2020年5月30日土曜日

天気がいいのと…

天気がいいのと、緊急事態宣言が解除されたためか人出が多かったです。

29日の人出 多くの地点で増加傾向続く」(NHK)
襲われたときの動作もいろいろ(イモムシの仲間)
 天敵に見つかって襲われると、イモムシは身を守るために決まった動作をするものが多い。
人がつついても反応するのでためしてみよう。
多いのはとぐろを巻いたように丸くなる種類、さらにいじめると体から汁を出したり、地面に落ちたり、体を振って暴れるものもいる。
他には、体を反り返らせてブルブルふるわせるものや、体の一部分をふくらまし、そこにある目玉もようを見せびらかすもの、角のような突起をニュッと出したり、くさい匂いをふりまくものもいる。
また、口から出した糸にぶら下がって、スーッと下に降りていく種類もいる。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
危機対応で政治行政に問われるものは 国連 中満事務次長に聞く」(NHK)
中満泉さんがインタビューに幾つか答えています。
その中から

クオモ知事は毎日、会見で1時間くらい自分のことばで質問に答えています。いろいろな統計や科学的、医学的な専門家のアドバイスを駆使して、パワーポイントも使いながら丁寧にプレゼンをする。データや根拠を示しながらの説明には、『頑張れば大丈夫なんだ、この危機を乗り越えられるんだ』と聞き手が感じられます。つまり、信頼感や安心感があります。危機におけるコミュニケーションが非常にうまいなと思います
東ちづるさんのTwitter

ドイツ在住の友人と話した。
首相のスピーチに感動し泣いたと。
「私も心配。私も弱い」と、国民と同じ痛みに立ちながら連帯を訴えたからと(すぐに救済金も振り込まれた)。
弱さも隠さない人間こそ、真の強さを持っている。
リーダーは他者の原稿を読み上げるのではなく「生の声」を届けるべきなんだなあ。
中島岳志さんも5月20日の朝日新聞で
 〝危機的状況化のリーダーとは 弱さを隠さず首相の「生の声」を

 逆に、今回目立ったリーダーに共通するのは「弱さ」。
ドイツのメルケル首相と米ニューヨーク州のクオモ知事です。
メルケル氏がなぜあんなに共感を得たかというと、「私も心配。私も弱い」という視点から連帯を訴えたからです。
演説でも、感染者や死者の数字について「これは数字じゃない。具体的なお父さんであり、お母さんであり、おじいちゃんの話である」と語る。
クオモ氏も同様です。
自分たちの痛みと同じところに立っていると思える、弱さが見えるリーダーが共感されているのです。
弱さを隠さない人間こそ、強さを持っている。
首相は自らの弱さと向き合い「生の声」と届けるべきです。
中満泉さんは、先程のインタビューの中で、こんなことも語っています。
 
かつてご一緒した緒方貞子さんには、『公の仕事に関わるものは常に歴史を考えて仕事をせよ』と言われました。その意味で、透明性や信頼という点で日本の政治行政には課題が多いと思います。今回でいうと、私権制限の議論がありましたが、危機の状況になってそういう議論が出てくるというのは平時から政府に対する『信頼度』に問題があるからだと思います。公文書の情報開示にしても、いつも黒塗りで出てくることに強烈な違和感を覚えています。文書の書き換えや記録の不存在はもってのほかです。こうしたことを真剣に考えて仕事することが、政府、行政への信頼にもつながるはずです
中満泉さんのインタビューにあった
国際社会で、非常識だと思われることが日本では、適切だそうです。
議事録作成されず 政府“適切に対応” 野党“作成を”」(NHK)

上野千鶴子さんのTwitter

やっぱり。
心配していたことが起きた。
専門家会議の議事録を残していないと。
よほど知られたくないことがあるのか。
日本における公文書と行政記録の保管はずさんすぎる。
てゆうか、記録を残したくない理由があるとしか思えない。

リプに「専門家会議意見と政府意見が異なることが社会に知られることでしょうか」とあるけど、そうとしか思えない。
これから暑くなると見かけるのが…
坂本史衣さんのTwitter

そもそも20~50℃くらいの溜め水にはレジオネラが生えやすいので、ミストにして振り撒くと高齢者や身体の弱い人にはリスキー。
夏場に街で冷却効果を狙ってシューシュー出てるミストを避けられないときは、体力に自信はあっても気分的につい息を止めてしまう。
朝日新聞夕刊のコラム
 まあいいさ(清水ミチコ)「自分の顔にブーメラン」

(前略)
 私も先日、初めてリモート会議に参加したのですが、目からウロコが数枚はがれ落ちるのがわかりました。
まず、会話をするときに自分の顔が目の前に現れる、という状態。
これは、意外と誰も体験できてなかったシチュエーションです。
 (え?! 私って人の話を聞いてる時、こんな退屈そうな顔してたの?)とか、(ごく自然な感じで、と思ってるのに、私ってもともと反抗的な顔つきだったのか)など、ふだんの「本当の自分の顔」というものに小さく圧倒されます。
 ゆえに、きっとパワハラがかなり減ります。
鏡が目の前にあるせいで、人にキツいことが言いにくくなるからです。
こんな顔した自分が、相手にむごいことを言う、という姿をオノレが目の当たりにするというブーメラン。

