。
台風10号の被害が大きいですね…
マメ科の植物の中でも人相が悪いのはアレチヌスビトハギ同じくマメ科の樹木シダレエンジュ
ヒオウギ
河骨(かうほね)も踏むばかり蓼(たで)も踏むばかり(『花句集』中村汀女 求龍堂 昭和58年)
梁塵秘抄 巻第二
蓮(はちす)の花をば板と踏み 同じき茎をば杖(つゑ)とついて
これらに遊ばむ人はみな 霊山界会(りやうぜんかいゑ)の友とせん
蓮の花を板として踏み、同じ蓮の茎を頼りの杖としてつきながら歩むという,
こうした妙法蓮華(みょうほうれんげ)の世界に遊歴する修行者をば、一人もあまさず,
霊鷲山(りょうじゅうせん)での釈尊の説法の座の友としよう。
(『神楽歌 催馬楽 梁塵秘抄 閑吟集 日本古典文学全集25』臼田甚五郎・新間進一 校注・訳者 小学館 昭和51年)