2018年1月10日水曜日

しだいに雲が黒くなってきました

今朝は、青空が見えていたのにしだいに空が怪しくなってきました…
十日は戎さんなのですが、笹を撮すのを忘れた(^^ゞ

   十日戎所詮われらは食ひ倒れ  岡本圭岳(けいがく)

 関東では酉の市がにぎやかだが、関西では十日戎だろう。
戎は夷とも書き、異郷人あるいは漂着神的性格が濃厚と考えられている。
生業を守護し福利をもたらす神として人気は高い。
 大阪今宮の十日戎には、百万人もの参拝客を数えるからすごい。
小宝(吉兆)をつけた福笹(ふくざさ)を受けるのだ。
さすが商人の街である。
商売繁昌の神さまは人気が高い。
参拝ついでに食い道楽で散財したか。
日ごろはけちを通しているが、裏腹に外では美味を求めて金を惜しまない大阪人気質(かたぎ)を詠んだものだ。
どうせと諦観(ていかん)して「食い倒れ」の習性に従うのが愉快である。
船場生れ。
(『きょうの一句 名句・秀句365日』村上護/新潮文庫 平成17年)

モズ

    慈悲(じひ)の心を
ものいはぬ 四方(よも)の獣(けだもの) すらだにも あはれなるかなや 親の心を思ふ

もの言うすべを持たぬ四方の獣でさえも、
親がその子をいとおしんでいる様子には、まことに胸に迫るものがある。

言葉によって意思や感情を伝達できない獣にさえ、
親の子に対する慈悲心が本能的に備わっていることへの感動が吐露されている。
第四・五句の字余りや倒置表現も、感動の深さ、厳粛さを盛り上げている。
四方の 諸方の。
すらだにも 「すら」「だに」ともに、一事を挙げて他を類推させる副助詞だが、
 二語を重ねることによって強調しようとしている。
かなや 「かな」「や」ともに感動を表す終助詞。
(『金槐和歌集(旧版)』昭和56年)
アオジ
秋冬には積雪のない暖地に移り、市街地の公園や庭にもふつう。
暗い日陰の地上で草の種子をあさることが多い。
チッとかツッと聞こえる声で地鳴きし、
繁殖期にはおすは低木の梢でチョッピーチョ、チチクイチリリ等とゆっくりしたテンポでさえずる。
(『自然観察シリーズ[20]<生態編>バードウォッチング』
    高野伸二 小学館 昭和58年)
コサギが真剣な眼差しで朝ご飯を探していましたp(^-^)q

巻第十六(有由縁 雑歌を幷せたり) 3831
            長忌寸意吉麻呂(ながのいみきおきまろ)
  白鷺の、木を啄(く)ひて飛ぶを詠(よ)みし歌
池神(いけがみ)の力士舞(りきじまひ)かも白鷺の桙(ほこ)啄ひ持ちて飛び渡るらむ

  ◆白鷺が木をくわえて飛ぶのを詠んだ歌
池神の力士舞かなあ、白鷺が桙をくわえて飛び渡っている。
▽「池神」は地名か。
「力士舞」は伎楽「力士」で、桙を振るって外道(げどう)の崑崙(こんろん)を降伏(ごうぶく)させる力士の舞い。
白鷺が営巣するために木の枝を銜(くわ)えて飛ぶのを桙をもつ力士が舞うのに譬えた。
(『万葉集(四)』)
カルガモが準備運動をしていました(o゜▽゜)o

2つの体温を持つ鳥
 冷たい水の中や氷の上を泳いだり歩いたり、水鳥たちは素足で平気なのでしょうか。
もちろん、人間だったら凍傷になることまちがいなしです。
実は、水鳥の足と胴体をつなぐ関節部分に「ワンダーネット」不思議な網と呼ばれる体温調節器があって、
足の部分の温度が、体温より低く、外気の温度に近くなるようになっているのです。
2つの体温を持つ鳥。
私たちの目につかないところにも、自然のすばらしい仕組みがあるのです。
(『野鳥ブックス1 BIRD WATCHING
    ―野鳥と出会うために』日本野鳥の会 1981年)
近年は都市緑地が見直されている。
住宅地の中にも緑が確保されていくうちに、コゲラは都市へ進出してきた。
小さいのでかたい生の木に穴を掘ることはできないが、
一部の枝でも枯れていれば、これをめざとくみつけて巣穴を掘る。
都市部でも木々が成長してきて、枯れ木や枯れ枝が増えてきたのかもしれない。
危険がなければこうした木を残しておきたいが、
生の木に人工的に枯木の一部をくくりつけ、コゲラに巣をつくらせた例もある。
(『鳥のおもしろ私生活』)
両側は三車線の道路。
その中の緑地帯に最近、数羽のケリの姿をよく見かけます。
気が強い性格?なので車のことを気にしないのかな?
10日は母の月命日です。

(うつ)さんと母をたたせばかぼそくてファインダーの中花ばかりなる  野地千鶴
(『昭和萬葉集 巻十七 日中国交回復 昭和47年』講談社 昭和55年)

入院している間にどんどん痩せていった母
(2012年1月13日)
母がルーペで覗き込んでいたのは(^-^)
見つめられてちょっと困ったような顔をしている(^^ )

フジ マメ科フジ属
冬芽
水滴形で扁平。
見える芽鱗(がりん)は2~3枚。
冬芽の基部は両横にふくらむ。
花芽(かが)と葉芽(ようが)は同形。
葉痕
楕円形。維管束痕はやや不明瞭。

つるになり、他の樹木などに巻きつく。
巻き方は左肩上がり。
幼木(ようぼく)では直立する枝も見られる。
(『冬芽ハンドブック』)

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