チャバネセセリ(セセリチョウ科)
日まはり大きくまはりここは満州(『尾崎放哉全句集』)
カワセミが考えごとをしているのではなくて
朝ご飯はいなかったようです。
ナツズイセン(ヒガンバナ科)
ヒヨドリが水を飲みに来ていました。鳥というのは,一般に,あまり水を飲みません。
というのも,飛ぶためには,できるだけ体を軽くしなくてはならないので,
体に多くの水を保持しなくてもすむように進化しているからです。
たとえば,我々が,水を大量に含んだ尿をするのに対して,
鳥は,いわゆるおしっこはしません。
糞と一緒にあまり水の必要ない形で排出します。
必要とする水が少ないので,鳥たちは,
花の蜜や,果実(液果)から,必要な量の水を摂取できます。
肉食の鳥でさえ,必要な水を肉から摂取できると言われています。
多くの鳥は,くちばしを水につけても,そのままでは飲めません。
水を下くちばしの上に載せて,それを舌で吸い上げるか,
あるいは,水を下くちばしの上に載せて,頭を上げて,喉に流し込みます。
つまり,「そろっと掬(すく)って,ごくりと飲む」ことを何度か繰り返します。
いわば,小さじを用いたスプーン方式といえます。
(『身近な鳥の生活図鑑』)
ヒヨドリに追い出されたかな?
三羽も来ているのでメジロは水浴びができないようです…
カルガモも羽の手入れをしていました。
おいしい
「かあちゃん おいしい」
「そうよかった
しっかりおあがり」
「かあちゃんの
顔も声もおいしい」
(『続母 河野進詩集』聖恵授産所 1976年)
巻第三 384 山部宿禰赤人(やまべのすくねあかひと)が歌一首「かあちゃん おいしい」
「そうよかった
しっかりおあがり」
「かあちゃんの
顔も声もおいしい」
(『続母 河野進詩集』聖恵授産所 1976年)
我がやどに 韓藍(からあゐ)蒔(ま)き生(お)ほし 枯れぬれど
懲(こ)りずてまたも 蒔かむとぞ思ふ
わが家の庭にけいとうを蒔き育てて,それは枯れてしまったが,懲りずにまた種を蒔こうと思っています。
・舶来の植物けいとうに執着する気持ちを述べた歌。
愛する女性を「韓藍(からあい)」に譬えた寓喩歌(ぐうゆか)とも見られる。
◇やど 家の周辺の土地を含めて言う。
◇韓藍 けいとう。庭園に植えられ,うつし染めに用いられた。
在来のやまあい(多年草)と異なり,一年草である。
(『萬葉集(一)』
子ガモたちが水に潜っていました。
Q.気のうで体が軽くなると潜水性の鳥は困りませんか?
マガモとかアメリカガモのような水面性カモ類では浅瀬で採餌するとき,
気のう中の余分の空気が行動を助けるだろうということは疑いありません。
しかし,深い水底で採餌するアビ,ウ,カイツブリなどの鳥では,
潜水する前に羽毛の間の空気を押し出し,
肺と気のう中をかなり空(から)にするであろうと信じられています。
潜水はたいてい1分以内ですが,
長い例では3分程度の潜水も珍しくありません。
(『鳥についての300の質問』A&H・クリュックシァンク著
青柳昌宏訳 講談社ブルバックス 昭和57年)
初めカラスかなと思ったけど…
押さえつけられているのはハトのようでした。
大きさからオオタカだと思うのですが(・・?
巻第十七 4013 大伴宿祢家持(おほともすくねやかもち)
二上(ふたがみ)のをてもこのもに網さして我(あ)が待つ鷹を夢(いめ)に告げつも
二上山のあちこちに網を張って私が待っている鷹を夢に告げてくれたのだ。
▽「をてもこのも」は「をちおも(遠方面)このおも(此の面)」の約音形。
夢を告げてくれたのは神意を受けた娘子。
(『万葉集(四)』)
瓢箪を持っている(*^▽^*)
カルチャーラジオ「ヒョウタンのきた道」が5月1日から放送されていました。
「ストリーミングを聴く」で聞くことができますのでオススメです(^_^)b
視点・論点 「ヒョウタン文化と人類」(湯浅浩史)は,要点を知ることができます。
古事記の時代に案山子は「久延毘古(くえびこ)」といわれ
「天下のことをすべて知っている神」として敬われていました。
アンパンマンは現代のヒーローですね(*^▽^*)
行水をすてる小池や蓮の花
(『子規句集』)
さればこそ賢者は富(とま)ず敗荷(やれはちす)
敗荷(秋) 葉の傷んだ蓮。
▼やっぱり賢者は富貴から遠い。
花の君子といわれる蓮の,葉もボロボロに傷んだ無惨な末路を見れば,確かにそう思う。
(『蕪村全集 第一巻 発句』尾形 ・森田蘭/講談社 1992年)
毎日猛暑が続いているけど,今朝は,クマゼミの声を聞くことがなかったな…