2017年7月26日水曜日

夜中に雨が降ってくれたので

深夜に雨が降ってくれました。
おかげで昨日よりは風が気持ちよく感じました。
これも豪雨でないから言えることです。
今年は、雨が集中的に降っていますよね…

蜻蛉は秋の季語ですが(*^ー゜)

蜻蜒とんぼうやとりつきかねし草の上うへ

一匹の蜻蛉が飛来し、草の葉に止まろうとしているのだが、
草が秋風に吹かれて大きく波打つものだから、容易に止まりかねている。
(『袖珍版 芭蕉全句』)
 雨に打たれている鳥の体をよく見ると、
水がころころと弾かれて水滴になっているのがわかります。
どうして羽毛に水が染み込まないのでしょうか。
 それは羽毛に脂分があるからです。
多くの鳥の羽毛の付け根付近には「尾脂線
びしせん」というニキビのような部分があって、そこから脂分が染み出ます。
鳥は嘴でその脂を取り、羽毛に塗りつけているので水が弾くのです。
アヒルが嘴で盛んに尾の付け根を突いているのを見たことがありませんか。
この行動が、脂を嘴にとっているところです。

 また、鳥のなかには、尾脂線があまり発達していないものがいます。
こういった鳥では、脂ではなく特殊な羽が壊れて粉状のパウダーになり、
これが防水剤の役割を果たしていると考えられています。
サギやハト、フクロウなどがそのタイプです。

よくマンションのベランダにハトが巣をつくると粉が舞って不衛生になるのは、この防水剤のためです。
 もうひとつ雨に濡れても大丈夫な理由は、羽毛の並び方にあります。
羽毛は、一枚一枚が屋根瓦のように上に上にと重なっています。
ですから防水が効いた羽毛の上を、隙間からしみこむことなく水滴が下に流れていくのです。
しかし、雛のふわふわした羽毛には防水効果がありません。
ですから雨に濡れてしまうと、とたんに体温が奪われて死んでしまいます。
 とくに屋根のないタイプの巣は雨ざらしですから、
親鳥は雛を自分の体で覆いかぶさり濡れるのを防ぎます。
親鳥の羽毛の雨合羽は、ヒナの命を守る大切なものでもあるのです。

(『ポケット図解 鳥の雑学がよ~くわかる本』)
相変わらず朝に咳をすると喉を刺激して吐き気をもよおしています。
父さんが「精密検査を受けたらどうか」といいました。
母さんがいた頃は、黙っていたのですが
母さんがいなくなってから母さんが父さんに言わせているのだろうな…
(散歩を終えて、帰宅後、耳鼻科を受診しました。
今までは、週に1回は通院していたのですが…
かなりサボっていたみたいです(^^ゞ
吸入をしていただきトローチを処方してもらいました。)
三日ぶりにやって来るとさっそくスズメがやってきました(^^ )
母さんのクッキーをあげました。
   みそはぎ

ながれの岸のみそはぎは、
誰も知らない花でした。

ながれの水ははるばると、
とほくの海へゆきました。

大きな、大きな、大海で、
小さな、小さな、一しづく、
誰も、知らないみそはぎを、
いつもおもつて居りました。

それは、さみしいみそはぎの、
花からこぼれた露でした。

(『空のかあさま 新装版 金子みすゞ全集・Ⅱ』)
 ヒオウギ belamcanda chinensis DC. は
本州西部、四国、九州から、台湾、中国、インドの北部に分布していて、1属1種である。
山地の原野に成育し、太い根茎をもつ。
ヒオウギは、漢字で桧扇
ひおうぎと書き、
長さ30から40センチ、幅約3センチの広い剣状の厚い葉が、
扇を開いたようにつくことから名づけられた。
高さは1メートルぐらいで、茎の先はいくらか分枝し、
7,8月ごろになると朱橙色
しゅとういろに赤色斑点はんてんのある花を咲かせる。
花の直径は5,6センチ、雄しべ3個は糸状で長い葯
やくがあり、雌しべを囲んでいる。
 葉に白い縦斑のはいるフイリヒオウギや、
全体がずんぐりしていて葉幅の広いダルマヒオウギなどの園芸品種も知られており、
江戸時代以降、栽培されてきた。
花色にも変化が見られ、普通種のほかに
黄、淡黄、橙赤
とうせき色などが知られているし、大輪をつける品種もある。
ただ、これらの品種は性質が弱く、よく育たない。
近年つくられた高性ダルマ系の「大久保ヒオウギ」は、
茎葉が大きくねじれるので、生花用に好まれる。

