午後から来ましたが気温が上がらず、晴れていると思ったら
頭の上は青空なのに遠くの黒い雲から強風で雪が運ばれてきていました。
頭の上は青空なのに遠くの黒い雲から強風で雪が運ばれてきていました。
頭の上に雪雲がくると当然、よく降っていました(^_^;)
アトリが少なくなったアキニレの実を探して枝から枝へと飛び回っていました。
食べるという基本的な行動は、鳥たちの生活の歴史や社会のしくみについて、
いろいろなことを教えてくれます。
ヒヨドリは昆虫や木の実のほかに、花の蜜や花そのもの、
ヒヨドリは昆虫や木の実のほかに、花の蜜や花そのもの、
さらに葉を食べることもあります。
こうした食性の鳥は熱帯地方に多く見られます。
ヒヨドリ類も主に熱帯地方で栄えている仲間なのです。
熱帯地方を起源とするヒヨドリ類の中で、日本のヒヨドリはがんばって
こうした食性の鳥は熱帯地方に多く見られます。
ヒヨドリ類も主に熱帯地方で栄えている仲間なのです。
熱帯地方を起源とするヒヨドリ類の中で、日本のヒヨドリはがんばって
北方まで分布を広げてきた種類と考えられています。
(『鳥のおもしろ私生活』)
(『鳥のおもしろ私生活』)
カワセミに久しぶりに会えました♪
カワセミ〔翡翠〕
〝翡翠(ひすい)〟は古くから知られた宝石名である。
これを〝かわせみ〟と読ませているのは、
〝翡翠(ひすい)〟は古くから知られた宝石名である。
これを〝かわせみ〟と読ませているのは、
この鳥の背面の色彩が、翡翠色をしているからである。
〝川蟬〟の文字をあてることもある。
川に住む蟬に似た姿の鳥かと思ったら、どうも違うらしい。
カワセミの〝セミ〟は、この鳥の古い名である〝そび〟が転じたらしい。
それでは〝そび〟とは何か。
この鳥の別名である〝しょうびん〟の転じたものであるという。
ヨーロッパ、アジア大陸に広く分布しており、
〝川蟬〟の文字をあてることもある。
川に住む蟬に似た姿の鳥かと思ったら、どうも違うらしい。
カワセミの〝セミ〟は、この鳥の古い名である〝そび〟が転じたらしい。
それでは〝そび〟とは何か。
この鳥の別名である〝しょうびん〟の転じたものであるという。
ヨーロッパ、アジア大陸に広く分布しており、
日本でも全国的に見られるが、北日本では夏鳥である。
池沼、河川、湖、小川、海岸などで小魚を餌にしている鳥だから、
冬に水面が凍ってしまうような地域ではすごせないからである。
(『都市のバードウォッチング・バイブル』
池沼、河川、湖、小川、海岸などで小魚を餌にしている鳥だから、
冬に水面が凍ってしまうような地域ではすごせないからである。
(『都市のバードウォッチング・バイブル』
千羽晋示・柳沢紀夫著 朝日出版 1981年)
ドバトの目が白目になっているみたいですが
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眼球を保護しているまぶたはふつう上下のまぶただけですが、
鳥には三番目のまぶたがあります。
この三番目のまぶたは〝瞬膜(しゅんまく)〟とよばれて
この三番目のまぶたは〝瞬膜(しゅんまく)〟とよばれて
人間の眼では内側のすみに痕跡として残っています。
瞬膜は半透明な膜で、くちばしから耳に向かって斜めに横切って閉じます。
疑いなく瞬膜は眼の表面をきれいにし、保護する役割を持っています。
別の表現でいえば、瞬膜はビルトインされたサングラス、
瞬膜は半透明な膜で、くちばしから耳に向かって斜めに横切って閉じます。
疑いなく瞬膜は眼の表面をきれいにし、保護する役割を持っています。
別の表現でいえば、瞬膜はビルトインされたサングラス、
ゴーグルあるいはアクアマスクです。
それは太陽からの直射や水面からの反射光のぎらぎらを減光し、風から眼を守り、
潜水性の鳥のとっては水中での遊泳を助けるしくみです。
ほとんどの鳥はこの瞬膜でまばたきをします。
このまばたきは目の大きいフクロウなどでよく観察されます。
ハトその他、二、三の鳥は全部のまぶたでまばたきをします。
(『鳥についての300の質問』A&H・クリュックシァンク著
それは太陽からの直射や水面からの反射光のぎらぎらを減光し、風から眼を守り、
潜水性の鳥のとっては水中での遊泳を助けるしくみです。
ほとんどの鳥はこの瞬膜でまばたきをします。
このまばたきは目の大きいフクロウなどでよく観察されます。
ハトその他、二、三の鳥は全部のまぶたでまばたきをします。
(『鳥についての300の質問』A&H・クリュックシァンク著
青柳昌宏訳 講談社ブルバックス 昭和57年)
この朝け梢にたかき百舌のこゑ吹く風の間(ま)に鋭く徹る 大沢春子
(『昭和萬葉集 巻十一 戦後は終った
(『昭和萬葉集 巻十一 戦後は終った
――テレビ時代の幕開け 昭和30年~31年』講談社 昭和55年)
百舌鳥のするどくその葉のちるや
(『山頭火大全』講談社 1991年)
(『山頭火大全』講談社 1991年)
カラスの攻撃を避けているのか?
