2018年11月1日木曜日

穏やかな朝

穏やかな11月がスタートしました(^。^)
くりかえされる津波地震
 負の歴史には、学ぶべきものが多い。
大災害の経験は、その最たるものだ。
災害の記憶が薄らぎつつある今、もう一度過去の貴重な経験を振り返っておきたい。
 海溝を震源とする南海トラフ大地震は、およそ90年から150年の周期でくりかえされ、
大阪に大きな被害を与えてきた。
日本史上最大級の大地震とされる宝永地震(1707年<宝永4>)、
津波で多数の死者が出た安政南海地震(1854年<安政元>)をはじめ、
これまでに9回が確認されている。
安政南海地震の被害を伝える「大坂大津浪図」を見ると、
川を上った津波が避難者を満載した船を破壊し、多くの橋を押し流し、
市街や田畑を浸水させたのがわかる。
津波の教訓を今に伝える「大地震両川口津浪記」も、大正橋東詰の石碑に刻まれて残る。
東日本大震災を超える被害が予測される南海トラフ大地震は、
今後30年以内に発生確率70%である。
活断層による大地震も大阪を揺るがし、
近年では、兵庫県南部地震〔阪神・淡路大震災〕(1995年)が生々しい記憶を残したが、
これらは大阪から離れた活断層が震源である。
大阪は上町断層帯などの活断層があり、
マグニチュード7~8の直下型大地震が想定されている。
2018年には大阪北部地震が起こった。
(『大阪の教科書 ビジュアル入門編 大阪検定公式テキスト
              橋爪 紳也監修 創元社 2018年)
南海トラフ大地震 
南海トラフを震源とするマグニチュード8クラスの大地震で津波をともなう。
大阪での津波の高さは最大3mが予測される。

宝永地震 
マグニチュード8.6の巨大地震。
震災と津波による死者は大阪だけで2万人以上との記録(「朝林」)がある。

安政南海地震 
津波による死者は大阪だけで7000人との記録(「鈴木大雑集」)がある。

9回 
本文に記した以外に白鳳南海地震(684年<天武天皇13>)、
仁和南海地震(887年<仁和3>)、康和南海地震(1099年<康和元>)、
正平南海地震(1361年<正平16>)、慶長地震(1605年<慶長9>)、
昭和東南海地震(1944年<昭和19>)、昭和南海地震(1946年<昭和21>)があった。

津波の教訓 
宝永地震の津波の脅威を忘れ、
安政南海地震で再び多数の死者を出した過ちをくりかえしてはならにとの教訓。

活断層による大地震 
慶長伏見地震(1596年<慶長元>)、安政伊賀地震(1854年<安政元>)、
濃尾地震(1891年<明治24>)など数多い。
(『大阪の教科書 ビジュアル入門編 大阪検定公式テキスト
              橋爪 紳也監修 創元社 2018年)
シジュウカラ〔四十雀〕スズメ目・シジュウカラ科
 東京都心の住宅地などでも、さかんに〝ツツピー、ツツピー〟とか
〝ツツピン、ツツピン〟とくり返しさえずるこの鳥を見聞きすることができる。
 都市化された地域では、森林や草原などを好んですみ場所とする鳥は
いち早く姿を消す中で、新しい環境に比較的順応し、
都市の住宅街などにも残る鳥であり、
ひとまず都市的鳥類の一員に加えられている。
 背中は灰色がかった青色で、腹は白く、
頭から顔は黒色で頬の辺に白い大きな斑がある。
また、のどから腹にかけては黒いネクタイのような縦斑があり、
目立つ特徴になっている。
 カラ類の中では、私たちになじみのもっともふつうの小鳥で、
夏はつがいの生活をしてなわばりをもち、
繁殖期をすぎた秋冬には、家族群、
あるいは数家族合同の大小の群れをつくって生活するといった、
鳥の中でも、その一年の生活がよくわっている種類でもある。

(…略…)

