2016年8月25日木曜日

公園には雨が降ったんだな…

昼顔や足を洗えぬ水稼業
(『俳句で綴る変哲半生記』)
 (ゆる)せよと請うなかれ赦すとはひまわりの花の枯れるさびしさ   松実啓子

(略)

 同じ作者に
赦すとはついに言わざりいつまでもわれの憎悪を背負わせおく」という歌もある。

(略)

 ゆるすよりもゆるさないほうが,愛をあきらめるよりも愛しつづけるほうが,
多くのエネルギーを必要とするだろう。
傷つくことや疲れることを恐れていては,恋愛は,できない。
(『あなたと読む恋の歌 百首』)
カワセミは,今朝も気付いた時にはすぐに飛んでいった。
この後,少し歩いた所で尾の長い鳥に出会いました。
はっきり確認できなかったので確かなことは言えませんが
サンコウチョウの可能性があります。
そのことを挨拶する方に話すと
最近,サンコウチョウやオオルリが出現しているそうです。
二,三度チャレンジして上がっていましたp(^-^)q

シンクロの選手みたいですね(*゜∀゜*)
翼もかなり伸びてきました。
それでも母ガモに比べると…
Q.鳥の翼は飛ぶために,どのように適応していますか?
 翼は軽くつくられています。
翼の骨は中空で,重さを増すことなく翼に強度を与えています。
表面は曲面で,下面が凹面となっています。
骨と羽毛が前縁を組立てていて,
翼の厚みは前縁から後縁へ向かってうすくなっています。
このことは翼が平板であることにくらべ,飛ぶための大きい効果を与えています。
 顕微鏡的な構造,小羽枝が弁のような働きをして,
空気が翼を通って流れるのをさえぎったり,許したりしています。
このことによって空気抵抗を調節します。

(『鳥についての300の質問』A&H・クリュックシァンク著
    青柳昌宏訳 講談社ブルバックス 昭和57年)
昨日,午後からかなりの雨が降ったそうです。
アリも小さいけど(^。^)
 キツネノマゴ(キツネノマゴ科
   スベリヒユ

園芸で好まれるマツバボタンやポーチュラカと近縁だが,
本種の黄色い花はそれらよりずっと小さいので,観賞用とされることはない。
反面,東南アジアでは野菜として扱われることがある。
果実は球形のカプセル状で熟すと上半分がすっぽり外れ,
中の細かな種子をあたりに散らばせる。
この構造は夏の花壇に植えるマツバボタンと全く同一。
葉も茎も多肉で夏のかんかん照りにも酷暑にも耐えるので,
隙間に生えて太陽を独り占めにするにはもってこいの植物だ。
スベリヒユ科.全国にふつう。

(『スキマの植物図鑑』)
河骨(こうほね)の水を出兼る莟(つぼみ)
(『子規句集』)
 「天気がいい日もあれば,
雨が降る日もあります。
どちらもいい日だなぁと思えたらよかね。
雨収山岳青(あめおさまりてさんがくあおし),
雨が上がれば,
輝いて見えるものもたくさんありますよ。

(『園長先生は108歳!』)
枯蓮のうごく時きてみなうごく
(『西東三鬼全句集』沖積舎 昭和58年)
    知事と新聞少年

岡山地方では全く珍しい
雪やみぞれの日がつづいた
まだ明けきらぬ早朝
新聞の束をかかえた少年は
肌を刺す烈風の旭川土手を
知事公舎へ走った
赤い箱へ新聞を揃えて落とした時
あたたかい呼び声が聞こえた
「ごくろうさん つめたいだろう」
三木行治知事はにこにこ笑いながら
青色のスキー帽を少年の手に握らせた
とっさに言葉が出なかった
聖火をかかげたオリンピック選手のように
帽子をふりかざし
「お母さん」
大きい声で叫びながら
相生橋を一気に渡った
少年に父がいないのを
知事が知っているはずがなかった

(『続母 河野進詩集』聖恵授産所 1976年)
三木行治(「おかやま人物往来」)