 昭和の昔、ビデオカメラが新発売、というCMにこんなシーンがありました。
激しく夫婦喧嘩をしている二人に、そっとビデオカメラを向けると、あら不思議、なぜか急に喧嘩がストップ、というもの。
人間、自分を客観視したとたんに、感情的になれなくなるんでしょうね。
 なのでこれからはパワハラだけでなく、今まで思いつくまま言ってたセクハラ発言や、寒いジョーク、ダジャレなども相当抑えられるんじゃないでしょうか。
これらは全て、自分の顔が見えないからこそ気ままに言えてこられたのでした。
クレーマー対策としても、こんな機能が導入できれば、とんでもない罵詈雑言
(ばりぞうごん)など、どれだけ大幅に削減されるでしょう。

(略)

また、皮肉にも4月の日本ではなんと自殺者が減った、とのこと。
会社や学校に行きたくないという人がそれほど多かったということでしょうか。
これには驚きました。
世界 2020年6月号』のグラビア「イタリア 封鎖された街から
そのルポが掲載されています。
今月号なので、最後の文章だけを転記したいと思います。
日本では、COVID-19に感染すると差別を受け、亡くなっても数字としか載らない。
イタリアではどのような状況なのか
ルポ 「イタリア 封鎖された街から
文:ピーター・ウィルソン(ジャーナリスト)、
写真:エリック・メッソーリ(フォトジャーナリスト)
翻訳:野口みどり

(略)
 人々はまた、家族や親類の高齢者を介護施設に見舞うことも禁じられている。
死にゆく人や病人を見舞い、慰めることもできない無力感や心の痛みは、葬式もできないことによって倍増されていく。
こうした異常事態のなかで重要味を帯びてきたのが、新聞の死亡欄だった。
(『世界 2020年6月号』岩波書店)
普段は見過ごされがちだったこの記事が、以前よりずっと熱心に読まれるようになったのだ。
犠牲者のニュースを知るだけが目的ではない。
ここでは、それが死者に敬意を払い、人々が彼らを追悼することができる唯一の方法だからだ。
パルマの新聞『ガゼッタ・ディ・パルマ』紙では、昨年の3月の平凡なある一日、死亡欄が載っているのは1ページの片隅だけだった。
それが今年の3月には、4ページ半全面に膨れあがっている。
人々は日々、こんなにも多くの家族が苦しんだ喪失を、重苦しい気持ちで確認する。
そして、友人や近所の人が訃報を知ってできることといえば、遺族に電話をかけてお悔やみを言うだけなのだ。
 「私は、この国が経験しているぽっかりと開いた傷口の痛みを感じる」と、今週、コンテ首相は言った。
「統計的な数字の背後に、名字と名前、個人史、それに引き裂かれた家族がいる。イタリア国家は苦しんでいる

(「苦しんでいる」に脇点「、、、、、、」)
(『世界 2020年6月号』岩波書店)

編集後記(『世界』2020年6月号)」は、全文読むことができます。

 この危機をどう乗り越えるか。まず政治が保障すべきものが生存の権利であることは論をまたない。第一特集では、生活や労働の相談現場で日々寄せられる声に向き合う方々と研究者・ジャーナリストの方々による緊急提言を掲載した。

 現政権が繰り出す行き当たりばったりの施策からは、政治の劣化を感じるばかりだった。一方で国家戦略特区改正法のような社会の脆弱化をいっそう進める「不要不急の法案」(今号、内田聖子氏)が、ほとんど報道されることもなく審議されていることは看過できない。
5月30日
 中国東北部の間島地方で朝鮮人が武装蜂起した。 1930(昭和5)年

 朝鮮と国境を接する「満州(まんしゅう)」(中国東北部)の間島(かんとう)地方でこの日、朝鮮人が武装蜂起した。
この地方にはこのころ約40万人の朝鮮人が住んでいた。
手に手に銃や爆弾をもって武装した彼らは、数十人ずつ数隊に分れ、公然とビラを配り、各所を襲った。
彼らは朝鮮総督府(そうとくふ)の支所に放火し、発電所を破壊し、鉄橋を爆破し、電線を切断した。
彼らが配ったビラには、日本帝国主義打倒、日本に手を貸す地主・資本家打倒、朝鮮の独立をかちとろう、などと書いてあった。
 この事件をきっかけに、「満州」地方の武装闘争が激化し、朝鮮独立運動が発展するとともに、中国の国権を回復する運動とも結びついて、日本の「満蒙(まんもう)」支配をゆるがすことになった。
 日本国内では「満蒙」の危機が叫ばれ、翌年、日本が満州事変をひき起こす遠因ともなった。
(『カレンダー日本史 岩波ジュニア新書11』永原慶二編著 1979年)
今朝の父の一枚です(^^)v
スズメがチョコンと杭の上に乗っている。
「今日は、家族連れが多いなぁ」なんて呟いているのかな(*´▽`*)

おでかけは30日の土曜日がおすすめ」(えりの気象日記 5月29日)

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