2016年8月3日水曜日

ならんでならんで(^。^)

セミの亡骸が動いている…
 小さなアリたちが運んでいる。
まるで山車が動いているみたい。
引っ張らずに乗っかっているのもいる(*´∀`*)
 綺麗に並んでいる(^。^)

「みんな揃っているかな」「は~い」
 「ならんで ならんで」(o^^o)

今度の先頭はお兄ちゃんかな?お姉ちゃんかな(・・?
     慈悲の心を
ものいはぬ 四方(よも)の獣(けだもの) すらだにも あはれなるかなや 親の子を思ふ

もの言うすべを持たぬ四方の獣でさえも、
親がその子をいとおしんでいる様子には、まことに胸に迫るものがある。

言葉によって意思や感情を伝達できない獣にさえ、
親の子に対する慈悲心が本能的に備わっていることへの感動が吐露されている。
第四・五句の字余りや倒置表現にも、感動の深さ、厳粛さを盛り上げている。
◇四方の 諸方の。
(『金槐和歌集』源実朝 樋口芳麻呂校注 新潮社 昭和56年)
メマツヨイグサ
キンシバイ
ニホンカナヘビ
面構えがいいですよね(*^▽^*)
 蜜を吸っているのではない!
必死なんです!焦っているのです!
  どうもホウシジャクにとってモモイロヒルザキツキミソウは鬼門のようです(*´∀`*)
2016年6月2日の記事
   頭

こどもたちは並んで手を洗う順番を待っている
わたしは後ろからそっと頭をなでる
「わぁ 園長先生が頭をなでてくれた
 いっぺん にへん さんべんもなでてくれた」
「ぼくも」  「わたしも」
こどもたちは両手でじっと頭をおさえている
わたしには想像もつかない深い意味があるんだ
よろこびがあるんだ

(『母 河野進詩集』聖恵授産所 1975年)
眼球を保護しているまぶたはふつう上下のまぶただけですが,
鳥には三番目のまぶたがあります。
この三番目のまぶたは〝瞬膜(しゅんまく)〟とよばれて
人間の眼では内側のすみに痕跡として残っています。
瞬膜は半透明な膜で,くちばしから耳に向かって斜めに横切って閉じます。
疑いなく瞬膜は眼の表面をきれいにし,保護する役割を持っています。
別の表現でいえば,瞬膜はビルトインされたサングラス,ゴーグルあるいはアクアマスクです。
それは太陽からの直射や水面からの反射光のぎらぎらを減光し,風から眼を守り,
潜水性の鳥のとっては水中での遊泳を助けるしくみです。
ほとんどの鳥はこの瞬膜でまばたきをします。

(『鳥についての300の質問』A&H・クリュックシァンク著 青柳昌宏訳 講談社ブルバックス 昭和57年)

水をはじいていますね(^。^)
鳥はどのようにして羽毛に防水処理をしているのでしょうか?
 鳥は尾羽のつけ根に羽脂腺(うしせん)を持ち,
くちばしあるいは頭部で腺の分泌物を全羽毛にぬりつけて防水処理をします。
この行動を〝整羽(ブリーニング)〟といいます。
 羽毛はそれ自体にも本来防水性があるといわれます。
 ある鳥ではカケスのように防水性が不完全で
ひどい降雨の時など羽毛がびしょぬれになることが知られています。

(『鳥についての300の質問』A&H・クリュックシァンク著 青柳昌宏訳 講談社ブルバックス 昭和57年)

チョウトンボ
まるでレントゲン写真のようですが,池にカマキリの抜け殻が浮いていました。
脱皮の際,外骨格でおおわれている昆虫は体の外皮を脱ぐことになりますが,
外皮と通じている呼吸器官の気管も一緒に脱皮します。

(『観察する目が変わる昆虫学入門』野村昌史 ベレ出版 2013年)
トノサマガエル
久しぶりに真っ赤なショウジョウトンボ♂
(を)り替る羽音(はおと)涼しや森の蟬   立花北枝(たちばなほくし)

森の蟬がしきりに鳴いている。
ふとちちっと鳴き声を変えたかと思うと、一匹の蟬が羽音をふるわせながら枝移りをした。
そのかすかな羽音に、一瞬森の涼味がすうっと流れてくるように感じられた、との句意。
蟬の声には暑さが感じられるが、
その鳴き声のとだえた直後の羽音に涼味を感じとったのは鋭い。
季語は「蟬」で夏。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学全集42』栗山理一他校注・訳 小学館 昭和47年)
ウスバキトンボ
ショウジョウトンボ(メスか未成熟のオス)
 「ぼくはイネです!」(*^ー゜)
ヒメジャノメ
さはさはと蓮(はちす)うごかす池の亀   上島鬼貫(うえじまおにつら)

蓮の茂っている池に亀が泳いでいて、
蓮の葉柄に触れるたびに大きな蓮の葉がさわさわと動く。
「さはさは」に、蓮の広い葉の揺れる感じがよく出ている。
蓮の葉で日陰になっている水中に亀が泳いでる、静かな夏の真昼である。
夏の昼間の静けさと、水辺の涼味が表現されている。
季語は「蓮」で夏。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学全集42』栗山理一他校注・訳 小学館 昭和47年)