2022年8月11日木曜日

山の日

今朝も暑い…
東屋の温度計も8時過ぎに32度になっていました(^^;

近畿地方 猛暑続く 熱中症に厳重な警戒を」(関西NHK)
北海道で地震。
中川町で震度5強 その後も地震相次ぐ 気象庁が注意呼びかけ」(北海道NHK)
大阪は雨がほとんど降らないのに
青森・秋田で記録的大雨 前線1週間程度停滞 大雨広がるおそれ」(NHK)
災害の多い島国です。
この暑い時期に復旧作業や片づけに熱中症が心配ですし
避難所ではコロナの感染が心配になると思います。
新型コロナ新規感染者数 日本が3週連続世界最多 WHO発表」(NHK)

親は悩むだろうなぁ!
特に副反応で辛い思いをした保護者は…
5歳~17歳の新型コロナワクチン「接種を推奨」日本小児科学会〟(NHK)

新型コロナ 子どものワクチン接種 打つ・打たない どう考える」(NHK 7月25日)
今日は「山の日」。
「海の日」(7月の第3月曜日)と違って8月11日。
山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」といことなんだけど
心筋梗塞を発病した日(2011年7月31日)も二上山を歩いていました。

一人歩きがほとんどだったのは、体力がなく人のペースに合わせようとするとバテてしまう。
また、一人だと歩きながら仕事のことをブツブツ呟くことができる。
我ながら要領が悪いなとか自己嫌悪に陥っているときに汗と一緒に呟いて吐き出していました。
仕事を続けられたのは、山を歩いてストレスを山に置いてきたおかげかなとも思う。
山の単独登山は、さまざまなリスクがあります。
「山の日」 遭難多発で奈良県の警察が安全な登山呼びかけ〟(奈良NHK)

「山開き」や「ウェンストン祭」は馴染みがあるのだけど
8月11日を「山の日」とする理由があるのかな?
ネットを検索するとなんか適当な感じだな…
手元にある事典は旧版で「山の日」の項目がないので
 山開(やまびら)

 各地の霊山で、一定期間内の登山を解禁するために行う行事。
夏の峰入り(山中で修行すること)に先だって行なわれる。
かつては神霊の籠る山へ登ることは霊的な力をつける修行であった。
また、各地で成人の機会に登山を行なうように、霊山に登ることは人生の一つの折り目でもあった。
こうした登山は近代的な登山とは異なる意味をもち、山頂も神聖な土地として一定の修行の期間以外みだりに立ち入ることは許されていなかった。
このような山中修行にあわせ、春から夏にかけて山開きや開山祭、秋に閉山祭が行なわれるが、各地の日どりは一定していない。
(『三省堂 年中行事事典(旧版)』田中宣一、宮田登 編 三省堂 1999年)
奈良県大峰山では旧暦4月8日が山開きにあたり、山上の本堂の戸を開けるために戸開け式と呼ばれ、戸の鍵の受け渡し、鍵を取りあう儀式を盛大に行なったあと、戸の開いた本堂で鍵を捧げて経を読み、外では大護摩を焚く。
戸閉め式は現在9月27日で、二つの儀式は重要な意味をもち、この期間以外の入山者には不幸がふりかかるといわれることもあった。
最近の山開きは信仰的な意味が薄れ、夏山シーズンの幕あけと考えられるようになっている。
  (斎藤)
(『三省堂 年中行事事典(旧版)』田中宣一、宮田登 編 三省堂 1999年)
高野悦子さんが死の二日前に書いた日記の最後に

(1969<昭和44>年6月22日)

旅に出よう
テントとシュラフの入ったザックをしょい
ポケットには一箱の煙草と笛をもち
旅に出よう

出発の日は雨がよい
霧のようにやわらかい春の雨の日がよい
萌え出でた若芽がしっとりとぬれながら
(『二十歳の原点』高野悦子 新潮社 昭和46年)
そして富士の山にあるという
原始林の中をゆこう
ゆっくりとあせることなく

大きな杉の古木にきたら
一層暗いその根本に腰をおろして休もう
そして独占の機械工場で作られた一箱の煙草を取り出して
暗い古樹の下で一本の煙草を喫おう

近代社会の臭いのする その煙を
古木よ おまえは何と感じるか
原始林の中にあるという湖をさがそう
そしてその岸辺にたたずんで
一本の煙草を喫おう
煙をすべて吐き出して
ザックのかたわらで静かに休もう
原始林を暗やみが包みこむ頃になったら
湖に小舟をうかべよう

衣服を脱ぎすて
すべらかな肌をやみにつつみ
左手に笛をもって
湖の水面を暗やみの中に漂いながら
笛をふこう
小舟の幽かなるうつろいのさざめきの中
中天より涼風を肌に流させながら
静かに眠ろう

そしてただ笛を深い湖底に沈ませよう
(『二十歳の原点』高野悦子 新潮社 昭和46年)
今朝の父の一枚です(^^)/

向日葵に天よりあつき光来る

向日葵の萼たくましく日に向へり

醜さがつよさ向日葵逆光に
(『橋本多佳子全句集』角川ソフィア文庫 2018年)


父と一緒に見ていた
ドキュメント72時間「北九州 100年続く人情市場で」(2021年1月29日放送)
こういう人情があつい市場は、少なくなったと話していた。

4月に火事があり、やっと復旧できるという直前に
旦過市場で大規模火災 商店街は緊急会議開くも被害把握できず」(福岡NHK)