2019年5月18日土曜日

曇り空だったけど…

(コヒルガオ ヒルガオ科

今朝のNHKのニュースの中で紹介されていた
タン練くん」は誤嚥性肺炎を予防する効果があるようです。
もっと早く知っていたら母にも教えてあげたかったなと思います。
サイトを見ると問い合わせの電話が多く繋がりにくいようです。
    四照花(やまぼうし)
四照花の一木覆(ひときおほ)ひて白き花咲き満ちしとき母逝き給ふ
(『皇后陛下御歌集 瀬音』大東出版社 2007年)
なにわの伝統野菜 ウスイエンドウ)

竹にちなんだ芸能と民俗行事」の続きを転記しますφ(..)
カラスノエンドウ マメ科)

  おはな踊り
 滋賀県甲良町の日吉神社では毎年8月21日に行われ、
国の無形文化財に指定されている。
造花をとりつけた竹製の笠を「ホロ」と呼び、これを背中につけて、
「雨乞(ご)い御礼」のノボリを立て、
胸の太鼓を鈴竹のパイで打ち鳴らしながら、躍るのである。
(『竹と暮し 小学館創造選書59』
  上田弘一郎編著 小学館 昭和58年)
  斎竹(いみだけ)
 神様をお招きするために、葉つきの生竹(斎竹)を立て、
しめ縄を張り廻して清浄な神座を造ることは、
広く、各地で、起工式に行われている。
宮崎県高千穂岩戸地方では、冬に、毎夜、当番宿を替えて、
笛、太鼓に合わせて、神面をつけた舞人が舞う。
このとき、斎竹を使う。
群衆をせき止めるために、「せりぐい」(生竹)を使ったりもする。
  ササラ踊り
 竹棒の端を細かく割ったり、竹棒を斜めに削ぎ、
それに、ギザギザをつけたもの同志で打ち合わせたり、
こすったりして妙音を立てて踊る。
福岡県太宰府のはやし「竹の曲」(無形文化財)、
島根県の美保関での四ツ割ササラや滋賀県米原の鍋冠りは、
一種のササラ踊りである。
  弓神事と流鏑馬(やぶさめ)
 弓矢で、悪魔を追い払い開運を祈る正月の神事は、
各地で行われているが、これも、古くからの行事である。
毎年、1月15日に行われる京都三十三間堂の通し矢、
南九州には、「破魔投げ」といって、もと竹の輪を投げる。
佐賀県太良町では、
空中へ投げ上げた円座を竹槍で仕留める占い神事がある。
 流鏑馬神事は、馬に乗っての勇壮華麗な弓神事で、
有名な鎌倉の鶴岡八幡宮の流鏑馬は、毎年9月16日に行われ、
鹿児島県高山町の行事は、県指定の無形文化財にもなっている。
  湯立神事
 笛、太鼓に合わせて、舞う巫女(みこ)が、
ササでふりまく湯にかかると一年間、
無病息災で過ごせるという神秘的な行事である。
京都の城南宮(1月20日)、愛知県北設楽郡の山村、
西宮市の広田神社、
大分県南海郡弥生町などで行われる湯立祭が有名である。
  尻叩き
 竹を使っての奇妙な行事。
長崎県五島(正月)、福岡市の住吉神社(1月14日)、
行橋市須佐祇園(6月15日)などで行われるもので、
安産と子宝を祈願するために娘さんの尻を竹、
ササラで叩く風習である。
  ガン封じの神酒
 奈良の大安寺では、光仁天皇の命日である1月23日の法要で、
青竹の筒に酒を入れて温め、宴に移るのだが、
最近では、その酒がガン封じの酒として、参拝者に授けられている。
また、京都の松尾神社では、正月に、青竹に入れた長寿の酒が、
善男善女の参拝者に授けられている。
竹の酒は竹の成分が溶けて、酒ににじみ出て、
味がよくなり、スタミナがつくので、
ともに、耳よりな行事といえよう。
  筍(たけのこ)の行事
 宋時代の詩人蘇東坡(そとうば)が、
タケノコについて「これだけは、一日も欠かせないもの」と言ったほどで、
現代でも、中華料理には、欠かせないものである。
日本では、昔からタケノコを食用のほかに、薬用にもしたようだ。
タケノコを用いた行事としては、
栃木県那須郡馬頭村静神社の筍祭(5月1日)では、
各農家で、自慢のタケノコ料理をつくって、客に勧める。
石川県では、5月4日に同じ行事が行われ、
茨城県勝鹿村筍雷神社では、祈願にタケノコの絵馬を捧げ、
佐賀県伊万里市や千葉県東部地方では、
筍朔日(タケノコツイタチ)といって、6月1日に、
タケノコと竹の皮団子を串にさしたものを田畑に立てて豊作を祈る。
 京都では、春さきの竹祭に、
タケノコを神社に供え竹産業の振興を祈るのである。
高知県宿毛(すくも)中村地方でも、8月15日の野菜祭のとき、
ウリやナスなどの夏野菜を竹にかけて、若者が町内を練り歩く。
これは、応仁の乱の流人、
一条公と村娘との悲恋を表わしたロマンチックな祭としても人気を呼んでいる。
 このように、竹は、日本人の生活風俗に深く根ざし、
現代においても、その有用性と日本人の心のよりどころとして、
ますます生かされなければなるまい。
(『竹と暮し 小学館創造選書59』
  上田弘一郎編著 小学館 昭和58年)
番組のお知らせです。
明日の午前6時10分からNHK総合で
目撃!にっぽん「風に舞う花びらのように~奈良 命の映像詩~
という番組があります。
保山耕一さんが紹介されます。
(再放送の予定はないようです…)