2019年1月1日火曜日

穏やかな元日

氷がはるほど気温は低くいのだけど雲一つない青空が広がっていて
寒さを感じないほどの穏やかな元日です(^-^)
今年が皆様にとって穏やかな幸多い一年でありますように!

去年も紹介した歌ですが(^^ゞ
「笑い」の効果を大伴家持の時代から認められていたのですねp(^-^)q

巻第十八 4137
  判官(はんぐわん)久米朝臣広縄(くめのあそみひろなは)の
  館(むろつみ)に(えん)せし歌一首

正月(むつき)立つ春の初めにかくしつつ相(あひ)し笑(ゑ)みてば時(とき)じけめやも

  同じ月の五日に、守大伴宿祢家持(かみおほとものすくねやかもち)の作りしものなり。

   ◆判官久米朝臣広縄邸で宴を催した歌一首
正月となる春の初めに、こうやって互いに笑い合うならば、
よい時でない時などあろうか。
   ◇(天平勝宝二年正月)同月五日、守大伴宿祢家持が作った。

(注を抜粋)
▽祝言の歌。
第四句は、笑うことで邪気を払い幸福を招く、
現在まで各地に残る初笑い神事にも関わる表現であろう。
(『万葉集(五)』佐竹昭広他校注 岩波文庫 2015年)
最初に出会ったのがモズ
 秋になると、モズが枝やくいの先、フェンスの上などにとまって、
地上にひそむバッタなどの虫やトカゲ、
小さなネズミなどをさがすすがたをよく見かけます。
尾羽をくるり、くるりと回しているかと思ったら、
ぱっと飛びたってえものをとらえ、もといた枝先などにもどってきます。
またモズには、とらえたえものを
枝や鉄線などにさしておく「はやにえ」という習性があります。
あとで食べるのかというと、そのままのことも多いので、
どうしてさしておくのが理由はわかっていません。
(『鳥の自由研究 町のまわりで観察 秋・冬
    吉野俊幸・写真 / 寒竹孝子・文 アリス館 2013年)
鴨南蛮(かもなんばん)そば
 寒い冬、ふーふー言って食べるラーメンはおいしい。
わたしの住む旭川(あさひかわ)は日本でも有数のラーメンの町で、
市内には四百店以上のラーメン屋がある。
わたしの行きつけは<すがわら><蜂屋(はちや)><そね食堂>で、
それぞれ個性的でお気に入りの味だ。
街を歩いているとラーメン屋の看板ばっかり目につく。
蕎麦(そば)屋はポツンポツンとしかなく、うどん屋は一軒だけ。
だから蕎麦がうまいなぁと思ったのは最近のことだ。
(『あべ弘士 どうぶつ友情辞典』あべ弘士 クレヨンハウス 2005年)
 東京・神田の<藪(やぶ)そば>に行った。
奥の座敷に座ると、半分開いたガラス戸からいい風が入ってくる。
石畳に打ち水がしてある。まずは酒だ。
「おねえさん、燗酒(かんざけ)一丁」
「ありがとう存じます」
 お通しに蕎麦味噌がついてきた。
それをペロペロなめながらチビリチビリやる。
ほかになにか酒の肴(さかな)はないかなぁと、品書きを見る。
「鴨ぬき」とある。はて、初めて目にするな。
ものは試し、注文した。
(『あべ弘士 どうぶつ友情辞典』あべ弘士 クレヨンハウス 2005年)
鴨肉(合鴨)が焼かれ香(こう)ばしく味つけされている。
聞くと、「鴨南蛮そば」から「そば」を抜いたものだと言う。
なるほど、じゃあ鴨を抜けば「かけそば」か、
などと考えながら食い、呑みしているといい気分になった。
こうなりゃ腰を落ち着けて呑もう。
(『あべ弘士 どうぶつ友情辞典』あべ弘士 クレヨンハウス 2005年)
ラーメン屋はこうはいかない。
ズルズルパクパクッと一気に食べて、水をガガーッと飲んで、
終ったらさっさと帰るしかない。
味はあるけど、味気(あじけ)がない。
その点、蕎麦屋はいい。
昼間っから酒呑んでも正しい食事風景だ。
「おねえさん、もう一本。それと鴨南そばひとつ」
「ありがとう存じます」
(『あべ弘士 どうぶつ友情辞典』あべ弘士 クレヨンハウス 2005年)

30日に食べた年越し蕎麦が鴨南蛮そばでした(^_-)
久しぶりにキクイタダキに出会えました♪
でも、小さくて(体重5g)、チョコマカ動き回るので
ピントを合わせられない(゜o゜;)
トリの楽しみ方 秋~冬
 色づいた葉が落ち、草も枯れる秋冬は、
鳥たちを見つけやすい季節でもあります。
たとえば夏はやぶの中にいて、
目にすることがむずかしいウグイスも姿を見せてくれます。
繁殖に使った古巣も見つけやすくなり、
換羽で抜け落ちた羽毛を拾う機会が増えるのもこのころ。
鳥たちのさまざなくらしの痕跡を探してみるのも、
野山を歩く楽しみのひとつです。
(『トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ
         川上和人 マツダユカ他 西東社 2018年)
 鳥たちにとっては、食べ物がすくなくなってくる季節です。
水辺のヨシ原では、植物の茎の中にいる昆虫をつついたり、
枯れ葉を丁寧にひっくり返して獲物を探したりと、さまざまに工夫して、
夢中で食べ物を探す姿が見られます。
(『トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ
         川上和人 マツダユカ他 西東社 2018年)
 10月ごろには、日本で冬を越そうと冬鳥たちがやってきます。
ツグミやジョウビタキなどの小鳥、
そしてコガモやマガモなどのカモ類は観察しやすい鳥です。
とくに、カモ類は体が比較的大きくて、公園の池などのやってくるので、
子供たちでも見つけやすいことでしょう。
温かい格好をして、バードウォッチングに出かけてみましょう。
(『トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ
         川上和人 マツダユカ他 西東社 2018年)
 春先、冬鳥たちは繁殖のために北へ去っていきます。
感傷に浸りながら、コガモやツグミを見送っているつもりが、
いつまでも姿があって拍子抜けすることがあります。
でもそれは、もっと南で越冬していた個体が、
渡りの途中で休んでいるのかもしれません。
やさしく長旅をいたわってあげたいものです。
(『トリノトリビア 鳥類学者がこっそり教える 野鳥のひみつ
         川上和人 マツダユカ他 西東社 2018年)
父の今朝の一枚です(^_^)b
メジロを撮していました。