2018年8月26日日曜日

ムーッとくる蒸し暑さ(゜o゜;)

今朝は、気分が悪くなるような蒸し暑さでした(゜o゜;)
猛烈な暑さ 熱中症に注意
ヤブガラシにはよくアリが来ています
どうもヤブガラシには嬉しい訪問者ではないようです(^_-)

ヤブガラシの蜜がたくさん出る時間は決まっています。
学習能力の高いニホンミツバチだけは、仲間で情報交換して、
その時間帯に集中して訪れるようになります。
これはヤブガラシにとってもありがたいことで、
他の昆虫には蜜をとられず、ニホンミツバチだけに蜜を与えれば、
ミツバチたちはヤブガラシの花から花ヘと飛び回り、
効率的に花粉が運ばれるというわけなのです。
(『花のおもしろフィールド図鑑(夏)』ピッキオ編著 実業之日本社 2001年)
  あさつゆ

みんな まだ
ふかい ねむりの
なかですが


あさが
しーんと
てを あわせています
ようやっと
いま おでましの
おひさまへ…


ああ
ての じゅずの
ひかり!

(『いのちのうた まど・みちお詩集』ハルキ文庫 2011年)
(わ)が背子(せこ) 
(かへ)り来(き)まさむ 
(とき)のため 
命残いのちのこ)さむ 
(わす)れたまふな 
  巻十五・3774 狭野弟上娘子(さののおとがみのおとめ)

あなたが
帰って来られる
時のために
この命を残しておきましょう
お忘れにならないで下さい
(『NHK日めくり万葉集vol.1』中村勝行編 講談社 2009年)
[選者 新妻聖子(にいづま・せいこ) ミュージカル女優・歌手]
 最後の「忘れたまふな」というひと言に、とても力強い意思というか、
娘子の切々たる想いがすべて凝縮されているような気がします。
最初にこの歌を読んだとき、強烈に惹かれた部分です。

――狭野弟上娘子が、越前に流刑となった夫の中臣宅守(なかとみのやかもり)に贈った歌です。
 新進のミュージカル女優、新妻聖子さんは、
2003年に、5000倍のオーディションを勝ち抜き、
ミュージカル『レ・ミゼラブル』で華々しいデビューを飾りました。
(『NHK日めくり万葉集vol.1』中村勝行編 講談社 2009年)
[新妻]
「命残さむ」、これもまた強い表現ですね。
命を残すと詠うことは、命を残さないという選択もあるという意味に取れると思います。
「この命を、あなたのために捨てることも惜しくない。
 でも、あなたが帰ってくる日を信じているからこそ、生きながらえている」
というまっすぐな想い。
これほど究極の愛の言葉は、ないのではないでしょうか。
(『NHK日めくり万葉集vol.1』中村勝行編 講談社 2009年)
――夫・宅守の流罪により、奈良の都と越前の地に引き裂かれた二人は、
互いの思いを歌に詠み、六十三首もの贈答歌を万葉集に残しました。

[新妻]
 あの時代に、想いを託した歌を六十数回にもわたってやり取りしている。
それだけ膨大な数のラブレターの交換があるなら、この二人を主人公にして、
『ロミオとジュリエット』のようなミュージカルを作ったらどうだろうと思うくらいです。
(『NHK日めくり万葉集vol.1』中村勝行編 講談社 2009年)
――新妻さんは、戦争によってベトナムとアメリカに引き裂かれた
若い夫婦の別れを描いたミュージカル『ミス・サイゴン』のヒロインを演じています。

[新妻]
 私が演じているキムというベトナム人女性は、戦争の混乱の中で最愛の人と引き裂かれ、
いつ再び生きて会えるかわからない相手を、ひたむきに待ち続けます。
心にある愛だけを頼りに、信じて生きていく女性の一途さ、芯の強さは、
この歌にすごく通じるものがあると思います。
(『NHK日めくり万葉集vol.1』中村勝行編 講談社 2009年)

新妻聖子official web site
エナガに出会ったけど、90mmマクロレンズなので遠かったです。
まだまだ暑いので、重たい望遠レンズは諦めています(-_-;)
巻第十三 3314
つぎねふ山城路(やましろぢ)を、人夫(ひとづま)の馬より行くに、
己夫(おのづま)の陸路(かち)より行けば、
見る毎に哭(ね)のみし泣かゆ。
そこ思(も)ふにし心し痛し。
たらちねの母がかたみと我(あ)がもたる真澄(まそみ)鏡に、
蜻蛉(あきつ)領巾(ひれ)おひ並(な)め持ちて、馬かへ。
吾が夫(せ)

山城へ通う路を、よその人の夫は馬で行くのに、
自分の夫が地面(じべた)を歩いて行くので、
それを見る毎(ごと)に、泣くばかりである。
そのことを思うと、心がつらなくなって来る。
(それで)お母さんの身代(みがわ)りとして、私が大事に持っている澄みきった鏡に、
蜻蛉の羽(はね)のように薄い領巾(ひれ)
この二品をば一処に抵当にして、(金を借りて)そうして、馬をお買いなさい。
あなたよ。
(『口訳万葉集(下)』折口信夫 岩波現代文庫 2017年)

領巾」(國學院大学デジタル・ミュージアム)
ガガイモは野原の雑草で、名に反してイモはできず食用にもなりません。
夏にかわいい花を咲かせますが、
この花は虫の体にクリップで花粉をくっつけて運ばせるという強引な荒ワザによって実を結びます。
(『実とタネキャラクター図鑑』多田多恵子 誠文堂新光社 2017年)
ヤマトシジミが訪れた花は、なんか恐い顔をしていますが

キツネノマゴ(キツネノマゴ科)
1年草。
林縁や明るい林床、畑の周辺、空き地、道ばたなどに生育し、秋の野外で普通に見られる。
●茎は根ぎわで数本に分枝し、下部は地をはい、途中から立ち上がってさらに枝を分ける。
茎は4稜あり、節の部分はややふくれ、赤みを帯びる。
葉は対生し、短い柄があり、長卵形。
表面に細かい毛が散生する。
●花期8~10月。
枝の先に太い花序が出て、密生した苞葉の間に唇形花をつける。
花冠は淡紅紫色、まれに白色。
下から順次に咲いていく。
果実は円筒形で、扁平で黒い種子が4個ずつ入る。
熟すと裂開して種子を散らす。
(『校庭の雑草(三版)』岩瀬徹他 全国農村教育協会 平成10年)

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