(『週刊朝日百科 世界の植物』通巻97号 昭和52年)
花の時期は5月頃なんだけど…
 昨日紹介した中将姫の話を『とはずがたり』の中で
「当麻曼荼羅縁起」を書き写しています。

 法隆寺より当麻(たいま)へ参りたれば、
横佩大臣よこはきのおとど)のむすめ)、生身しやうじんの如来を拝み参らせんと誓ひてけるに、
尼一人来たりて、『十たんの蓮の茎を賜はりて、極楽の荘厳(しやうごん)織りて見せ参らせん』とて、乞ひて、
糸を引きて、染井そめのゐ)の水に濯(すす)げば、この糸五色に染まりけるをぞ、したためたる所へ、
女房一人来たりて、油を乞ひつつ、の時より寅とらの時に織り出して帰り給ふを、
坊主(中将姫)、『さても、いかにしてかまた会ひ奉るべき』と言ふに、

 『往昔迦葉説法所わうじやく かせふ せつぽふじよ) 今来法基作仏事こんらいほふき さくぶつじ
  卿懇西方故我来きやうこんさいはうこがらい) 一入是場永離苦いちにふぜぢやうやうりく)』

とて、西方を指して飛び去り給ひね」と、書き伝へたるも、ありがたく尊し。
 ・横佩大臣 右大臣藤原豊成。天平神護元年(765)没、62歳。
その(むすめ)が中将姫。
なお、「横佩大臣……飛び去り給ひぬ」まで、『当麻曼荼羅縁起』(当麻寺縁起)からの中将姫の蓮糸曼荼羅伝説の筆録。
生身の如来 次に述べられる伝説中の尼と女房が、如来の化身。
十たん 「十駄(た)」の誤りか。『当麻曼荼羅縁起』その他には「百駄」とある。「駄」は馬一頭分の荷量。
染井 『縁起』その他に、この時掘った井戸と伝える。
亥の時より寅の時 午後10時ごろ。「寅の時」は午前4時ごろ。
・『往昔迦葉説法所 …… 一入是場永離苦
 『当麻曼荼羅縁起』では尼の唱える偈(げ)。
(ここは)昔迦葉尊者が説法した所だが、その後、法基菩薩が(この近く金剛山に)仏事を起こした、
お前が西方浄土を願うゆえに私は来たのだ、
一度この道場(当麻寺)に入(ってこの曼荼羅を拝す)れば、永く苦しみから離れるであろう、の意。
「迦葉」は大迦葉尊者、釈迦十大弟子の一。
「法基」は金剛山に現れた菩薩。
「卿」は汝。
(『とはずがたり』)
注)原文通りではありませんし、転記間違いがあると思います。

中将姫さまと當麻曼荼羅」(當麻寺)に分かりやすく解説されています。
カマキリを見ていると緑色と茶色のがいますね。

2 件のコメント:

  1. こんにちは~

    暑い日が続いています。。(^-^;

    >吐き気をもよおしています。
    前にもお聞きしたような気がします。
    時々症状があるようでしたら、お父様も勧められている検査をお勧めします。

    すみません。
    お大事にされてください。

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    1. カイさんありがとうございます(*^O^*)/
      朝の吐き気は、夏風邪も影響しているのかもしれません?
      今日、妹と三人で外食をしたのですが、完食しました。
      また、昼食の時は、吐き気がありません。
      胃酸過多かもしれませんし
      不安な気持ちが吐き気を誘発しているのかもしれません?
      ただ、素人判断はしないように主治医の先生に相談して
      検査を受けるか判断を仰ぎたいと思っています。

      カイさんもこの暑さで体力を消耗されているようなので
      お互い大量管理に気をつけたいですねp(^-^)q

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申し訳ありませんが,日本語だけを受けつけますm(_ _)m