300ミリレンズでは届かない高さを飛んでいました。オオタカかな?
300ミリレンズでは届かない高さを飛んでいました。オオタカかな?
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ツミは自分と同じくらいの大きさの鳥まで襲って食べる猛禽ですが、
オスよりもメスのほうがひとまわりも大型です。
タカ類のこうした大きさの差は、生きたもの、
タカ類のこうした大きさの差は、生きたもの、
特に鳥など捕らえるのが難しいものを主食にしている種類ほど、
歴然としている傾向があります。
オスが敏捷に狩りをし、メスがその獲物をヒナに与えるという
オスが敏捷に狩りをし、メスがその獲物をヒナに与えるという
徹底した役割分担と関係があるのでしょう。
(『鳥のおもしろ私生活』)
(『鳥のおもしろ私生活』)
コゲラ
いちばん小さなキツツキでスズメくらい。
背は黒褐色と白の横じまもよう。
全国の山麓から山地の林に留鳥としてすむが、秋冬には低地に移動するものもある。
木の幹や枝にたてにとまってくちばしでつついたり、
いちばん小さなキツツキでスズメくらい。
背は黒褐色と白の横じまもよう。
全国の山麓から山地の林に留鳥としてすむが、秋冬には低地に移動するものもある。
木の幹や枝にたてにとまってくちばしでつついたり、
樹皮をはがしたりして、虫を探し、ひょこひょこという動きで幹を上下する。
深い波形をえがいて飛ぶ。
幹に自分で穴をほって中に産卵し、早春から初夏に
深い波形をえがいて飛ぶ。
幹に自分で穴をほって中に産卵し、早春から初夏に
枯木をくちばしでつついて連続音を出す。
これらの習性はキツツキ類共通であるが、
これらの習性はキツツキ類共通であるが、
小さいだけに他の種よりも細い枝やつるにとまることが多く、
また連続音は小さくて短い。
秋冬にはシジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、エナガ等の群れと
秋冬にはシジュウカラ、ヤマガラ、ヒガラ、エナガ等の群れと
行動を共にしていることが多く、木の実も食べる。
ギーギーという声と木をつつく音でいることがわかる。
繁殖期にはギーッ、キッキッキッという声も出す。
ケラとはキツツキ類の総称である。
(『自然観察シリーズ[20]<生態編>バードウォッチング』
ギーギーという声と木をつつく音でいることがわかる。
繁殖期にはギーッ、キッキッキッという声も出す。
ケラとはキツツキ類の総称である。
(『自然観察シリーズ[20]<生態編>バードウォッチング』
高野伸二 小学館 昭和58年)
木をつついた後、反響音を聞いているみたいです。
中に虫がいると空洞のようなものができるので音が違うのでしょう。
打音検査と一緒ですね(^_^)b
中に虫がいると空洞のようなものができるので音が違うのでしょう。
打音検査と一緒ですね(^_^)b
● ● ● ●
綿毛の素材はすぐれもの
綿毛と一口に言っても由来はいろいろです。
ガガイモの毛はタネの一部が変化したもので、生物学的には種髪(しゅはつ)と呼ばれます。
種髪は1個の細胞からなりますが、中身はすでになく、
細胞壁だけが残って長さ3cmもある中空の管になっています。
顕微鏡で見ると、直径15~25μm。
1mmの約50分の1と極細です。
この細さだと空気が粘るようにしてまとわりつくため、空に浮くほどの浮力を得ます。
近年は中空の化学繊維が開発されて注目されていますが、
植物たちはとうの昔に先端素材を開発していたのです。
一方、チガヤの毛は、実の基部、つまり親植物の一部から生じた「基毛(きもう)」です。
ガガイモと同様に細く軽く、タネを軽々と運びます。
タンポポの毛は萼片(がくへん)が変化した「冠毛(かんもう)」です。
萼という組織の変形なので、顕微鏡で見ると10本ほどの中空の毛が集まって1本の冠毛になり、
途中でささくれ状に枝を分けています(アザミでは枝が伸びて鳥の羽毛状になります)。
この毛の直径は、根元で約30μm、先の方で約20μm。
