公園に着いたときはもうすでに30度を超えていたような…(゜o゜;)
「各地で猛烈な暑さ 岐阜 多治見で38度7分 あすも熱中症警戒」
熱中症予防には水分補給が大切なんですが、被災地では断水が続いている。
「豪雨被害 断水 今も約19万3000戸」
ショウジョウトンボ♀が産卵していました。
キチョウも朝から暑いようです…
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活発に飛びまわるには30度位の体温を維持しなくてはならないが、
気温が30度にもなるのは真夏の日中くらいだ。
そこで体を日光に当てることで、輻射熱によって体温を上げるのだ。
これは炎天下に置かれた水銀柱が、
実際の気温よりも高い温度を示すのと同じ原理である。
逆に体温が上がりすぎる時は、日陰に入ったり翅を閉じてとまったりして、
体に日光が当たるのを防ぎ、体温を下げる。
(『虫のおもしろ私生活』ピッキオ編著 主婦と生活社 1998年)
なんとけふの暑さはと石の塵(ちり)を吹く 上島鬼貫
今日はなんと暑かったことだ、といいながら、夕涼みのために腰をおろす石のほこりを吹いている。
会話の口調をそのまま句の一部にしているところが大胆である。
なんでもないことばであるが、よく句のなかに調和している。
「石の塵を吹く」というところも、なにげない動作をありのままにとらえて成功している。
鬼貫らしい口語調の句として名高い。
季語は「暑さ」で夏。
(『近世俳句俳文集 日本古典文学全集42』
栗山理一他校注・訳 小学館 昭和47年)
夕方になっても涼しくなりません…(ーー;)
猩猩は酒呑童子ではありませんが(^^ )
「猩々(しょうじょう)」(the能 .com)
雲の峰を肘(ひぢ)する酒呑童子(しゅてんどうじ)かな
・雲の峰(夏) 夏の積乱雲
・酒呑童子 丹波の大江山に棲んだ鬼神。
源頼光が四天王とともに勅命を奉じて退治した(お伽草子・酒呑童子)。
▼丹波の空にもくもくわき立つ入道雲が夕日に染まった光景は、
あの酒呑童子が酒に酔って脇なる雲の峰に肘をついている恐ろしい姿を思わせる。
丹波山から立つ入道雲を丹波太郎と呼ぶことから、大江山伝説を幻想した。
(『蕪村全集 第一巻 発句』尾形 仂、森田蘭 講談社 1992年)
泣き顔の顎すくひあげ仰むかす露草のつゆあした吸ふため
(『栗木京子歌集』砂子屋書房 2001年)
コフキトンボ(トンボ科)
梅雨は明けたのですが(^^ゞ花柘榴大雨(たいう)に明けて白き空 内田百閒(うちだひゃくけん)
作者は岡山県生まれの小説家、随筆家。
百鬼園とも号した。
梅雨どきの大雨が晴れ上がった空に、八重のザクロの白い花が咲き誇っているという句。
観賞用の多くは八重咲きで、白、淡紅、朱、紅白の絞りなどがあり、花ザクロという。
果樹として栽培するのが単弁の実ザクロで、甘種と酸種がある。
イランなど乾燥地の本場ものは、甘種で形も大きいが、日本のものは酸種である。
果実用も花木用も、挿し木で繁殖することができる。
(『あめつちの詩』草川 俊 日本経済評論社 昭和58年)
のうぜんかずら風に仄仄揺らぎいて梅雨の曇りを鬼火のごとし
(『道浦母都子全歌集』河出書房新社 2005年)
仄仄(ほのぼの)
かたがわに傾きて枝の繁りあうなかにも咲けり木槿の花は 天久卓夫
(『昭和萬葉集 巻二十 昭和五十年の回顧 昭和50年』講談社 昭和55年)
祇園祭には厄除けの花として檜扇(ひおうぎ)を飾るそうです。
極樂の蓮のうてなをてにとりてわれにおくるはきみが神通 良寛
○極楽のうてな―極楽浄土に往生したもののすわる蓮華の座。蓮座。花の台ともいう。
ここでは弟由之から贈られた蒲団を指して言ったもの。
○神通―神通力。何事でもなしうる霊妙な力をいう。
▽極楽往生した人の坐るという蓮座のような立派な蒲団を私におくって下さったのは、貴方の神通力によるものでしょう。
(『近世和歌集 日本古典文学大系93』
高木市之助・久松潜一校注 岩波書店 昭和41年)
わすれ草菜飯(なめし)につまん年の暮
(…略…)
菜飯は農村の素朴な食事で、油菜・小松菜・あるいは蕪・大根の葉をこまかく刻んで、
ざっと熱湯を通し、塩を加え、炊きたての飯に交ぜ合わせて食べる。
遠江の菊川や近江の目川の宿の名物で、昔はあんかけ豆腐を副(そえ)にして出したという。
忘れ草はヤブカンゾウの別称。
これを見ると憂いを忘れるという。
菜飯に忘れ草を菜の代りに摘んで、過ぐる一年の憂いを忘れよう、との意。
(…略…)
(『芭蕉全発句』山本健吉 講談社学術文庫 2012年)
物申(ものまう)の声に物着る暑さ哉 横井也有(よこいやゆう)
江戸中期の俳人。
名古屋の人で尾張藩の重臣だった。
隠居後は多趣味な風流人の文人として生きた。
俳文集『鶉衣(うずらごろも)』は江戸随筆代表作の一つとして有名である。
「物申」は訪問者が門口で案内を乞う声。
暑い暑いと裸になってぐったりしている所へ「ごめん」と声。
仕方なく身じまいを整えていそいで出る。
着物をきるのを「物着る」と、やや投げやりに言ったのが、
物憂い感じを出して効いている。
(『新編折々のうた』大岡信/朝日新聞社 1983年)
今朝の父の一枚です(*^O^*)/
木蓮は、春に咲くはずなのに
あまりの暑さに咲く時期が分らなくなったのかな…
こんばんは~
返信削除>あまりにも暑い…( ゜o゜;)
ほんとうに暑い一日になりました。
明日明後日もらしですね。
もういきなりの暑さに参ってしまいそうです。(-_-;)
そんなときに菜飯の句が目にはいりました。
冬の句だったんですね。
青菜のイメージで春の頃かと思っていました。
若い大根葉や菜花の頃かと。
暑い季節にもいいですね。
さっぱりと彩もきれいで、食欲出ます。(^-^;
>過ぐる一年の憂いを忘れよう
菜飯に忘れ草を菜の代りに摘んで年の暮れに食べるのもありです。
カイさんこんばんは(*^O^*)/
削除>もういきなりの暑さに参ってしまいそうです。(-_-;)
体の準備ができないうちに猛暑ですよね…
被災地ではなおさら大変だと思います。
菜飯の句は冬の句なんですが
ただヤブカンゾウの新芽は春に出てくると思うのですが(・・?
根は秋に掘って薬草にするそうです。
https://www.lab2.toho-u.ac.jp/phar/yakusou/mihon/yabukanzo.html
花や蕾を薬膳として出しておられたのが「やまと尼寺精進日記」の第1回目だったと思います。
とっても美味しそうでした(^。^)
http://www.nhk.or.jp/docudocu/program/92043/2043538/index.html