青空が広がって日差しが強いのですが
まだ、空気がサラッとして気持ちがいいです(^^)v
ピントが甘いのですが…(^^ゞ
コゲラに出会いました。
今年、生まれた子かな?
親鳥にご飯をねだっているかのように口を開けていました。
昨夜の又吉直樹のヘウレーカ!「紙1枚で何が折れますか?」
初めの方もこんな折り方ができるのかとビックリ!
最後の酒井敏さんとの対談に心を動かされました!
このブログでノーベル賞を受賞する科学者は
将来日本からいなくなると危惧していると時々書いていますが
科学を進歩・発展させるヒントが
又吉さん、三谷純さん、酒井さんの対談の中にあったと思っています。
再放送は今夜午前0時25分~です。
なお酒井敏さんが提唱している「フラクタル日よけ」については
「Fractal Shade - Nature does not aim for perfection! 」
でも視聴できます(タイトルは英語ですが、日本語で講演(^_-)-☆)。
その中で
我々は完璧を目指しすぎていないでしょうか?
ちゃんと勉強して立派な計画を立てて、真面目に仕事すれば、
イノベーションが起こると思ってないでしょうか?
人間も自然の中に生きてますから、そう簡単にはいきません。
イノベーションというのは、真面目の外にあるもんだと思います。
私はこのフラクタル日よけが世の中に広がって
都市が少しでも快適に暮らせるようになったら嬉しいと思うんですが、
それと一緒にこの不完全でも中途半端で適当でも
「まいいか」っていう気分が広がってくれたらと思います。
そうするとこの堅苦しい世の中がちょっと楽になるんじゃないかと思います。
(目先の成果にばかり心を奪われている政治家や官僚に聞かせたい…)
中学の国語では2年生で『平家物語』を学びます。
三省堂の教科書から転記したいと思いますφ(..)
三省堂版では「敦盛(あつもり)の最期(さいご)」が取り上げられています。
なお、生徒の理解を助けるために
各教科書会社は挿絵などを載せています。
また、読み仮名なども多く記されていますが、
省略している部分もあります。
平家物語
祇園精舎(ぎをんしやうじや)の鐘(かね)の声、
諸行無常(しよぎやうむじやう)の響きあり。
沙羅双樹(しやらさうじゆ)の花の色、
盛者必衰(じやうしやひつすい)のことわりをあらはす。
おこれる人も久しからず、
ただ春の夜(よ)の夢のごとし。
たけき者もつひには滅びぬ、
ひとへに風の前の塵(ちり)に同じ。
(『現代の国語 2』三省堂 平成28年版)
祇園精舎の鐘の音には、諸行無常の響きがある。
沙羅双樹の花の色は、盛者必衰の道理を表わしている。
おごりたかぶっている人も長く続かない、
まるで(短くはかない)春の夜の夢のようである。
勢いの盛んな者もついには滅びてしまう、
全く(たちまちに吹き飛ばされてしまう)風の前の塵と同じである。
平安時代末期、平清盛が率いる平家一門は、
源義朝(よしとも)が率いる源氏一門を破ると、
公家に代わって政治の実権を握り、栄華を極めた。
やがて、平家のあまりの横暴さに反発する動きが盛んになり、
義朝の息子で、伊豆に流されていた源頼朝も、
東国の武士を集め、平家を討つために軍勢を都へ攻め上らせた。
清盛の病死ののち、平家は源氏の勢力によって都を追われ、
一時は九州まで落ちていたが、しだいに軍勢を立て直し、
寿永(じゅえい)三(1184)年二月、一の谷に陣を敷くにいたった。
しかし、頼朝の差し向けた範頼(のりより)・義経(よしつね)の軍に敗れ、
屋島(やしま)に向って、海上を船で敗走することになったのである。
敦盛(あつもり)の最期(さいご)
平家が一の谷の戦(いくさ)に敗れたので、
源氏方の武将、熊谷次郎直実(くまがえのじろうなおざね)は、
「平家の公達(きんだち)は、助け船に乗ろうと、
波打ちぎわの方へ逃げておられるだろう。
ああ、身分の高い大将軍(たいしょうぐん)に出会って取り組みたいものだ。」
と思った。
熊谷が磯の方へ馬を歩ませていると、
ねりぬきに鶴を縫い取った直垂(ひたたれ)に、
もえぎにおいのよろいを着て、
くわ形を打ったかぶとの緒を締め、
黄金(こがね)づくりの太刀(たち)を腰に差して、
切斑(きりふ)の矢を負い、しげどうの弓を持って、
連銭(れんぜん)あしげの馬に金覆輪(きんぷくりん)の鞍(くら)を置いて乗った武者一騎(いっき)が、
沖の船を目指して、海へざっと馬を乗り入れ、
五、六段(たん)ほど泳がせている。
(古文は省略して現代語訳を転記します)
熊谷が、
「そこを行かれるあなたは大将軍とお見受けいたします。
見苦しくも敵に後ろをお見せになるものよ。お引き返しなされ。」
と扇を上げて差し招くと、(平家の武者は)招かれてさっと引き返す。
(その武者が)波打ちぎわに上がろうとするところに、
(熊谷は馬を)強引に並べてむずと組んでどうっと落ち、
取り押さえて首をかき切ろうと、
かぶとをあおむけにして(顔を)見ると、
年十六、七くらいの(若武者)が、
薄化粧をして、お歯黒(はぐろ)をつけている。
わが子の小次郎の年齢くらいで、顔立ちが大変に美しかったので、
(熊谷は)どこに刀を刺したらよいのかもわからない。
「いったい(あなたは)どういう(ご身分の)かたでいらっしゃいますか。
お名のりください。お助けいたしましょう。」
と申すと、
「お前は誰だ。」
とお尋ねになる。
「ものの数に入るほどの者でございませんが、
武蔵の国の住人、熊谷次郎直実。」
と名のり申す。
「それでは、おまえに対しては名のるまいぞ。
おまえのためにはよい敵だ。
名のらなくても首を取って人に尋ねてみよ。
見知っているだろうよ。」
とおっしゃった。
(『現代の国語 2』三省堂 平成28年版)
後日、続きを転記しますφ(..)