2018年8月21日火曜日

この蒸し暑さは…

蒸し暑さが戻ってきましたね(゜o゜;)
台風の影響かな?
「動画解説)台風発生なぜ多い?」(NHK)

あはぬ恨は、つもれども、みれば、こと(言)の葉もなし。

みれば…―実際に逢ってみると、何も言えなくなる。
(『中世近世歌謠集 日本古典文学大系44
   「隆達唱歌」新間進一他校注 岩波書店 昭和34年)
地震を予知する異端者
ネムノキ(マメ科)
 芽を出すのをやめてしまったのでは?と思う頃、ネムノキはそろそろ活動を始める。
熱帯域に多い種類なので、わが国では目覚めが遅いのだろうか。
ところが芽を出し始めると、あとは驚くほどの要領の良さである。
できた実は、その中身を疑いたくなるほど薄っぺらいが、
気がついた頃には、すでにタネの散布を終えている。
かつては地震を予知する木として注目されていた。
地震の十数時間前に生体電位が大きく変化するという。
数多いマメ科植物のなかでも優れた異端者である。
(『花の果て、草木の果て 命をつなぐ植物たち』田中徹 淡交社 2017年)
クサギの花にクマバチが蜜を求めてきたみたいです。
8月11日の記事に多田多恵子さんの『種子(タネ)たちの知恵 』より
細くて長い花筒には蜜がたっぷり。
香りに誘われて、昼にはアゲハ類、夜には蛾が訪れます。
」と紹介しました。
ところでクマバチは、アゲハのように長いストロー(口吻)を持っていません。
なのでクサギの蜜を吸うことはできないのですが…
自分の体より狭い花や、自分の舌よりも深い花では、
しばしば花の横から穴を開けて蜜だけを盗む「盗蜜」がおこなわれる。
中にはクマバチのように、体が大きく舌が短いため
ほとんど盗蜜にたよっている種類もいる。
盗蜜するときハチは雄しべ・雌しべに触らないので、
花は受粉できずに蜜を採られ損になってしまう。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
   片 戀
ゆるしなき色とはしれど戀衣こき紅(くれなゐ)にひとりそめつゝ  賀茂真淵

○ゆるしなき色―ゆるしの色の反対で、中古、一般には着用することの出来なかった衣服の色。
紅色・紫色のこいものは許されなかった。
○戀衣こき紅にひとりそめつゝ―ある人を心中はげしく恋い慕うようになったことの比喩。
▽許されない色とは知っているが、恋の衣を、濃い紅色に、ひとりで染めしたことだ。
(あの人を深く片恋してしまったことだ。)
(『近世和歌集 日本古典文学大系93』
    高木市之助・久松潜一校注 岩波書店 昭和41年)
オオスカシバ(スズメガ科)
巻第三(雑歌) 376
  湯原王の宴席(えんせき)の歌
あきづ羽(は)の袖振(そでふ)る妹(いも)を玉くしげ奥(おく)に思ふを見たまへ我(あ)が君

蜻蛉(とんぼ)の羽のように薄い袖をひるがえして舞うあの人を、
(玉くしげ)心の奥底から私が大切の思っているあの人を、見て下さい、我が君よ。
▽湯原王は宴の主人、「我が君」と呼び掛けられるのは客人であろう。
美しい舞姫を誇り称えて、客人たちに挨拶した。
「あきづ」は蜻蛉のこと。
「あきづ羽の袖」は、蜻蛉の羽のように透き通った薄物の衣の袖。
(『万葉集(一)』佐竹昭広 他校注 岩波文庫 2013年)
ハシボソガラスの朝ご飯は…
クマゼミのようです。
Eテレ0655のおはようソングが
夏限定の「夏だ!チームカブトムシの歌」です。
歌詞に
虫取り子どもに 気をつけろ
カブトムシ カラスにも
気をつけろ カブカブカブカブ…

とあるけどクマゼミも気をつけないと…
カナヘビも気をつけないとカラスやアオサギの食事メニューなる。
子どもも好きなので狙われます(^。^)
(そら)にたつ名のみのこりてうき雲のあとなきものは契(ちぎ)りなりけり

根拠もなくたつ空しい噂ばかりが残って、
浮雲のようにやがて跡かたもなく消えてしまうものは男女の縁だと思われます。
▽「空」と「うき雲」は縁語。
(『中世和歌集 室町編 新日本古典文学大系47
   「兼好法師集」伊藤敬他校注 岩波書店 1990年)

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午後から心臓リハビリで、通院しました。
30分間のトレッドミルで歩いた歩行距離は、2.6km。
消費カロリーは130kcalでした(^_^;

理学療法士のNさんと話していたのは、先日見た「病院ラジオ」のこと。
サンドウィッチマンのお二人の寄り添い方は
カウンセリングの勉強などされていないと思うのだけど
傾聴力の素晴らしさを見せていただきました。
Nさんは、番組を見ておられないのでダビングしたDVDをお渡ししました。