2018年9月5日水曜日

台風の後…

昨日の記事にも書きましたが、
子どもの頃は、結構大きな台風が来襲して大阪にも被害が出ていました。
最近は、運が良すぎたと思います。
台風が来襲すると停電になり、ローソクの火を見つめていた思い出があります。
父は徳之島で、母は沖縄が故郷なので台風の恐さについては常々話していました。
まだ9月、台風のシーズンはこれからだと思います。
大阪府を襲った主な災害」(大阪府 防災・維持グループ)
これまでの台風でしたら、しばらくすると開門していました。
【お詫び】山のエリア一時閉鎖のお知らせ」(9月5日)
山のエリアには入れないので大池など周囲を歩くことにしました。
根が土を抱えていながら倒れているのは、
しっかりと根を張ることができなかったようです。
元々は廃棄物埋め立て処分地だったので土が軟らかく、
地中深く根づくことがなかったのかな?

鶴見緑地では、昭和 46 年から本格的な廃棄物埋め立て処分が始まり、
ごみのほか地下鉄工事の掘削残土や道路・建築工事の残土により造成された山が、鶴見新山です。
ごみを6層盛った最高峰は 45 メートルありましたが、

昭和 50 年代後半には 40 メートル台となり、
花博が開催された翌年の平成3年には 38.8 メートルまで沈下しました。

(【鶴見緑地の主な施設概要】[鶴見新山]P10/20)

詳しい経過は「鶴見緑地 再生・魅力向上計画 (素案)」の
1-1鶴見緑地の経過」を参照してください。
この木は、根元を害虫にやられたのかな?
突くとふわふわしていて腐っていることがわかります。
この木は、幹が折れてしまっていた…
園内を回っていて倒木などの撤去にはそうとう時間がかかるだろうなと思いました。
【緊急】台風21号による鶴見緑地園内の被害、および危険箇所についての注意
台風圏内では、海では大波が立ち、陸では家や樹木が倒れる。
台風は波を起こし家を倒すことによって、運動エネルギーを消費していることになる。
台風のもっている運動エネルギー(風のエネルギー)は10の24乗~25乗エルグの程度である。
これは水爆約100発分に相当する。
そして摩擦によって失われるエネルギーは毎秒10の20乗~21乗エルグである。
毎秒、これだけのエネルギーを失っていくとすれば、
台風の運動エネルギーは10の4乗秒、つまり数秒間でゼロになってしまう。
もっとも、これは、運動エネルギーが少なくなれば、
摩擦による消費も少なくなることを考慮に入れてない計算である。
しかし、とにかく台風にエネルギーの補給がなければ、
きわめて短時間で消滅してしまうことはたしかである。
そのエネルギーを補給しているものは、台風圏内に流入する水蒸気である。
 水蒸気は熱帯の海から蒸発するとき、1グラムにつき約600カロリーの熱を太陽からもらい、体内にかくし持つ。
それが潜熱である。
そして大気中で凝結して水滴にもどるとき、その潜熱を大気中に放出する。
熱を出すものを燃料と呼ぶならば、水蒸気は燃料である。
そして、その熱の一部が運動エネルギーにかわり、台風を維持する。
1日に台風圏内で放出される潜熱は水爆400個分と計算した学者もいる。
また、もしも台風圏内の積雲から放出される凝結熱がなくなったら、
台風のエネルギーは一日たたないうちに半減してしまうという推定もある。
台風は大陸に上陸すると1日ぐらいで急速に衰える。
水蒸気という燃料の補給を絶たれてしまうからである。
 台風はまた、海の水を蒸留して真水にかえて陸地に運ぶ大きなバケツにもたとえられる。
台風災害のニュースの横に小さく「これで水不足解消」などという記事が載る。
皮肉な話である。  
       (倉嶋 厚)
(『四季の博物誌』荒垣秀雄編 朝日文庫 1988年)
餌を得るための妙技
 補食行動の面でも、サギ類はなかなか興味深いものがあります。
 例えば、コサギです。
コサギは水中に立ちこんで、歩きながら餌を探すのが得意です。
じっと水面を覗き込みながら一歩ずつ足を進めるのですが、一歩踏み出した後、
水中に差し入れた足を小刻みに震わせていることがあります。
双眼鏡で注意して見ると水面に波紋が広がっているのがわかりますし、
橋の上などから見下ろすと水中の足の様子もよくわかるので、一度観察してみてください。
(『鳥類学者の目のツケドコロ』松原始 ベレ出版 2018年)
これはコサギ独特の、足で獲物を追い出す行動です。
コサギの餌となる小魚は、水底の石の陰などに潜んでいるものもいます。
ヨシノボリなどは物陰に隠れていることの多い魚ですし、ドジョウは砂に潜っているこもあるでしょう。
また、普段は泳いでいる小魚も、障害物の陰に逃げ込んでいることがあります。
(『鳥類学者の目のツケドコロ』松原始 ベレ出版 2018年)
ところが、コサギが足を伸ばして、その障害物の間際で震わせて
(あるいはトントントン、と踏んで)やると、魚は逃げようとして飛び出してきます。
矢のように泳ぎ去ってしまったら捕まらないかもしれませんが、
魚はしばしば、危険から逃れるためのダッシュの後で動きを止めたり、泳ぎが遅くなったりします。
このときに、思わぬ方向からクチバシが襲ってくるわけです。
(『鳥類学者の目のツケドコロ』松原始 ベレ出版 2018年)
これはタモ網を使った捕獲とまったく同じ方法です。
タモ網で魚を獲るとき、無闇に網を突っ込んで魚を掬い上げようとしても、なかなかうまくいきません。
こういうときは、魚の潜んでいそうな場所の先にそっと網を差し入れ、
足でガサガサと水底を踏んで、魚を網のほうに追い立てるのが得策です。
魚が勝手に網に飛び込んできてくれます。
これを「ガサ」などとも呼びますが、コサギはまさに、「ガサ」の達人というわけです。
(『鳥類学者の目のツケドコロ』松原始 ベレ出版 2018年)

○ ○ ○ ○

午後から資料集めに図書室に向かっていると
百貨店のシャッターが…
前が広場になっているし、面積が広いだけにダメージがある(°0°)

台風の中心が左側を通るか右側を通るかで風雨の違いがあります。
台風は反時計回りに回っています。
台風21号は四国、神戸市に上陸して
大阪からすると進行方向に向かって左側を通過しました。
台風自身の風と台風を移動させる周りの風が同じ方向に吹くため風が強くなります
(「台風に伴う風の特性」(気象庁)

山を歩いていたときに2度台風に会っています。
1回目は俗にりんご台風と呼ばれた「台風19号(1991年9月25日~28日)
この時は、立山のみくりが池温泉に泊まっていましたが、
台風が通過している富山湾側(左側)から吹きつける強風で
富山湾側の2階の部屋に飛んできた石で窓ガラスが割れ、1階の食堂に避難しました。
2回目は2009年8月10日の台風9号(P6/42)。
上高地から蝶ヶ岳に登っていました。
この時は、台風が太平洋側(右側)を通過していたので雨が降っていましたが
強風には会わずにすみました。
(でも、たまたま風が弱かっただけで台風の時は山に登るのは危険です)

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