2018年7月9日月曜日

急な暑さに…

昨日は蒸し暑さに参り
今朝は、突き刺さるような日ざしに参りました(^_^;)
被災地で救援活動をされている方や避難されている方々が熱中症になりませんように
被災地含む広い範囲で梅雨明け 熱中症に十分注意

(きやう)には題目(だいもく)たり
(ほとけ)には眼(まなこ)たり 
(し)んぬ汝(なんぢ)は花の中に善根(ぜんごん)を植(う)ゑたりといふことを  為憲(ゐけん)

〔現代語訳〕
蓮花(れんげ)は、経では「妙法蓮華」という題目となり、
また、御仏の御体では眼(まなこ)にたとえられています。
これはきっと、多くの花の中でおまえだけが前世に善根を植えたせいでしょうね。
(『和漢朗詠集』川口久雄訳注 講談社学術文庫 1982年)
好きな番組にEテレ「やまと尼寺精進日記」(毎月最終日曜日午後6時~)があります。
その第1回だったと思います「文月 万葉ハーブの贈りもの」(2016年7月)の中で
ヤブカンゾウの花を天ぷらや酢の物にして、蕾には白和えを添えていました。
そのせいか花を見ていると美味しそうだなと思ってしまう(^▽^)
ジュズダマ(イネ科)
雌花は究極の箱入り娘。柱頭だけしか外に出しません。
雌しべの柱頭(A)。
雌花が咲き終わると、雄花(B)が咲きます。
(『実とタネ キャラクター図鑑』多田多恵子著より)
紫陽花
うつりゆくひかずを見せてかたへよりこくうすくなるあぢさゐの花  大隈言動

○かたへより―かたわきから。
○あぢさゐの花―夏の頃四片の小さな花が多数集まって毬状に咲き、
 白、碧、淡紅等と次第に変化するので、七変化とも言われる。
▽日数の経つのを示すかのように、かたがわから或いは濃く、
 或は薄く花の色が変わって行く。
咲いている間中眺め飽きないことだ。
(『近世和歌集 日本古典文学大系93』
    高木市之助・久松潜一校注 岩波書店 昭和41年)
ショウジョウトンボ♂が暑さをしのぐために
オベリスク姿勢」をしていました(´。`)
一方、人間は…

金を得てビルを出でしが四五分(しごふん)の後(のち)するすると飲屋(のみや)に在(あ)りつ  吉野秀雄

『吉野秀雄歌集』(昭和33年)所収。
会津八一に師事し、『万葉集』と良寛に傾倒した。
幼時から虚弱、青年期以降65歳で死ぬまで、
結核、ぜんそく、糖尿病、リューマチなど病気の巣のようだった。
定職はほとんどなく、貧しい原稿暮らしだったが、
歌は生の真髄に直到すべく率直な詠風に終始し、そこから独特のユーモアも生じた。
原稿が百一枚となる途端我は麦酒(ビール)を喇叭(らっぱ)飲みにす」も有名。
(『新編折々のうた』大岡信/朝日新聞社 1983年)
ニホンカナヘビが日向ぼっこをしているのを撮していると
下の方からもう一匹がやってきてペロッと舌を出した(゜-゜)
月草(つきくさ)のかりに立つ名(な)の惜(を)しければただその駒(こま)を今は野飼(のが)ふぞ

「月草」は露草の古名。
「月草の」は「かり(「仮」に「刈り」をかけた)」の枕詞。
「野飼ふ」は放牧する意。但し、ここは相手の男を暫く放っておくことをいう。
(『和泉式部集・和泉式部続集』清水文雄 校注 岩波文庫 1983年)
ショウジョウトンボのメスは少しお酒をたしなむ程度かな(*´∀`*)
なにわの伝統野菜「勝間南瓜(こつまなんきん)

  カボチャ花

大きなカボチャの花が
大きなカボチャの葉叢(はむら)の中に
二十も三十も咲いている
四十も咲いている

カボチャの葉の中に
カボチャの花が咲いているのを見ると
なぜか 心の底からほっとする
安心する
カボチャの花が咲いていれば
いつでも死んでいいような
どこまでも生きていけるような
そんな 安心である

真っ黄色のカボチャの花が
大きな緑の葉叢の中で
二十も三十も咲いている
懐かしく
ありのまんまに 咲いている
(『新月―山尾三省第三詩集―』くだかけ社 1991年)
今朝の父の一枚です。
コンデジなのでハッキリと映っていませんが、
メジロやエナガがミズキにやって来ていました。
このミズキには母と来ているときもメジロなどが来ていて
母を楽しませていました。

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