2018年7月3日火曜日

台風が近づいているけど…

クチナシの甘い香に誘われて近づくと暑さが和らぎます(o^^o)
台風接近非常に激しい雨のおそれ
明日は、リハビリ散歩は無理かなと思っています。

口なしの花さくかたや日にうとき

▼あの甘い芳香を放つくちなしの、花はどこに咲いているのかと目をやれば、
日当たりの悪い物陰にひっそりと咲いている。
口なしの名そのままに、何と自己主張の乏しい花であることよ。
(『蕪村全集 第一巻 発句』尾形仂・森田蘭 講談社 1992年)
机の上にひろげられたる指の間をむなしい時が流れているよ
(『歌集 方代』山崎方代 かまくら春秋社 2004年)
  蓮(はす)のかを目にかよはすや面(めん)の鼻

 『笈日記』には「蓮の香に目をかよはすや」とあり、どちらでも意は通じる。
能面をつけると目からは見えず、鼻の穴を通して見るという。
そのことから蓮の香を面の鼻の穴から通して視線を通わす、と言った。
蓮の香を鼻の穴で嗅ぐのでなく、見ると言ったところがおかしみである。
(『芭蕉全発句』山本健吉 講談社学術文庫 2012年)
あぢさゐの花より懈(たゆ)くみごもりぬ  篠原 鳳作(ほうさく)
(『私の季語手帖』井本農一 小学館 1998年)

たゆし【懈し・弛し】〔形ク〕
①だるい。②(性質が)ぐずである。にぶい。

みこもり【水籠り・水隠り】
[一]〔四段〕水の中にひそみ隠れる。転じて、心の中に秘めて外にあらわさない。
[二]〔名〕①水の中に隠れること。②心の中に秘めて人に語らないこと。
(『岩波古語辞典(旧版)』大野晋他編 岩波書店 1974年)
久しぶりにセグロセキレイに会えました(^。^)
羽づくろいは、羽に脂をぬる働きもしています。
くちばしで、尾のつけ根にある油脂腺から脂をとって、全身の羽にぬりつけるのです。
羽の防水効果を保つために、とても大切な行動です。
(『野鳥ブックス1 BIRD WATCHING―野鳥と出会うために』日本野鳥の会 1981年)
両親とKazeは公園での散歩を別行動していました。
途中で待ち合わせ場所を決めてコーヒータイムをして休憩をしていました。
そんな時に母がカワセミに会えたよと嬉しそうに話してくれたことが何度かあります。

  翡翠(かわせみ)の影こんこんと遡(さかのぼ)  川端茅舍

 かわせみの鋭く鮮やかな美しさは鳥類のなかで魅力あるものの一つ。
くちばしは赤く長大、背中の羽色は目のさめるような翡翠(ひすい)色、
胸や腹は栗色で、足は短く赤い。
杭の先や崖のはしにとまって水面を凝視、
魚を見つけると弾丸のように一直線に飛んで捕まえる。
魚獲りの名人で、英名コモン・キングフィッシャーという。
 この句のかわせみ、杭などにとまっているのか、
あるいは飛んでいるのか、筆者はとまっていると見たい。
魚をねらって動かないかわせみの華麗な影が水に映り、
谷川の水がこんこんと流れるので、
その影があたかも水をさかのぼっているかに見える。
気韻生動の名句。
(『日々の俳句』沢木欣一 求龍堂 昭和58年)
まっすぐに茎に捩るゝ花として  江口竹亭
(『くさぐさの花』高橋治/朝日新聞社 1987年)
コノシメトンボ♂の未成熟かな?

○ ○ ○ ○

午後から歯科でマウスピースの点検をしていただき、
左側がすり減っているので調整していただきました。
歯科衛生士さんに歯石除去・歯面清掃をしていただきました。
待合室にマウスピースの調整をしていただいている先生の
講演要旨が掲示されていました。
一部抜粋します。
糖尿病と嚥下障害―歯周病が重度化因子となる二つの病態

 歯周病が軽症の場合は、歯科衛生士による歯磨き指導と3ヵ月に一度の
歯石除去・歯面清掃(PMTC:Professional Mechanical Tooth Cleaning)を行うと有効である。

 歯周病は脳血管障害や重度の神経障害とともに、
嚥下障害ならびに誤嚥性肺炎の間接的原因の1つとなることは十分に考えられる。
それらは歯周病を防止することで、大幅にリスクを低減できる。
糖尿病の診断の際、口腔検診と歯周病の早期治療を開始すること、
また栄養指導だけでなく、咀嚼を要する食品の献立の指導、さらに定期定期歯科検診が重要である。

全文は「DITN 2015年4月No.445」(8頁)をご覧ください。