今朝は、風が冷たく、雲の流れが速かったです。
帰り、駐車場を出るころから雨がポツポツ降り出しました。
新型コロナウイルスで大変なのに…
「北海道 見通し全くきかない猛吹雪や大雪のおそれ 警戒を」(NHK)
「『緊急事態宣言』可能にする法改正 来週中にも成立の見通し」(NHK)
首相を支持される方は、保守本流だと思っておられるようですが
首相は、保守本流ではないと思いますよ。
本当の保守は、言動に責任を持ち、利権に走らないはず。
保守の発信をされる「一水会」のTwitterに
「まさに『仏作って魂入れず』ではないか。」というコメントがあり、
読まれた方が「後手の政策、先手の帰宅」とリプされていた。
思わず座布団をあげたくなりました(^^)v
辻仁成さんのTwitterに
仏国営放送 で『コロナは心配しなければいけないのか?』という凄い番組があり現大臣がメモとか官僚のアドバイスなく、国民の質問に三時間生で答え続けた。
日本の政治家の国会中継の緊張感のなさと比較してほしい。
また、役立つ情報も数多くあったので、以下にまとめました。
パリ最新情報2、「仏保健大臣、生放送で2時間メモ見ず国民に説明する」
2月28日の記事で紹介したドイツの保健大臣も国民に向って語りかけていました。
一方、日本の首相や大臣は、官僚が苦労して作成した答案用紙を間違えて読むし、
幼稚な発言しかしないし、批判されるとヤジをとばす。
「普通の大臣」といっているけど、情けない。
「まともな大臣」がいるのか?
支持政党ではないけれど、昔の自民党には、気骨のある人がいた。
小渕恵三さん、宮澤喜一さん、野中広務さんなど他にもいらっしゃる
そう言えば、SNSに首相の食事などの行儀が悪いので
親の顔が見たいというコメント見ることがあるけど
安倍晋太郎さんは、魅力的な人だった。
「忖度」なんて言葉を知ったのは、今の首相になってからだと思う。
はじめ意味が分からなかった。
国民が、今ほど、政治倫理に鈍感になった時代があったのかな?
3月5日
衆議院議員の山本宣治(せんじ)が暗殺された。 1929(昭和4)年
治安維持法の罰則に死刑・無期刑を追加した案が、この日衆議院を通過した。
山宣(やません)と愛称された山本宣治は、この時ただ一人の日本共産党系の代議士であった。
彼は労働運動や農民運動などの取締りを強めるこの法律に反対する演説をしようとしたが、妨害されてできなかった。
その日の夜のこと、午後10時5分前、宣治の宿泊している神田の旅館光栄館(こうえいかん)に、黒田と名のる男が訪ねてきた。
訪問者の知らせに、彼は2階から玄関に行き、その男と一緒に自分の部屋にもどった。
宣治が用件をききただすと、男は、七生義団(しちしょうぎだん)の者だと答えて「自決勧告書」をつき出した。
その直後、男は宣治におどりかかって刃物で胸を刺した。
前日、大阪で「ひきょう者去らば去れ、我一人赤旗守る」と演説した山宣は、その場で凶刃(きょうじん)に倒れた。
(『カレンダー日本史 岩波ジュニア新書11』永原慶二編著 1979年)
宮崎義一氏の「パニックの社会経済構造」の続きを転記したいと思いますφ(..)
昨日もお断りしましたように長文で、数式も出てくるので、
「4 社会不安に点火したもの」から一部だけ転記します。
今回の、トイレットペーパー・パニックに似ているなと思いますし、
先日、101歳でお亡くなりになった中曾根康弘氏も登場します。
ちなみに中曾根康弘氏は、風見鶏と言われていたなぁ…
4 社会不安に点火したもの
……略……
さて、最後の問題は、それが、なぜ10月31日に爆発したかである。
これについては、10月31日の午前8時45分から放送されたNHKテレビ「こんにちは奥さん」が重要な役割を演じているようである。
(「『世界』主要論文選」『世界』主要論文選編集委員会 岩波書店 1995年)
その日のテーマは〝紙不足はどうなる〟であって、出席者は、中曾根康弘通産大臣、金子佐一郎日本製紙連合会会長、野口雄一郎中大教授、高田ユリさんらであった。
このなかで中曾根通産大臣は、〝紙の使用合理化国民運動〟を呼びかけた。
紙不足への協力を訴えたのである。
しかし、政府から出される情報は、モノの量にかんする情報と、価格にかんする情報の双方が必要であるにもかかわらず、往々にして政府からの情報は、物不足にかんするものに重点がおかれ、それへの協力のみを訴えることが多い。
このテレビの場合もそうであった。
したがってこれを聞いた主婦は、紙不足がそれほど深刻だとすると、今買い損じると後に必らず高くなったトイレットペーパーを買わねばならないことになって大変だと考え、いきおい買いだめにかりたてられた。
紙不足への協力発言がかえって社会不安に点火する役割を演じたことは皮肉である。
かくてパニックを回避しようとするのであれば、政府情報は、たんに紙不足を訴えるだけでなく、紙不足だが、トイレットペーパーのような基礎物資については最低の必要量の確保と価格維持のための措置が十分講じられていることを明らかにする必要があろう。
このように基礎物資について最低必要量確保と価格維持に関する情報を欠く政府情報は、かえって社会不安をつのり、買いだめパニックを推進するだけである。
このテレビの役割もそうであったと思われる。
その朝10時開店をまちかねてスーパーマーケットに行列をつくった人々のなかには、このテレビをきいてかけつけた主婦も交っていた。
神戸市消費者協会妹尾美智子専務理事は、そのことをつぎのように明言している。
トイレットペーパー・パニックの原因の「一つは通産省の紙不足の情報が裏目に出たこと。〝とくに三十一日に中曾根通産大臣がテレビの主婦向けの番組で、紙不足を訴えたことから、そんなに深刻なら毎日の必需品であるトイレ用紙をという消費者心理をかきたてた〟」(『読売新聞』1973年11月11日朝刊)
かくて、団地とスーパーマーケットの組合せという現代の都市生活の構造から生まれる社会不安が欠陥のある政府情報とメーカーの意図的な出荷停止によって点火され、トイレットペーパー・パニックの形をとって10月末関西で爆発したものと見てよいだろう。
(「『世界』主要論文選」『世界』主要論文選編集委員会 岩波書店 1995年)
「8 11月20日のパニック」と続き、最後に、
しかし残念ながら、社会経済的構造から見る限り、この種のパニックが近い将来もう再び姿をあらわすことはにと断言することは困難のようである。
と、結論を述べておられます。
首相が、「緊急事態宣言」を発令したどんな恐ろしいパニックが起こるんだろう。
ドイツやフランスのように国民に向って、
正確な情報を伝える能力のない、
質問に対して答案用紙を用意してもらわないと演説できない
首相の言葉では、疑心暗鬼になってしまうだけだと思う。
今朝の父の一枚です(^^)v
河津桜は、散り始めています。