2018年1月9日火曜日

雨は止んでくれたけど…

歩き始めは、空が暗くてどうなるのかと思いましたが
最後まで雨は降りませんでした。
でも、風が強くて行き帰りに信号機を見ると強風で揺れていました。

みいくさにこよひ誰が死ぬさびしみと髪ふく風の行方見まもる
(『石上露子全集』大谷渡編/東方出版 1998年)
冬にいる庭かげにして山茶花のはな動かしてゐる小鳥あり  中村憲吉
(『花ごよみ』杉本秀太郎 1987年)
枝の軽業師――シジュウカラ
気をつけていると、軽業師のようないろいろなとまり方をします。
(『野鳥ブックス1 BIRD WATCHING
    ―野鳥と出会うために』日本野鳥の会 1981年)
「万葉集」には〝うぐひす〟を詠んだ歌が48首あるが、その中で巻五、827
春されば木末(こぬれ)(がく)りて鶯ぞ鳴きていぬなる梅が下枝(しづえ)
他11首は「梅に鶯」を詠んでいる。
「梅に鴬」は奈良時代から近年にいたるまで歌に詠われたり絵に描かれたりしているが、
ウグイスが特にウメの樹にとまる習性があるわけではない。
ウグイスが平地で生活するのは初冬から早春までで、
冬期には主に笹藪で生活し、チャッチャッと聞こえる地鳴きをするが、
これを「笹鳴き」という。
早春になると林の繁みに移り、盛んに囀るようになる。
4月から8月の繁殖期には山地の森林や笹藪に巣をつくって卵を産む。
ウグイスが早春に平地で活躍する時期と、ウメの開花の時期が一致し、
ウメの樹にウグイスがとまることもあり、
それが強い心象を与えたので「梅に鶯」となったのであろう。
(『図説 日本鳥名由来辞典』)
ジョウビタキは、中国東北部などで繁殖し、越冬のため日本に渡って来ます。

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 秋になるとガンやカモ、ハクチョウが日本へ渡ってくるのも食べ物のためです。
これらの鳥は、夏の間は、北極やシベリアで暮していますが、
冬は雪や氷で覆われてしまい、食べ物がとれません。
そのため、冬でも雪や氷が少ない南に移動するのです。
ですから、日本でも越冬地の東北地方で大雪になると、
さらに南下して冬を過ごすことがあります。
また、北海道には雪があるためガンは越冬していませんでしたが、
最近は雪が少なく、冬を越す鳥が現れています。
これは地球温暖化の影響といわれ、
渡り鳥の習性にまで影響を与えている可能性が指摘されているのです。
(『ポケット図解 鳥の雑学がよ~くわかる本』より抜粋)
しらしらと障子をとほす冬の日や室(へや)に人なく臘梅(らふばい)の花  窪田空穂
(『昭和萬葉集 巻一 昭和時代の開幕 昭和元年~5年』講談社 昭和55年)

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午後から歯科を受診。
4日に潰れたマウスピースを治していただきました。
ポキンと折れたところ()を接合してもらったのですが
いつまた折れるかもしれないので
新しいマウスピースができるまでの応急処置です。
スポーツ用のマウスピースを臨時に使っていましたが
一晩中に装着するのには無理があるなと思いました。

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