現役の頃、こんなにいい天気の日は
仕事をしているのがもったいないなぁと
思ったほどのうららかな朝でした(^_-)
お母さんと息子さんの二人連れに久しぶりに出会いました(*´▽`*)
お二人に話していたのは
このように歩けるのは上皇さまがバイパス手術をされた後
すぐにリハビリに取り組まれたことに
力をもらったと話していました。
「天皇陛下のご体調について」(平成24年 宮内庁)
上皇さまと美智子さまにはゆっくりしてほしいですねとも話していて
以前、週刊誌の記事で美智子さまは声が出なくったときの
マスコミの報道は酷かったことや
雅子さまも世継ぎのプレッシャーなどで「適応障害」になった。
皇后になられて再び無責任な報道で
苦しまれることのないようにしてほしいですよねと話していました。
(男の子、女の子のどちらが生まれるかは男性の染色体で決まる。)
天皇陛下が「皇太子殿下の記者会見」(平成17年2月21日 宮内庁)で
ドロシー・ロー・ノルトの「子ども」という詩を引用されていました。
その中から一部だけ転記しますφ(..)
寛容にであった 子どもは
忍耐を おぼえる
安心を経験した 子どもは
信頼を おぼえる
可愛がられ 抱きしめられた 子どもは
世界中の愛情を 感じとることを おぼえる
(『子どもが育つ魔法の言葉』)
「男子か女子か…『産み分け』はできるのか」(yomiDr.)
マスコミの報道を見ていると前回、転記した
池上彰さんの「ニュースの見方を考えよう」にあるように
視聴率や購読者数を増やすことしか考えていないと思うことが多いです。
池上彰さんは別の教科書(2年生向け)にも
「メディアと上手に付き合うために」という文章を書かれています。
内容は重複するところがありますが
私たちも考えなければと思う内容です。
メディアと上手に付き合うために 池上 彰
春の花見の季節になると、
テレビからは各地の桜の開花状況のニュースが流れます。
満開に見える桜並木。
花を見上げる人の姿。
時には桜の木の下でお弁当を広げる人の姿も出てくるかもしれません。
思わず見に行きたくなります。
そこがどこなのか、早速メモをして、実際に足を運んでみると、
桜の花はちらほらと咲いているだけ。
寂しい光景が広がっていたりします。
こんな経験はありませんか。
テレビの映像は、実際の様子を映し出しているのですから、
うそをついているわけではありません。
でも、カメラマンとしては、
なるべく咲いている花を撮影したくなります。
アナウンサーも「五分咲き」「八分咲き」などと言っているはずですが、
その映像を見た私たちが、
勝手に「満開だ。」と錯覚してしまうこともあるのです。
(『中学校 国語2』光村図書 平成28年版)
私たちは、さまざまな情報に取り囲まれて生活しています。
その情報は、テレビやラジオ、新聞、雑誌、書籍、
さらにインターネットなどを通じて入手することができます。
私たちに情報を伝えてくれる伝達手段のことを「メディア」といいます。
こうしたメディアが伝える情報を、有効に生かせるか、
思わぬ失敗につなげてしまうかは、私たちの受け取り方次第です。
では、私たちは、メディアとどう付き合っていけばいいのでしょうか。
付き合うためには、相手のことをよく知らなければなりません。
そこで、現代のメディアで代表的なものである、
テレビ、新聞、インターネットの特徴を考えてみましょう。
まずはテレビです。
テレビの映像には、実にたくさんの情報が詰まっています。
例えば、ある地方でりんごの収穫が始まったという中継放送があったとしましょう。
テレビ局としては、
今年のりんごの出来具合などを伝えたいのでしょうが、
テレビを見ている私たちには、
その地方の天気の様子まで目に飛び込んでくることがあります。
画面に出てくるリポーターの服装で、寒いか暖かいか推測もできます。
インタビューに応じる人の話から、
その地域の方言を知ることもできるでしょう。
伝える側の狙い以上のものが伝わるのです。
大きなニュースが発生すれば、
いち早く知ることができるという点でも、テレビの力は圧倒的です。
中継であれば、今起きていることを知るという同時性の点でも優れたメディアです。
