アブラゼミの背を見ていると歌舞伎の隈取を思い浮かべます。
「隈取(くまどり)」(文化デジタルライブラリー)
以前の「チコちゃんに叱られる」で
顔は覚えているのに名前が思い出せないのは何故という問題がありました。
その中で「三点(目、
(目<2>と口<1>の三点と訂正しますm(__)m…)
ということを指摘されていたと思います。
柿木隆介教授の話を聞いてなるほどと思いました(*´▽`*)
台風の影響かな雲の動きが速くてどんどん変化している。
写そうとしたけどレンズは40年ほど前に発売されたMF90㎜マクロレンズ。
真上にある雲を撮影するには画角が狭い(約135㎜)ので携帯で撮影しました。
でも後で携帯の設定を見ると「壁紙サイズ」だった(^^ゞ
カメラの機種やレンズなどの撮影データを記載されているブログをよく見ます。
Kazeの場合は、撮影した画像のサイズをかなり縮小していますので
カメラやレンズなどを公表するとメーカーに申し訳ないと思うのでしていません(^-^;
昨日の記事で『枕草子』から野分の段を紹介されていましたが
『枕草子[能因本]』より現代語訳を転記したいと思います。
186段 野分のまたの日こそ
野分(のわき)の吹いた翌日こそ、たいへんしみじみとした感じがする。
立蔀(たてじとみ)や透垣(すいがい)などが並んで倒れているのに、庭先のあちこちの植込みが、見た感じも気の毒であるが、大きな木々が倒れ、枝が吹き折られていることさえ惜しいのに、女郎花(おみなえし)などの上に、その木々がよろけて這(は)うようにかぶさっているのは、ひどく意外である。
格子(こうし)の小間(こま)などに、さっと、わざわざ一つ一つ仕切って入れているように、風が木の葉などを、こまごまと吹き入れているのこそ、荒かった風のしわざとも感じられる。
(『枕草子[能因本]』松尾 聰、永井 和子訳・注 笠間文庫 2008年)
一段と着物の表は光沢が薄れているのを着て、それに、朽葉(くちば)色(*1)の織物や薄い織物などの小袿(こうちき *2)をうちかけて着て、実直(じっちょく)らしく、見た目にきれいな人が、昨夜は風が騒がしくて、寝覚めていたので、母屋(もや)のうちを、座ったままで少し廂(ひさし)の方に進み出ているのが、髪は風に吹き乱されて、少しふくらんでいる、それが肩にかかっている様子は、ほんとうにすばらしい。
その女が、何かとしみじとした感じのする庭の様子を見ている間に、十七、八ぐらいであろうか、小さくはないけれど、ことさらに大人(おとな)などとは見えない少女で、生絹(すずし)の単衣(ひとえ)の、ひどくほころびている着物で、花色も褪(あ)せて濡(ぬ)れなどしているものの上に、薄紫色の宿直着(とのいぎ *3)を着て、髪は裾(すそ)を薄(すすき)の花のようなかっこうに切りそろえて、その髪の丈(たけ)ばかりは着物の裾にあまって、紅色の袴(はかま)だけが鮮やかで、髪のそばから見える、といった少女が、女(め)の童(わらわ)や、また若い女房が、根ごと吹き折られている植込みの草木などを、取り集め、起こし立てなどするのを、うらやましそうに部屋の中から簾(すだれ)を外側に押し張って、主(あるじ)の女に付き添っている後ろ姿がおもしろい。
(*1)朽葉色は赤みを帯びた黄色。織色は縦糸紅、横糸黄。
(*2)表着(うわぎ)の上に着る礼服。
(*3)宿直の時に使う、着物や夜具。
(『枕草子[能因本]』松尾聰、永井和子訳・注 笠間文庫 2008年)
「《京都》 御所と離宮の栞」(宮内庁)
今朝は、青空が広がっていて台風が来るのかと思うほどです。
でも、台風の天気は激変します。
「りんご台風」と呼ばれた台風19号が来襲した時に立山に登っていました。
室堂に向かうバスの中でガイドがさんが
「こんな青空を見たのは初めてです」と話されていたのを今でも覚えています。
ところが雄山に登っていて、富山湾側の道になると息をするのが苦しいほど風が強く
これは相当大きな台風だなと思いました。
早めに降りて「みくりが池温泉」に泊まりました。
夜、風雨が激しくなり富山湾側の部屋の窓ガラスに
石が当たったようでスタッフが応急処置をしていました。
宿泊客は1階の食堂に集まることになりました。
Kazeは、昔、沖縄で大型の台風に出会っているのですが
宿泊客の中には初めての登山で、大型台風に出会い動揺されている方もいました。
盆休みで旅行をされている方も多いと思いますが
最新の情報をチェックして安全策をとってください。
「平成史 台風① 平成3年19号『りんご台風』平成一番の風台風」(ウェザーニューズ)