2018年7月1日日曜日

朝から厳しい暑さに…

今日からもう7月、歳をとるとともに時が過ぎるのが速い…(゜o゜;)

巻第十五 785
忘れ草種(たね)とらましを逢(あ)ふことのいとかくかたきものと知りせば


憂いを忘れるという忘れ草の種を採っておけばよかった、
あの人に逢うことがこれほどたいそうむずかしいものだとわかっていたならば。
(『古今和歌集』小町谷照彦 旺文社文庫 1982年)
シオカラトンボが一休みしていました(^。^)
(はちす)さくあたりの風もかを(ほ)りあひて心の水をすます池哉

蓮が咲くあたりを吹く風も薫りあって、水を澄ませ、
また心の水を澄ませるこの池の面の清らかさ。
(『藤原定家全歌集 下』久保田淳校訂 ちくま学芸文庫 2017年)
合歓咲くや滅多に泣かぬ妻泣けり
(『句集 遍歴』 沢木欣一 立風書房 昭和58年)
交尾の手順は複雑
メスを見つけたオスは、すぐに背中から飛びかかり、
腹の先にある付属器でメスの頭か首をつかむ。
するとオスがメスを引っぱるような連結の姿勢になる。
連結したペアはたいていすぐに交尾をするが、トンボの交尾法はかなり変っている。
オスの生殖口は腹の先に開いているが、そこはメスをつかんでいるので使えない。
そこでオスは、腹のつけ根にある交尾器に、前もって精子を移すのである。
そして連結したメスが腹を前に曲げて、
腹の先にある生殖口をオスの交尾器にあてがうことによって、やっと交尾が成立する。
 しかし時には、メスが大暴れしてオスを振りほどいてしまったり、
飛び上がることを拒否して草などにつかまったままでいたりして、交尾できないこともある。
また、連結しようと追ってくるオスを振り切って飛び去るメスや、
その種類に独特の「いやいやのポーズ」をオスに見せつけて、連結することを拒否するメスもいる。
彼女たちは何を基準にしてオスを選り好みしているのだろうか。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
ヤブミョウガ(ツユクサ科)が交差していました(^^ )
花言葉が「報われない努力」というのは可愛そうだな…
蓑虫(みのむし)にうすうす目鼻ありにけり  波多野爽波(はたのそうは)

『波多野爽波集(現代俳句全集四)』(昭52)所収。
大正12年東京生まれの現代俳人。
三島由紀夫が書いた回想に、学習院中等科時代、上級生の爽波に俳句を指導されたが、
そのみずみずしい感覚の句にはとてもかなわなかったという述懐がある。
虚子に師事して写生句に専心するようになるが、感覚の切れ味のよさは変わらない。
この句の眼目は「うすうす」にあるが、
写生がそのまま一つの澄んだ心象風景をとらえているところに注目すべきだろう。
(『新編折々のうた』大岡信 朝日新聞社 1983年)
ニホンカナヘビのなが~い尻尾

トカゲの尻尾の再生
 トカゲの外敵はヘビ、鳥類、人間などで、
襲撃され尻尾を押さえられたとき、その尾を切って逃走する。
専門的には、この行動を「トカゲの自切(じせつ)」と呼んでいる。
尾の関節はショックに対してはずれやすい構造になっていて、
切られた尾は、しばらく動いている。
敵がその動きに気をとられているすきに、逃走するわけだ。
数カ月たつと、切られた部分から新しい尾がはえてくる。
(『フシギがいっぱい! 都会の自然観察がおもしろい
      アクア・ルーム編 技術評論社 2005年)
睡蓮の庭にきらめくモネの霊  山田菊人
(『川柳歳時記』奥田白虎編 創元社 昭和58年)
ネジバナ(ラン科)がきれいに螺旋を描いていました(^-^)
巻第十(秋の相聞) 2291
(あした)咲き夕(ゆふへ)に消(け)ぬる月草(つきくさ)の消(け)ぬべき恋も我(あれ)はするかも

朝は咲いて夕方は消えてしまう露草のように、
命の消えてしまいそうな恋を私はすることよ。
▽上三句は「消(け)ぬべき」に続く序詞。
「消ぬべき恋」は、死んでしまいそうなせつない恋の意。
(『万葉集(三)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2014年 )
初めて見たな…ハナハマセンブリ(リンドウ科)かな?
東屋にある温度計を見ると9時前なのに33度もある(゜o゜;)
猛暑日の予想 熱中症に注意
シジュウカラが見上げていました。
かなり歳をとっているみたいで動きがゆっくりでした。

心弱りしているはずの四十代されどしぶとく生き残る意思
(『道浦母都子全歌集』河出書房新社 2005年)
紫陽花もをはりの色の曇つてゐる
(『山頭火句集』 村上護 編 ちくま文庫 1996年)
大阪弁で育てれば子もまた話す大阪弁の「ありさん、おった」
(『歌集 空を鳴らして』山本夏子 現代短歌社 2017年)
葉っぱの形が面白いなと調べたらノブドウ(ブドウ科)みたいです。
葉の形には変異が多いそうです。
ショウジョウトンボが逆立ちしているのにはわけがあります(^_-)
オベリスク姿勢」と呼ばれるポーズで暑さ対策だそうです。