太さはガガイモとほぼ同じですが、多数の細胞からなるため、
細胞壁の部分が多くて空洞が小さく、軽さはガガイモに劣ります。
木綿の繊維はワタという草の実で作られます。
タネを包む毛は非常に長く中空で、顕微鏡で覗くと、ガガイモよりやや細め。
古くなるとつぶれますが、それでも切れたりしません。
繊維として丈夫で長持ちする性質があるのです。
熱帯アジアではキワタという高い木になる実も利用されます。
熟すと果皮がはがれてふわふわになり、綿に包まれたタネが風で散布されます。
この綿はパンヤと呼ばれてクッション材などに使われています。
昔の人々は、身近な草花の綿毛も利用していました。
ガガイモはかつて草綿と呼ばれ、綿の代用として針刺しや朱肉に使われました。
ふわふわしたガマやヒメガマの穂も、昔の人は詰め物や布団綿に使いました。
ただしガマのタネは先がとがっているので、羽毛のダウンと同じように、
昔の粗い布では繊維のすき間から外に飛び出しやすく、
綿毛と一口に言っても由来はいろいろです。
ガガイモの毛はタネの一部が変化したもので、生物学的には種髪(しゅはつ)と呼ばれます。
種髪は1個の細胞からなりますが、中身はすでになく、
細胞壁だけが残って長さ3cmもある中空の管になっています。
顕微鏡で見ると、直径15~25μm。
1mmの約50分の1と極細です。
この細さだと空気が粘るようにしてまとわりつくため、空に浮くほどの浮力を得ます。
近年は中空の化学繊維が開発されて注目されていますが、
植物たちはとうの昔に先端素材を開発していたのです。
一方、チガヤの毛は、実の基部、つまり親植物の一部から生じた「基毛(きもう)」です。
ガガイモと同様に細く軽く、タネを軽々と運びます。
タンポポの毛は萼片(がくへん)が変化した「冠毛(かんもう)」です。
萼という組織の変形なので、顕微鏡で見ると10本ほどの中空の毛が集まって1本の冠毛になり、
途中でささくれ状に枝を分けています(アザミでは枝が伸びて鳥の羽毛状になります)。
この毛の直径は、根元で約30μm、先の方で約20μm。
太さはガガイモとほぼ同じですが、多数の細胞からなるため、
細胞壁の部分が多くて空洞が小さく、軽さはガガイモに劣ります。
木綿の繊維はワタという草の実で作られます。
タネを包む毛は非常に長く中空で、顕微鏡で覗くと、ガガイモよりやや細め。
古くなるとつぶれますが、それでも切れたりしません。
繊維として丈夫で長持ちする性質があるのです。
熱帯アジアではキワタという高い木になる実も利用されます。
熟すと果皮がはがれてふわふわになり、綿に包まれたタネが風で散布されます。
この綿はパンヤと呼ばれてクッション材などに使われています。
昔の人々は、身近な草花の綿毛も利用していました。
ガガイモはかつて草綿と呼ばれ、綿の代用として針刺しや朱肉に使われました。
ふわふわしたガマやヒメガマの穂も、昔の人は詰め物や布団綿に使いました。
ただしガマのタネは先がとがっているので、羽毛のダウンと同じように、
昔の粗い布では繊維のすき間から外に飛び出しやすく、
同時に目を痛める原因にもなったそうです。
(『実とタネ キャラクター図鑑』)
(『実とタネ キャラクター図鑑』)
こんばんは~
返信削除>雪雲は遠くにあるのに…
雪雲が想像できないくらいに、綺麗な青空ですね。
冬晴れの日にピッタリのような青空に思います。
そんな青空に負けないヒスイ色のカワセミ!!
カワセミに出会われて、寒さを忘れますね。(^^)/
カイさんこんばんは(*^O^*)/
削除今日も厳し寒さですね{{ (>_<) }}
この冬は青空が冴えきっていますね。
風が強くて塵を吹き飛ばしているみたいです。
星空の観察には冬が一番なのですが、夜中に空を見上げる体力はありません(^_^;)
>カワセミに出会われて、寒さを忘れますね。(^^)/
カワセミに出会った時は、テンションが上がって寒さを忘れました(^^ )
野鳥を専門に撮影されている方は、重たい望遠レンズで狙っておられますが
σ(^_^;は、そんな体力がないので1時間のリハビリ散歩では
野鳥との出会いは運次第です。