2018年1月15日月曜日

小正月

霜が降りた穏やかな朝でした。
15日は小正月。

さぎちょう【左義長・三毬杖】
(もと、毬打 ぎつちよう を三つたてたからという)
小正月の火祭りの行事。
宮中では正月十五日と十八日に吉書(きつしよ)を焼く行事。
…民間では正月十四日または十五日(九州では六~七日)
長い竹数本を円錐形などに組み立て、
正月の門松・七五三飾(しめかざり)・書ぞめなどを持ち寄って焼く。
…どんど焼。さいとやき。ほっけんぎょう。ほちょじ。三毬打。
<[季]新年>。
(『広辞苑 第六版』)
枯れてしまったセイタカアワダチソウが、霜の花を咲かせていました(^。^)

巻第六 冬歌 449
  雪の歌とてよめる      藤原資隆朝臣
霜枯れのまがきのうちの雪見れば菊よりのちの花もありけり

下句―古人は菊よりのちの花は無いといったが、雪がそれだったよ。
(まがき)の雪を花に見立てる。
(『千載和歌集』)
メジロがビワの花にやってきていましたが、
枯れた花が多くなったのでジ~ッとしてくれませんでした。
シジュウカラの朝ご飯は何かなと見ていると
 見せてくれたのはカメムシかな?
地球温暖化がカメムシに及ぼす影響として
冬季死亡率の減少が報告されています(2/9)。

 体重16gのシジュウカラが1日に必要とする
カロリー量から摂食量を換算すると4.2乾燥g、
1年間では1,533乾燥gを摂食するとしています。
これを体長2cm体幅3mm体重18mgの幼虫に換算すると、
1年間の幼虫摂食頭数は84,167頭になるとしています。
(「3.野鳥は害虫や害獣から森を守る」より)
 日影は寒いですが、日向は暖かい
サクラの葉痕が眠そうな目をしていた(^^ )
ハクセキレイが池に飛び込んだ…
池は凍っていました。
カラスやコサギたちと違って滑ることなく歩いていました。
体重が軽いからかな?
 忙しそうにしていたルリビタキ
いちりん挿の椿いちりん
(『山頭火著作集Ⅳ 草木塔』潮文社 昭和46年)
藪の中にいたジョウビタキ
高い木の上から見下ろしていたモズ
 鳥が飛ぶ仕組みは、プロペラエンジンを持った飛行機に似ています。
翼は飛行機の翼と同じ流線形の断面をしていて、体を空中に浮かす揚力を生みます。
翼の先端がプロペラの役目をし、
はばたきが、このプロペラを動かすエンジンの働きをしているのです。
大きな鳥はゆったりとはばたくエンジン、
小さな鳥は1秒間に十数回と小きざみにはばたくエンジンを持っているといっても良いでしょう。
旋回や方向転換は左右の翼のはばたきのバランスを変えたり、尾羽を利用して行います。
(『野鳥ブックス1 BIRD WATCHING
    ―野鳥と出会うために』日本野鳥の会 1981年)
  粥柱ひんがしは雪西は雨  寺井谷子

 関東と関西の相違がよく比較される。
昔から関東人はあまり粥を好まない。
食習慣の違いによるもので朝に飯を炊(た)き、それを昼も食べ夜は茶漬けにした。
関西では昼に飯を炊き、昼と夜に食べ、翌朝は粥にした。
 ところで現在粥は病人や幼児の食物と考えられているが、
民俗上からは年中行事や人生儀礼のおりおりに
ハレの日の食事として用いられてきた。
正月十五日の小正月には一年中の邪気を払うために、粥に餅を入れて食べる。
その餅のことを粥柱という。
あれこれ伝承は多いが、豊穣(ほうじょう)を祈念する民間語源に発したものか。
そんな小正月の風習を鑑(かんが)みるうちに、気象情報でも東西の違いは明らかで、
今日の天気は東が雪で西が雨と改めて気づいての作だろう。
(『きょうの一句 名句・秀句365日』村上護/新潮文庫 平成17年)
今朝の父の一枚です。
休憩場所に着くと
「電池で切れになって、ジョウビタキやシジュウカラに会えたのに撮せなかった」
と残念がっていました。
電池の入れ方を教えてあげました(^_^)v
今までは気乗りしていませんでした(^_-)

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