連日、朝から暑い…そのせいかな?
アブラゼミが二度、僕に止まった…
一度目は袖に、二度目は帽子に
残念ながらオートフォーカスのカメラを持っていなかったので
撮影する間もなく慌てて飛んで行った…
次に目の前にボコッと音を立てて落ちたものがあった
耳が悪い僕にも聞こえた
よく見るとスズメ…
スズメが音を立てて落ちたのは初めて見た!
スズメは自分でもビックリしたのか慌てて飛んで行った…
日韓関係もなんか熱くなりすぎているよね…
昔は、互いに落としどころを残して
外交交渉をしていたと思うのだけどな…
なんか両国とも大人の政治家がいなくなったのかな?
今、慰安婦問題象徴の少女像が問題になっていますが
視点を変えるとアメリカのシアトルでは、
佐々木禎子さんの銅像(『Sadako and the Thousand Cranes』 )が
何度も悪戯されたり傷つけられたりしながらもそのたびに修復されています。
アメリカでは原爆投下は必要だったと考えている人がいるからです。
そんな中でも禎子の像を守っている人がいる。
一方、日本では…
宮沢賢治の「セロ弾きのゴーシュ」の続きを転記しますφ(..)
セロ弾きは何と思ったかまずはんけちを引きさいてじぶんの耳の穴へぎっしりつめました。
それからまるで嵐のような勢(いきおい)で「印度(インド)の虎狩(とらがり)」という譜を弾きはじめました。
(『新編 銀河鉄道の夜』宮沢賢治 新潮文庫 平成元年)
すると猫はしばらく首をまげて聞いていましたがいきなりパチパチパチッと眼をしたかと思うとぱっと扉(と)の方へ飛びのきました。
そしていきなりどんと扉へからだをぶつけましたが扉はあきませんでした。
猫はさあこれはもう一生一代の失敗をしたという風にあわてだして眼や額からぱちぱち火花を出しました。
するとこんどは口のひげからも鼻からも出ましたから猫はくすぐったがってしばらくくしゃみをするような顔をしてそれからまたさあこうしてはいられないぞというようにはせあるきだしました。
ゴーシュはすっかり面白(おもしろ)くなってますます勢よくやり出しました。
「先生もうたくさんです。たくさんですよ。ご生ですからやめてください。これらかもう先生のタクトなんかとりませんから。」
「だまれ。これから虎をつかまえる所だ。」
猫はくるしがってはねあがってまわったり壁にからだをくっつけたりしましたが壁についたあとはしばらく青くひかるのでした。
しまいは猫はまるで風車のようにぐるぐるぐるぐるゴーシュをまわりました。
ゴーシュもすこしぐるぐるして来ましたので、
「さあこれで許してやるぞ」と云いながらようようやめました。
すると猫もけろりとして
「先生、こんやの演奏はどうかしていますね。」と云いました。
セロ弾きはまたぐっとしゃくにさわりましたが何気ない風で巻たばこを一本だして口にくわえてそれからマッチを一本とって
「どうだい。工合(ぐあい)をわるくしないかい。舌を出してごらん。」
猫はばかにしたように尖(とが)った長い舌をペロリと出しました。
「ははあ、すこし荒れたね。」セロ弾きは云いながらいきなりマッチを舌でシュッとすってじぶんのたばこへつけました。
さあ猫は愕(おどろ)いたの何の舌を風車のようにふりまわしながら入口の扉(と)へ行って頭でどんとぶつかってはよろよろにげみちをこさえようとしました。
ゴーシュはしばらく面白そうに見ていましたが
「出してやるよ。もう来るなよ。ばか。」
セロ弾きは扉をあけて猫が風のように萱(かや)のなかを走って行くのを見てちょっとわらいました。
それから、やっとせいせいしたというようにぐっすりねむりました。
(『新編 銀河鉄道の夜』宮沢賢治 新潮文庫 平成元年)
今朝の父の一枚です。
イチジクの実をとっていました。
大きくなってきたのですが、赤くなる前に採る人が人がいるので
今のうちにと撮っていました。
「イチジクは花がないの?」(JAグループ福岡)