2018年1月1日月曜日

いつものように…(^。^)

一年のスタートにいつものようにリハビリ散歩p(^-^)q


また逢ふまでの霜をふみつゝ
(『山頭火著作集Ⅰ あの山越えて』大山澄太編/潮文社 昭和47年)
 数ふれば我が身に積もる年月を 送り迎ふと何急ぐらむ  平兼盛(たいらのかねもり)

①~③数えてみると、我が身に積もって老いてゆく年月なのに。
⑤どうして急ぐのだろうか。
(『王朝秀歌選』)
はかなくて 今宵(こよひ)あけなば ゆく年の 思ひ出(い)でもなき 春にやあはなむ

あえなく夜が明けてしまったら、去って行った年の思い出を何も留めていない春に会うことになるのだろうか。

旧年との別れを惜しむ気持から、新年になって旧年のことを忘れ去ってしまう軽薄さをうとましく思っている。
あはなむ 文法上は「なむ」を願望の意に解すべきだが、ここは新年を待望しているとは思われない。
「あひなむ」と同意に用いているのだろう。
(『金槐和歌集(旧版)』昭和56年)
日あたりをほづ枝わたりに小鳥かな  阿波野青畝
(『図説俳句大歳時記 秋』角川書店 昭和39年)
年月のくれぬとなにかをしみけん春にしなれば春ぞたのしき  賀茂眞淵

▽知らぬうちに年月が経ってしまったと、年の暮れにはどうして惜んだのだろう。
春になればなったで、結構、春がたのしいのに。
延享4年(1747)、51歳のとき。
(『近世和歌集 日本古典文学大系93』
    高木市之助・久松潜一校注/岩波書店 昭和41年)
 ひよどりのこえは夕日のぶなの木をはなれて猛(たけ)りゆくくらがりへ  原田薫子
(『昭和萬葉集 巻十六 万国博と70年安保
       昭和45年~46年』講談社 昭和55年)
 巻第四 792
   藤原朝臣久須麿の来報(こた)へたる歌
春雨(はるさめ)を待つとにしあらしわが屋戸(やど)の若木(わかぎ)の梅もいまだ含(ふふ)めり

春の慈雨を待っているようです。
私の家の若木の梅も、まだ莟(つぼみ)です。
(『万葉集(一)』)
メジロがフユザクラの蜜を吸いにきていました(^。^)
 冬桜空の碧さかかはらず  馬場移公子
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
 冬枯の垣根に咲くや薔薇の花
(『子規句集』)

巻第十八 4137
  判官(はんぐわん)久米朝臣広縄(くめのあそみひろなは)
  館(むろつみ)に宴(えん)せし歌一首
正月(むつき)立つ春の初めにかくしつつ相(あひ)し笑(ゑ)みてば時(とき)じけめやも
  同じ月の五日に、守大伴宿祢家持(かみおほとものすくねやかもち)の作りしものなり。

   ◆判官久米朝臣広縄邸で宴を催した歌一首
正月となる春の初めに、こうやって互いに笑い合うならば、よい時でない時などあろうか。
   ◇同月五日、守大伴宿祢家持が作った。

▽祝言の歌。
第四句は、笑うことで邪気を払い幸福を招く、現在まで各地に残る初笑い神事にも関わる表現であろう。
(『万葉集(五)』)

2 件のコメント:

  1. こんばんは=^_^=
    昨年は色々あり大変でしたね
    でもお写真や勉強になる事も載せて頂き
    夫婦共々癒されて感謝しています
    リハビリも無理ないようにして下さいね
    今年も宜しくお願い致します=^_^=

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    1. 蘭☆☆さんこんばんは(*^O^*)/

      覚悟はしていても別れは淋しいものですね…
      記事の中でいろいろ書いていますが
      転記間違いや思い違いも多くあり申し訳ないです(^^ゞ

      蘭☆☆さんもご主人ともども体調管理が難しいですが
      主治医の先生のアドバイスを受けながら
      無理をなさらないようにしてくださいp(^-^)q

      今年もよろしくお願いしますm(_ _)m

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申し訳ありませんが,日本語だけを受けつけますm(_ _)m