2018年1月6日土曜日

曇り空から…

昨夜の雨も止んでくれましたが、曇り空でした。


 花の乏しい冬も案外ひっそりと咲く花が次々と春までつないでくれる。
山茶花は散っても散っても咲きつづけ、
根元には白や淡紅の花びらが斑雪(はだれゆき)のようになる。
茶の花は白梅に似て下にうつむいて咲く。
茶を取る茶畑では花を咲かせない。
八つ手の花は乳白色で雪の結晶のように端正な紋章型。
アブなどが蜜を求めてぶんぶんたかっている。
帰化植物のユウカリはタンポポの毬みたいな花を持つ。
冬の花はどういうわけか白が多く、侘助(わびすけ)や柊(ひいらぎ)の花もそうだ,
黄色いのは石蕗(つわぶき)くらいのもの。
(『四季の博物誌』荒垣秀雄編/朝日文庫1988年より抜粋)
雨粒かなと思ったけど蜜のようです。
この寒い時期には虫はやってきませんが…
森林植物園のいま サザンカ」(神戸市立森林植物園)
ルリビタキ〔瑠璃鶲〕 スズメ目・ヒタキ科
 夏は、標高1500メートル以上の針葉樹の多い林などで繁殖するが、
秋冬になると山麓や低地に漂行し冬を過すものもいる。
 しかし、ジョウビタキのように市街地や公園といった、
人のすむ近くにはくることはなく、
裏山の植林地といったようなところにすむことが多い。
 瑠璃という字のように、背面と尾は、るり青色で、腹面は白色である。
美しい鳥である。
 ジョウビタキは、冬でもなわばりをもち、
ほかのものと争うことが知られているが、
ルリビタキも昆虫が主食であるため、
自分の占有域を確保するためになわばりを持ち、
ともするとジョウビタキとも争うことがある。
 胸を張り、キョロキョロキョロリと澄んだ高い声でさえずるが、
止まっている時に尾をこきざみにふるわせるくせがある。
(略)
 しかし、あまり明るい場所を好まないため、
人の目に触れることは少ない鳥である。
(『都市のバードウォッチング・バイブル』
    千羽晋示・柳沢紀夫著 朝日出版 1981年)
このハクセキレイ、以前は町の鳥ではありませんでした。
都市の鳥としては新参者の部類に入ります。
ハクセキレイはもともと北海道や北東北の沿岸で繁殖していました。
それより南には、冬の間にやってきて、
また春になると北へ帰っていく鳥でした。
しかし、1950年ごろから次第に南へと進出をはじめ、
さらに、沿岸から内陸部へと進出してきたのです。
現在は、日本の都市のどこに行っても見られます。
都市の鳥の代表選手となっています。
これは驚くべきことです。
普通、生き物の生息環境は、そう大きく変化するものではないのに、
ハクセキレイの場合は、
沿岸と都市というまったく違う環境に分布域を拡げたのですから。
とはいえ、それは我々の目から見て違うのであって、
彼らにとっては、沿岸と都市は、
天然の石とコンクリートという違いはあるにせよ、
それらによって大部分が覆われているという意味では、
同じようなものかもしれません。
(『身近な鳥の生活図鑑』より抜粋)
可愛い小鳥なのに 由来辞典を見ると可愛そうな説明もある…
気難しそうな顔をしているのは説明が気に入らないからかな(^_-)

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やぶひたき【ジョウビタキ 雌】
観文禽譜(かんぶんきんふ)」には
「やぶひたき ばかひたき くそひたき ちやひたき
 形黄ひたきの雌に似て差大 眼も亦大 好て山椒子を食ふ
 性愚にして人を恐れず 故に俗ばかひたきと呼」とあり、
飼籠鳥(かいこどり)」に
「三結義 ばかひたき 茶びたき 諸州共に山中にあり
 秋に至て人倫に渡り来る 
 其形状駒のごとく首より背に至るまで赤く栗色なり 赤みは上鶲に似てあし 
 尾下赤く翼の上に白点あり 鳴きはヒイヒイカチカチと云 乃ち上鶲の雌なり」
とでている。
ジョウビタキの雌であろう。

やまひたき【ジョウビタキ 雌】
〝やぶひたき〟(ジョウビタキ雌)の異名。
(『図説 日本鳥名由来辞典』)
シジュウカラは梅の蕾の様子を見にきたのではなくて(^_-)
梅の木の害虫を駆除してくれています。
梅の木にはありがたい助っ人だと思いますp(^-^)q
父が撮影した今朝の一枚です(^_^)b
父にプリントして見せてあげると
モズがバイオリンの音に聞き惚れているみたいやな!」と喜んでいました(^。^)

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