お母さんと息子さんに出会った。
後で再会した時に短時間だけどお話をしました。
今日は、母の月命日。
母と一緒に来ていた時は、
初めのうちは一緒に歩いていたけど
しばらくして父と母とは別行動になった。
一緒に歩いてあげていたら
もっといろんな話をしながら歩けたのにと
お二人を見ていると思う。
カルガモはメスだけが子育てをするのですが
ミフウズラはオスが子育てをするのを
「ニッポンの里山 ふるさとの絶景に出会う旅
▽鳥たちとサトウキビ畑 沖縄県 多良間島」
で知ってビックリしました。
検索すると「一妻多夫」の鳥は1%以下いるそうです!
「タマシギの繁殖生態『一妻多夫?』」(山階鳥類研究所)
(ヨコバイの仲間)
中学3年生の国語教科書から藤代裕之(ふじしろひろゆき)さんの
「『想いのリレー』に加わろう」を転記しますφ(..)
「想いのリレー」に加わろう 藤代裕之
「画面を中継すれば助かる人がいるのでは。」
大きな被害をもたらした東日本大震災の発生直後、
広島県に住む中学校2年生が携帯電話を使って
自宅のテレビ画面に映るニュースを撮影し、
動画サイトで中継し始めたのです。
私もその中継を見た一人です。
移動している最中で、あいにくテレビもラジオも近くになく、
情報が入ってこなかったときでした。
(『中学校 国語3』光村図書 平成28年版)
パソコンの画面に映し出される災害の様子に衝撃を受けながら、
なぜ中継が続いているのだろうと不思議に思いました。
テレビの画面を勝手に中継することは著作権の侵害に当たり、
いつもならすぐに停止してしまうはず。
その後取材してみると、
動画サイトの運営会社がテレビ局に連絡を取り、
特別に許可を得ていたことがわかりました。
さらにテレビ局も「もっと多くの人に伝えたい。」と、
公式にニュースを動画サイトで流すことを決めていたのです。
(イボタノキ モクセイ科)
中学生のこの行動がきっかけとなり、動画サイトのニュース映像は、
テレビを見ることができずに困っていた人だけなく、
海を越えて世界中の人々に伝わりました。
テレビの放送は国内でしか見ることができませんが、
動画サイトなら世界中からアクセスすることができます。
これは一つのエピソードにすぎません。
東日本大震災では、
各地から携帯電話などを使って人々が災害の様子を世界中に発信しました。
新聞やテレビ局がカバーできない地域の情報も発信されたことで、
救援活動にも役立ちました。
中学生や被災地の人々がこうした情報を発信できたのは、
ソーシャルメディアとよばれるものが発達してきたからです。
ソーシャルメディアとは、
インターネット上のウェブサイトなどを利用して、
複数の人が情報を書き込んだり、閲覧したりできる仕組みで、
世界中に発信できるのが大きな特徴の一つです。
誰もが発信者になることができるソーシャルメディアの時代は、
皆さんにとってはあたりまえの現実かもしれませんが、
このようなメディア環境が生まれたのは、
歴史的に見ればつい最近の出来事なのです。
最初に多くの人に情報を与えることができるメディアが
登場したのは15世紀のことです。
ドイツ人のグーテンベルクによって印刷機が発明されたことで、
本や新聞というメディアが社会に広がっていきます。
書き写すか、木版印刷しかなかった時代に比べると、
情報が早く、広く伝達されるようになりました。
20世紀に入り電波の利用が盛んになると、
ラジオとテレビというメディアが登場し、
情報を即時に知らせることができるようになりました。
その後、インターネットが登場して世界中がつながるようになり、
誰でも情報を発信できるようになりましたが、
パソコンと専門的な知識が必要でした。
しかし、21世紀に入って技術革新が進み、
携帯電話にカメラが付き、
画面も大きくなるなど性能が向上していきます。
ブログ、ソーシャルネットワーキングサービス(SNS)や、
写真や動画を共有するサービスなどのソーシャルメディアが開発され、
私たちが身近に使えるツールとして急激に発達していったのです。
新聞やテレビ、ラジオといったマスメディアによる情報伝達は
あくまで発信者からの一方向なものです。
しかし、ソーシャルメディアの登場により、
情報の発信者と受信者がリアルタイムに双方向に
コミュニケーションできるようになったのです。
これは、マスメディアが主になってきた情報伝達の仕組みや考え方を崩す大きな転換でした。
ソーシャルメディアはニュースの概念も変えつつあります。
