2018年7月22日日曜日

風が吹いてくれると(^。^)

横一列に並んでいた(^^ )

巻第十 物名 448 よみ人知らず
  からはぎ
うつせみのからは木ごとにとどむれど魂(たま)のゆくへを見ぬぞかなしき

蟬の抜け殻は木ごとに残り、人の亡骸はそれぞれ棺に残るけれども、魂の行方を知ることができないのが悲しい。
○からはぎ 「唐萩」。どのような植物か不明。
○から 抜け殻の「殻」に亡骸の「から」を掛ける。
○からは木ごとに 「からはぎ」を詠み込む。
○木 「棺」を掛ける。
▽上句は、まず蟬の抜け殻として読むが、下句まで行くと、人の亡骸の意味が出てくる。
題と内容とは関わらない。
(『新版 古今和歌集』高田祐彦訳注 角川ソフィア文庫 2009年)

ノカンゾウ(ワスレグサ科)

思ひ出すとは 忘るるか 思ひ出さずや 忘れぬば

◇一首は「思い出すなんておっしゃるのは、私を忘れてのことなの。思い出すわけはないでしょ、忘れさえしなければよ。」というので、
「いつも貴女のことを思い出します」という切り口上で求愛する男に対して、
「思い出すとおっしゃるのは忘れた証拠よ」と反発する女の機知(ウィット)が中心。
(『新訂 閑吟集』浅野健二校注 岩波文庫 1989年)
いざゝらばはちすのうへにうちのらむよしや蛙と人はいふとも  良寛

○いざゝらば―それではさあ。
▽ではこれから蓮のうてなに自分も乗ることにしよう。
たとえそのため他人から蛙と悪口を言われてもかまわないから。
(『近世和歌集 日本古典文学大系93』
     高木市之助・久松潜一校注 岩波書店 昭和41年)
クサギ(シソ科)
 夏に咲く花も、色香の誘惑で巧みにことを運びます。
薄紅の萼に彩られた白い花は、細いカクテルグラスに甘い蜜を注ぎ、
ジャスミンのような甘い芳香を放って客を誘うのです。
アゲハ蝶や夜の蛾たちがストロー持参で訪れ、飲食の代金に花粉を運びます。
(長い花筒の奥に蜜がたまっています。蜜が吸えるのは口の長い昆虫だけです。)
 花も実も美しいクサギですが、唯一惜しいのはその体臭。
葉や枝をもむとゴマに似た強い匂いがあり、名前も「臭い木」となりました。
(『実とタネキャラクター図鑑』多田多恵子 誠文堂新光社 2017年)
ハシブトガラスが嬉しそうに、
硬そうなものをくわえているなと見ていると
どうもアブラゼミのようです…
ショウジョウトンボ(トンボ科

検索していると〝所さんの目がテン!#951「驚き赤トンボの逆立ち」〟(2008年9月21日)に
オベリスク姿勢について放送されていたようです。
オベリスク」(Wikipedia)
歩いていると、ときおり風が吹いてくれてホッと一息つけました(^_^)v
チョウトンボ(トンボ科)
  おうた子に髪なぶらゝ暑さ哉  斯波園女(しばそのめ)

暑熱にうだるような夏の日、一人でじっとしていも汗ばんでくる。
嬰児(えいじ)を背に負って立ち働いていると、その体温による熱気が体内に伝わってくる。
嬰児は無心に指先にふれるものをもてあそぼうとする。
ほつれた後髪(うしろがみ)をなぶられると髪までぐっしょりと汗でぬれるようだ、との句意。
夏の暑熱をこれほど感覚的にとらえた句は類が少ない。
園女の代表作といってよかろう。
季語は「暑さ」で夏。
*同じく髪を詠んだ句として「涼しさや襟(えり)に届かぬ髪のつと」(乙矢集)がある。
「おうた子」が夏の暑さを詠んでいるのに対して、この句は夏の涼味を詠んでいる。
ひとしく後髪の襟元を詠みわけたものであるが、さすがに女性らしい鋭敏な感性のはたらきといえよう。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学全集42』栗山理一他校注・訳 小学館 昭和47年)
なんか寝坊をしているのかな?
起きられずにボーッとしているみたい(^▽^)
σ(^_^;の水分補給の仕方は、一口、水を含むとしばらくとどめておいて口の中を冷やてから飲み込んでいます。
昔、山を歩き始めた頃、ゴクゴクと水を飲みバテてしまったことがよくありました。
口の中でしばらくとどめておくと口腔内が冷えた分、水はぬるくなります。
それから飲み込むので美味しい飲み方ではありません(^_-)
たとえばこんな記事があります。
マスターしよう!水分補給!~効率よく水分チャージ!温度編
大阪へ再度来たりし夾竹桃
(『しづ子 娼婦と呼ばれた俳人を追って』 川村蘭太 新潮社 2011年)
  さるすべりくれなゐの花咲きそめてはや一とせの夏はかむなり  斎藤茂吉

 サルスベリは盛夏から秋にかけて、紅色の花が咲く。
開花から満開までの期間が長いので、百日紅(ひゃくじつこう)と言われる。
中国南部の原産とされるが、江戸初期、日本に渡来した。
ミソハギ科の落葉小高木。
この花木は、寺院に一本だけ植えられることが多い。
夏休みを思い出させてくれる木でもある。
樹肌がつるつるして、猿もすべるというのでサルスベリと名づけられた。
材質堅く粘り強いので、農具の柄、ろくろ細工に用いる。
(『あめつちの詩』草川 俊 日本経済評論社 昭和58年)
この空にいかな太陽のかがやけばわが眼(め)にひらく花花あらむ
(『明石海人歌集』村井 紀編 岩波文庫 2012年)
温暖化のせいかタイワンウチワヤンマには時々会うけど
ウチワヤンマ(サナエトンボ科)には久しぶりに会ったな…

○ ○ ○ ○

姪から夕食を一緒に食べないかと連絡があり四人で外食しました(^-^)
父は、昼前に父の弟の家に田舎から送ってきた豆や味噌を届けに行きました。
行きは荷物があるのでタクシーで向かい
帰りは、バス停近くまで迎えに行くと約束していたのに
炎天下歩いて帰ってきました(徒歩15分ほど)。

2 件のコメント:

  1. こんにちは~=^_^=
    セミの抜け殻が横に並んでいるなんて初めて見ました
    これは貴重なお写真ですよ=^_^=
    『マスターしよう水分補給』とても勉強になりました
    有難うございました

    返信削除
    返信
    1. 蘭☆☆さんこんばんは(*^O^*)/
      セミの脱殻は公園を歩くといっぱいあります。
      それでも横に並んでいるのは初めて見ました(^^ )

      水分補給も目的に合わせていろいろ方法がありますし
      意識を失っている人に無理やり飲ませると誤嚥をする可能性があります。

      この時期、冷たいビールをグビグビ飲んでいましたが、
      発病以来、禁酒しているのであの爽快感を味わうことはないです(>o<)

      削除

申し訳ありませんが,日本語だけを受けつけますm(_ _)m