2017年7月14日金曜日

昨夜の雨で…

〔藤壺と〕
「おなじ蓮はちすに」とこそは、

 (光源氏)なき人を慕したふ心にまかせても影かげみぬ水みづの瀬にやまどはん

と思おぼすぞ、憂かりけるとや。
(『源氏物語(二)』)

極楽浄土では、夫婦は一つの蓮華の上に暮らすと考えられていた。
先に死んだ者は、連れ合いのために蓮華の座の半分を空けて待っているのだ。
光源氏は藤壺への歌を「同じ蓮に」と思いながら詠んだ。
それは「一つの蓮華に住みたい、でもそれは無理だ」ということだ。

(『平安人の心で「源氏物語」を読む』)
夜中に豪雨予報のメールが届きました。
カナヘビは雨で体温が下がったのか、日向ぼっこをしていました。
尾の色が違うみたい「自切(じせつ)」したのかな?

とかげのくらし」(茨城県小6)
カルガモ カモ目カモ科
  新緑の頃、水辺の草むらなどで簡単な皿型の巣をつくり、10個前後の卵を産む。
ネコなどに襲われることがないように、池のなかの島や、時にビルの庭園のプールなども利用する。
しかし、最大の天敵カラスを防ぐのは難しく、雛をねらわれた場合、
親は傷ついたふりをして、雛を逃がそうとすることもある。(擬傷)

(『野鳥 しぐさでわかる身近な野鳥』
     久保田修/構成 藤田和生/絵 学研 2006年)

花言葉「憂いを忘れる
今朝も風がなくて蒸し暑かったのですが
昨夜の雨で草木が生き返ったようでした。
出かけようとすると、体調が少し悪くなりました。
母さんは、腰や足の痛みを抱えながら一緒に歩いてくれました。
そんな母さんの姿を思い出すと不思議と歩けました。

チョウトンボ トンボ目トンボ科 体長32~41mm
 チョウトンボはそのヒラヒラと飛ぶ姿がチョウみたいだから名づけられたんだ。
 うしろの羽の幅が広く、羽の大きさに比べて腹部が極端に短い。
青紫色の羽は、光の当たり具合によって虹色に輝きとてもきれい。
このトンボも、ある程度自然度の高い環境でないとたくさん見ることはできない。
おもに平地から丘陵地にかけてヒシなど水生植物の多い池や沼にすんでいるけど、
近年その数がめっきり減ってしまっている。
 6月下旬から羽化が始まるので7~8月の真夏にもっとも数が多くなり、
10月上旬まで見ることができるよ。

(『田んぼの生きもの おもしろ図鑑』)