ゴマダラチョウが翅を広げているのは体温を上げるためですが
σ(^_^;には十分すぎるほど暑かった(゜o゜;)
「16日も猛烈な暑さ 豪雨被災地 できるかぎりの熱中症対策を」
蟬(せみ)なくや我家(わがや)も石になるやうに 一茶
騒音のためにどうにかなってしまいそうな感じ
その「どうにかなってしまいそう」を的確に把握している手腕は敬服にあたいする。
(『蕪村集 一茶集 日本古典文学大系58』
暉峻康隆 川島つゆ校注者/岩波書店 1959年)
さはさはと蓮(はちす)うごかす池の亀 上島鬼貫(うえじまおにつら)
蓮の茂っている池に亀が泳いでいて、
蓮の葉柄に触れるたびに大きな蓮の葉がさわさわと動く。
「さはさは」に、蓮の広い葉が揺れる感じがよく出ている。
蓮の葉で日陰になっている水中で亀が泳いでる、静かな夏の真昼である。
夏の昼間の静けさと、水辺の涼味が表現されている。
季語は「蓮」で夏。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学全集42』栗山理一他校注・訳 小学館 昭和47年)
(さは「さは」はくの字点)
初めクモ糸に引っかかっていると思ったけど違いました。
夕暑く咲き初(そ)めし合歓その紅き花しべの先の花粉はふるふ 滝口英子
(『昭和萬葉集 巻十六 万国博と70年安保 昭和45年~46年』講談社 昭和55年)
わが胸は小さくなりぬ花擬宝珠 石田波郷
(『講談社版 カラー図説日本大歳時記[座右版]』 昭和58年)
アオモンイトトンボのカップル
交尾の手順は複雑
メスを見つけたオスは、すぐに背中から飛びかかり、
腹の先にある付属器でメスの頭か首をつかむ。
するとオスがメスを引っぱるような連結の姿勢になる。
連結したペアはたいていすぐに交尾をするが、トンボの交尾法はかなり変っている。
オスの生殖口は腹の先に開いているが、そこはメスをつかんでいるので使えない。
そこでオスは、腹のつけ根にある交尾器に、前もって精子を移すのである。
そして連結したメスが腹を前に曲げて、
腹の先にある生殖口をオスの交尾器にあてがうことによって、やっと交尾が成立する。
しかし時には、メスが大暴れしてオスを振りほどいてしまったり、
飛び上がることを拒否して草などにつかまったままでいたりして、
交尾できないこともある。
また、連結しようと追ってくるオスを振り切って飛び去るメスや、
その種類に独特の「いやいやのポーズ」をオスに見せつけて、
連結することを拒否するメスもいる。
彼女たちは何を基準にしてオスを選り好みしているのだろうか。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
アオサギが羽の内側を太陽に向けて日光浴していました(^。^)
「蛍草(露草)」は秋の季語だそうです。
せめて季語の世界だけでも涼しい秋を思ってみましょう(^_-)
石ひとつ据えて地の神蛍草 桜山静子(箕面渓谷)
(『ふるさと大歳時記5 近畿ふるさと大歳時記』角川書店 平成5年)
ヒオウギ(アヤメ科)
次に転記する歌は、恋人に贈った歌のように見えますが(^_-)巻第四 573
太宰帥大伴卿が京に上りし後に、沙弥満誓(さみまんぜい)、卿に贈る歌
ぬばたまの 黒髪変り 白けても 痛(いた)き恋には 逢ふ時ありけり
黒髪がまっ白になる年になっても、こんなに激しい恋心に苛(さいな)まれることもあるものなのです。
沙弥 僧侶として最小限の資格である十戒を受けたばかりで、それ以上の段階に進んでいない男性。
満誓 美濃守、尾張守、右大弁等を経て、養老5年(721)元明天皇病気祈願のため出家した。
7年2月筑紫観音寺別当(太宰府の都府楼近くの観音寺の長官)として赴任、大伴旅人と交遊があった。
旅人帰京後も観世音寺別当として太宰府にいた。
恋歌めかして相手のいない寂しさを訴えたもの。
萬葉後期になると、男子間にも恋歌的表現に心情を託する歌の世界が生れた。
◇ぬばたまの 「黒髪」の枕詞
◇白けても 色が白く変る意で、白髪の老人になったことをいう。
(『萬葉集(一)旧版』青木生子 他 校注 新潮社 昭和51年)
ちょうちょになって T・美桜(千葉・4歳)
ままと いっしょに
ちょうちょに なって
おそらを とびたいな
それでね
きれいな おはなに
とまって
「うふふ」って
わらうの
(『こどもの詩』川崎 洋編 文春新書 平成12年)
*本には実名が記載されてます。
巻第八 哀傷歌 853 中納言兼輔
思ひにて人の家に宿れりけるを、
その家に忘れ草の多く侍りければ、
あるじにつかはしける
なき人を偲びかねては忘れ草おほかる宿にやどりをぞする
故人を偲ぶことに堪えかねて、いっそ悲しみを忘れようと、
忘れ草の多く生えているこのお宅に宿をお借りします。
○思ひにて 喪中で。
○忘れ草 萱草(かんぞう)。ユリ科の多年生の草。
古代中国において、憂いを忘れさせてくれる草として詩文に作られ、万葉集にも
「忘れ草わが紐に付く香具山の古りにし里を忘れむがため」(巻三・334)などと歌われる。
▽兼輔集
(『新古今和歌集<上>』久保田 淳訳注 角川文庫 2007年)
スズメの朝ご飯は蛾の幼虫のようです。
● ● ● ●
スズメは、町の中にあるさまざまな有機物を食べています。
我々にとって邪魔になる雑草の種を食べ、害虫も駆除してくれています。
実際、スズメを駆除したら、害虫が大発生してしまった、という話は世界各地にあります。
スズメは我々の花見にも貢献しているかもしれません。
花見が終わった時期のころスズメをよく見ていると、盛んにサクラの樹に止まって何かを捕まえています。
小さいものはよくわかりませんが、アブラムシとかカイガラムシの仲間ではないかと思います。
大物では、サクラを食害する、チョウやガの幼虫です。
仮にスズメがいなくなれば、そういった害虫が大量に発生してしまうかもしれません。
実はスズメは、サクラの蜜を吸って、サクラの花を落としてしまうという側面も持っています。
ですが、害虫駆除効果を考えて、総合的にみれば、スズメの存在は、
毎春、花見を楽しみにしている我々にとってプラスの存在ではないかと思います。
(『身近な鳥の生活図鑑』三上修 ちくま新書 2015年)
父もスズメを撮していました。
今朝も厳しい暑さだったので早めに帰ることにしました。
待ち合わせ場所で父が待っているとスズメがやって来てくれたそうです。
母と歩いていたときも待ち合わせをしていた場所です。
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申し訳ありませんが,日本語だけを受けつけますm(_ _)m