予報では、午後から激しい雨が降るみたい
朝からどんよりとした空で蒸し暑かったです(^^;
「近畿 20日午後から激しい雨おそれ 土砂災害など十分注意」(関西NHK)「日本に配備のCV22オスプレイも飛行停止に 米空軍」(NHK)
不具合を理由にすべての機体の飛行を停止しているというのに
「沖縄のMV22オスプレイは飛行継続 在日米軍」(沖縄NHK 8月19日)
沖縄では、6年前に沖縄県名護市の浅瀬で大破する事故を起こしている。
〝オスプレイ不具合2010年認識 海兵隊、普天間配備前 「大惨事なし」運用継続〟(琉球新報)
大惨事を起こさないために飛行を停止しているはずだ。
「奪われた幼い命~沖縄・宮森小学校 米軍ジェット機墜落事故~」(未来に残す戦争の記憶)下痢などをしたときに水分補給が大切なのですが
スポーツドリンクは経口補水液の代わりにはならないそうです。
子育て中の方などに以下の情報は知っておくといいと思います。
新潟大学医学部小児科学教室のTwitterに(8月19日)
経口補水液を買いに行けなくても、自宅で作ることができます。
"例えば湯冷ましを1Lに、砂糖を30g(こさじ6杯)と食塩3g(こさじ2分の1)を混ぜ、
100%のオレンジジュースやレモン果汁をおおさじ1~2杯(15~30ml)混ぜると
市販されている経口補水とだいたい同じようなものができます。"
以下の記事を参照されています。
「胃腸炎のときに有効な、『飲む点滴』経口補水とは?小児科医が解説」(堀向く健太 2021年12月26日)( 「昇天のマリヤ」つづき)
昇天の腰帯
後世の伝説によると、マリヤの最後に間に合わず、墓の埋葬にも間に合わなかった使徒は聖トマスである。
彼は他の使徒に比べ一番遠い国であるインドで伝道していたからである。
彼はキリストが復活したとき、他の使徒たちは皆信じたのに、彼だけは信じなかった。
キリストはトマスに釘を打たれた自らの手をさわらせ、槍で突かれた脇腹を見せた。
トマスは畏れひれ伏して主キリストを信じた。
するとキリストは「見ずして信ずる者は幸いである」と告げたという。
多くの知識に妨げされ、理知的認識のために、宗教的なものをつかむことができなくなった現代人の先駆的存在ともいえよう。
(『聖母マリヤ』植田重雄 岩波新書 1987年) 彼はマリヤの姿を一目見たいといい、墓を再び開けてもらった。
しかしマリヤはそこになく、清らかな生涯をおくったため、心も身体もそのまま昇天し、どこにもマリヤの面影を伝えるものはなかった。
石棺のなかにはとりどりの美しい花や草があり、えもいえぬ芳香が漂っていた。
マリヤはトマスが再び疑いを持つのをあわれみ、昇天の証しにとトマスのところに天から腰帯(チントーラ)を投げ与えた。
そのとき、天使の讃歌のコーラスが清らかにきこえてきたという。
この昇天の腰帯はプラトーの大聖堂に大切に祀られている。 マリヤ昇天祭
8月15日をマリヤ昇天祭として祝うところが多い。
14日の夜マリヤ・ローゼンベルクでは大きな蠟燭を点(とも)して行列をつくり、とりどりの旗をかざしてマリヤ像をかついで歌を歌いながらお練りをする。
ライン、ドナウ河やスイスの湖沼で生活をする人々や漁師たちは、船を花や樅(もみ)で飾り、聖母像を載せて巡行し、祝福を願って花火を打ち上げたり、礼砲を打つところもある。 だがマリヤ昇天の日は、薬草の潔めの日として広く知られている。
薔薇の籬(まがき)の聖母、石竹を持つ聖母、百合のマリヤ、すみれを持つマリヤなど、花とマリヤはひそかな関係を持っている。
昇天祭がさかんなのは収穫の豊饒を祈願する意味も多いが、とくに「マリヤの三十日」といって夏の絶頂から大体9月半ばの秋に向う間に薬草はその有効成分が十分に成熟する。
この季節から早過ぎても遅過ぎてもよくないことを、経験上、人々は知っていた。
マリヤが薬草への恵みを沢山与えてくれるように教会へいって祈るようになった。 昔は売薬を買って間に合わせることはなく、各自の家で薬草を採って病気や怪我のときのために備えたのである。
どの草木が何に効くか、どのようにして保存するかなどは親から子へ、村の長者が若い者へ教えて伝えてゆく伝統があった。
ヨーロッパに77種類薬草があるという。
どれを選ぶかは別として、9種類ぐらい薬草を選んで野山にいって採集し、「王者の燭(ともしび)」といわれる「ビロウドモウズイカ」を中心にして束にして携える。
近頃はこの他、庭園のダリヤ、グラジオラス、マルメロ、ナデシコなどに畑の蔬菜も加えるようである。 「神の母、聖マリヤ、われらの母よ、われらのもの、われらの愛するもののために、これらの薬草、花々、野菜をあなたのいつくしみにより稔らせ給え!」と祈る。
夏の日射しはバイエルン地方は強いが、明るく澄んで蒸し暑いことはない。
牧草地の到る処に咲いている花はマリヤを讃えているかのようである。
この8月15日はローマの女神ディアナの祭の日である。
元来この日をマリヤ誕生の日と定めたが、ローマ暦がずれて、その日が9月8日となったため、改めて8月15日を昇天の祭としたのである。
(『聖母マリヤ』植田重雄 岩波新書 1987年)
「ビロードモウズイカ」(熊本大学薬学部薬草園)◆聖母被昇天日/生神女就寝祭
…前略…
1534年のこの日にイエズス会が結成され、1549年には同じ日に宣教師フランシスコ・ザビエル(→12月3日)が鹿児島に上陸して、日本を聖母マリアへ奉献した。
いわば、日本がキリスト教に出会った日ともいえる。
かつて、長崎のカトリック家庭ではマリアの被昇天を祝って、ふくれ饅頭(甘酒で種を膨らませる饅頭)をつくり、近所に配る慣習があった。
(『キリスト教の歳時記 知っておきたい教会の文化』八木谷涼子 講談社学術文庫 2016年)
(「禁教の歴史を伝え食べ継がれる ~ふくれまんじゅう~」 離島経済新聞社 2017年11月22日) ローマ・カトリック圏では多くの国が法定休日としている。
コスタリカではこの日を「母の日」とし、グルジアでは28日(旧暦の15日)が公休日となっている。
1年のうち、この日の祭りを一番盛大に祝う地域もある。
とくに多くの巡礼者で賑わうのは、ラトヴィア・ラトガレ地方のアグルァナ聖堂(ローマ・カトリックのラトヴィア大司教座)だ。
前夜から町はロウソクの灯りに包まれ、夜通し礼拝が行なわれる。
また、ポーランド・チェンストホーヴァのヤスナ・グラ修道院にある「黒い聖母マリア」のイコン、そしてギリシャ・ティノス島のパナギア・エヴァンゲリストリア教会にある「生神女の奇跡のイコン」をめざして、この日おびただしい数の巡礼者がつめかける。
(『キリスト教の歳時記 知っておきたい教会の文化』八木谷涼子 講談社学術文庫 2016年)