以前はニュースといえば新聞やテレビで報道されていることでしたが、
ソーシャルメディアの時代では、
自分や友人、家族が何をしたかなど身近な出来事もニュースになりました。
日常的に持ち歩いている携帯電話によって、
「半径5メートルのニュース」がすぐに発信できるようになったからです。
いっぽうで、この「半径5メートルのニュース」の発信が、
トラブルを生んでしまう事態が起きています。
ソーシャルメディアは、
大勢の人でにぎわう駅やショッピングモールに
設置された掲示板を使って友達と話しているようなものです。
会話に夢中になってつい周囲に人がいることを忘れてしまうように、
世界につながっていることを忘れていると、
仲間内では許される発言や写真や映像などの発信が
見ず知らずの人に届き、
重大な問題になることもあるのです。
こうしたトラブルを防ぐには、想像力を働かせ、
パソコンや携帯電話の画面の向こうには
大勢の人がいると考えることが必要なのです。
(ノビルのむかご)
私たちが日常の場面で交わしている会話と違って、
発言や写真、映像などを発信すると
記録されるのもソーシャルメディアの特徴です。
こうした記録のおかげで、
私たちは過去の出来事を知ることができるし、
マスメディアが伝えない世界各地の人々や
風景を知ることもできるのです。
その一方で、デマや不確実な情報も残っていくとこになります。
例えば、検索エンジンで何かを調べた際に、
表示された結果をあたかも事実のように受け取っていないでしょうか。
検索エンジンは、巨大な図書館のようなもので、
世界中から発信される情報を収集し、整理し、画面に表示しています。
たとえ間違った情報でも、発信されればそれが記録され、
検索結果の中に表示されてしまうのです。
ソーシャルメディアで自分が得た情報を他の人に伝える際は、
その情報が正しいかを確認する必要があります。
正確な情報を発信することで、
多くの人に役立つ情報を広げることができます。
ソーシャルメディアを使う私たちは「情報のリレー」に参加しているのです。
だからこそ、情報発信の責任が私たちにも求められるようになっています。
ソーシャルメディアは情報を介して人と人をつなげています。
冒頭に紹介したエピソードは、
「ニュースを伝えたい。」という人の想いがあったからこそ、
全く違う場所や世代、組織の人たちがつながり、
これまでにない取り組みが実現したのでしょう。
情報のリレーは、「想いのリレー」でもあるのです。
想いを伝えるためには、表現方法を学ばなければなりません。
多様な意見に触れ、考えをぶつけ合い、
自分の考えを言葉にしていく必要があります。
想いがうまく伝わらず、時に傷つくこともあるかもしれません。
しかし、人とつながるために表現方法を磨く努力を続ければ、
いつかはたくさんの人とつながり合えます。
それはとてもすてきなことではないでしょうか。
これからも新たな技術が出現し、
メディア環境が変わり、社会を変えていくでしょう。
しかしながら、いつの時代も人と人のつながりは変わりません。
私は、誰もが発信者になれるソーシャルメディアによって、
誰もがジャーナリストになりうると考えています。
皆さんはジャーナリストと言われてもピンとこないかもしれませんが、
紛争地の取材やスクープだけがジャーナリストの役割ではありません。
今を記録し、過去から学んで未来がよりよくなるよう、
判断材料を提供することが大切な役割なのです。
日々の出来事を発信し、記録している皆さんはジャーナリストであり、
言葉や写真の一つ一つが積み重なって未来を創っていくのです。
出典 本書のための書き下ろし。
(『中学校 国語3』光村図書 平成28年版)
父の一枚です。
私も幼稚園の子どもたちとすれ違いました。
子どもたちの話を聞いていると
「小鳥さんの声が聞こえる…」などと
嬉しそうに先生に報告していました。
子どもたちには、緑の多いところで
花々や鳥や虫たちに出会うことが大切だと思います。
今朝の「天声人語」にも
園児たちにとって歩くことは、
不思議さに満ちた世界に出会うことだ。
と書かれていました。
そして、
あそこにガードレールがあれば。
せめてポールだけでもあれば。
車が歩道に乗り上げた事故現場の写真を見ると、
そう思わずにはいられない。
保育園との記者会見でこのような思いで
質問した記者がいたのかなと思ってしまう。
そしてハンドルを握っている私も
いつ加害者になるかもしれないという意識をもって
安全運転に努めなければと思いました。