そのいっぽうで、テレビ番組は、
何でもそのまま放送するというわけにはいきません。
必ず「編集」という作業が伴います。
例えば、先に挙げた桜の映像に関しては、
「桜の花が咲き始めた」ことを伝えるニュースですから、
花が開いた映像を中心に編集します。
咲いていない花を映すわけにはいかないと担当者は考えてしまうのです。
その結果、現場に足を運んだ人は「だまされた」と思ってしまうことがあるのです。
テレビの番組は、
取材・制作者によって必ず「編集」されているのだということを念頭に置いて、
見るようにしましょう。
編集されているという点でいえば、新聞も同じです。
新聞記者が取材し、編集者が紙面を作ります。
新聞記者がどこに注目して取材するかで、
記事の内容は大きく変わってきますし、
編集者の扱い次第で、大きな記事になったり、
目立たない扱いになったりします。
また、あまり大きなニュースがなかった日は、
普段なら大きく扱われないニュースでも一面トップになることがあります。
紙面で大きく扱われているからといって、
本当に「大きなニュース」とは限らないのです。
いっぽう、長所としては、新聞は、紙のページをめくることで、
さまざまなニュースを一度に知ることができます。
ひと目で全体がわかるという「一覧性」があるのですね。
さらに、テレビでは時間の制約があって
詳しく伝えられなかった内容も新聞では解説されています。
じっくり読むことで、そのニュースに詳しくなれるのです。
テレビでは、録画しなければ消えてしまう内容も、
新聞ならいつまでも取っておけます。
情報を早く知り、内容を保存しておけるという点では、
インターネットが優れています。
新聞の印刷・発行を待たずに内容を知ることができますし、
パソコンの画面を保存したり、紙に印刷したりすることも可能です。
インターネットは、誰でも気軽に情報を発信することができるメディアです。
それ自体はすばらしいことなのですが、
インターネットに流れる情報も、
発信する人や組織によって編集されています。
悪意をもった人が虚偽の情報を流すことも容易です。
悪意はなくても、思い込みで誤った情報を伝えてしまうかもしれません。
つまり、内容が玉石混交のメディアなのです。
ということは、そこに出ている情報がどれぐらい確かなのか、
受け手として、一つ一つを確認し、自分で判断しなければなりません。
まさに受け手の力が最も問われるのです。
私は、テレビを見ながら、
「この番組の編集者は、どんな意図をもってこれを制作したのだろう」
と考えるようにしています。
新聞の気になる記事はスクラップして、
後日資料として活用しています。
急いで情報を集める必要があるときは、
インターネットで大量の情報を収集し、
集まった情報を、「玉」と「石」に分けていきます。
テレビも新聞も、インターネットも、
それぞれの特性をよく理解したうえで活用すると、とても役に立ちます。
が、使う人が自分なりの問題意識をしっかりもって読みこなさないと、
メディアに踊らされたり、
大失敗をしたりすることがあるという点に注意しておく必要があります。
出典 本書のための書きおろし。
(『中学校 国語2』光村図書 平成28年版)
教科書会社のサイトに資料としてあげられている
「池上彰が語る朝日と日本のメディア論 【iRONNA】」
「No.65『対談 国語の力ってなんだろう 池上彰×甲斐利恵子』」
も参考になります。
花を見ていた頃はどちらかなと迷っていましたが
実を見ると毛が生えているので
ミヤマウグイスカグラ(深山鶯神楽)のようです。
ミヤマウグイスカグラ スイカズラ科
ヤマウグイスカグラの変種で、枝や葉、花冠などに毛が密生する。
山野に生え、よく分枝して高さ1.5~2メートルになる。
枝は帯灰赤褐色。
髄は中実。
葉は長さ3~5センチの広楕円形または卵状楕円形でふちは全縁。
4~5月、本年枝の葉腋に淡紅色の花を1~2個下垂する。
花冠は長さ1.5~2センチの漏斗形で、先端は5裂する。
液果は直径約1センチの楕円形で、
6~7月に赤く熟し、表面や果柄に腺毛が密生する。
●分布 北海道(南部)、本州、四国、九州
(『日本の樹木(旧版)』林 弥栄編 山と渓谷社 1985年)