見分け方 全長15センチ、スズメよりすこし小さいが尾が長い。
頭とのどが黒く、頬は白。
上面は青灰色、腹は白く、のどから続く黒帯が中央を縦に走る。
動作は活発。
チッ、チッ、ジュクジュクジュクと鳴き、ツツピーツツピーとさえずる。
(『都市のバードウォッチング・バイブル』
         千羽晋示・柳沢紀夫著 朝日出版 1981年)
ヤマガラ 山雀 シジュウカラ科 全長約14cm
 シジュウカラやスズメと同じくらいの大きさ。
他のカラ類と違ってわきと背が栗色。
ほぼ全国の低地から山地の林に留鳥としてすむが、
暖地の照葉樹林にもっとも多く、北海道では少ない。
 樹洞に営巣し、巣箱も利用する。
枝先、幹、地上等の場所でえさをあさり、昆虫、クモ、木の実等を食べる。
固い木の実を両足で押え強くつついて割って食べたり、
地上の落葉をくちばしでのけて下のえさをひろったりする。
また幹のすき間にドングリ等をたくわえる習性がある。
 秋冬にはシジュウカラ、エナガ等と混群を作る。
ツッという細い声のほかにビービーとかニーニーと聞こえる鼻声を出す。
さえずりはシジュウカラよりもゆっくりしたテンポで、
ツーツーピー、ツーツーピーとくり返す。
(『自然観察シリーズ[20]<生態編>バードウォッチング』
               高野伸二 小学館 昭和58年)
窻ひらけばぱつと片頬に日があたるなつかしいかな秋もなかばなり
(『若山牧水歌集』若山喜志子選者 岩波文庫 1936年)
キジバト[雉鳩] ハト目ハト科
大きさ:全長33cm
見られる季節:通年
見られる場所:市街地、公園、街路樹、人家、木の枝、地べた
鳴き声:デデッポッポー
聞きなし:「鉄砲鉄砲」「Google」「年寄り来い」「人取って喰う」

口の中からミルクを与える
日本に昔からいるキジバト。別名ヤマバト。
夏休みの朝になると聞こえる
「デデッポッポー、デデッポッポー」という
あの独特な鳴き声を誰もが聞いたことがあるだろう。
ハトは平和の象徴と言われることが多いが、
やはり性格も温厚で、夫婦で子育てをする。
年に数回繁殖できるのは、
雛にミルクを与えられるからだ。
(『子どもと一緒に覚えたい 野鳥の名前』山崎宏監修 momobook 2018年)
もの言へば声みな透る秋日ざしわれの怒りもはかなくなりぬ
(『新編 中城ふみ子歌集』菱川善夫編 平凡社 2004年)
オオバン Fulica atra L39cm
 クイナ科の中では、大きくて太っている。
体は黒く、翼も黒くて次列風切の先端は白い。
嘴は白くて少し淡紅色を帯び、額板は白い。
足は暗緑青色だが、冬期は若鳥では鉛色を帯びる。
足指は長くてひれがある。
幼鳥は体の上面が暗褐色で下面が淡く、目の周囲と目の後ろの線は白い。
ひなは黒い綿羽に覆われ、目先や喉が赤く、
額から顔と翼などには橙色の綿羽が生えている。
声:キョン、キョンと甲高い声で鳴く。
習性:九州以北で繁殖し、本州以南で越冬する。
広い湖沼や池にすみ、開けた水面を泳ぎ、潜っては水草や昆虫をとるが、
岸の地上で餌をとったり休んだりすることもある。
水面では尾を下げた姿勢で浮いており、くびを前後に動かして泳ぐ。
足で水面をけって助走して飛びたつ。
あまりしなやかでない速いはばたきで直線的に飛び、長い時間飛び続けることもある。
白い嘴と次列風切の先の白、後方へ伸ばした大きな足が目立つ。
(『フィールドガイド 日本の野鳥増補改訂版
            高野伸二 日本野鳥の会 2007年)
アキアカネの一生」(動画)
今朝の父の一枚です。
今朝は雲の姿が面白かったなと話し合っていました。

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