2023年3月7日火曜日

ポカポカ陽気

天気予報を見て服装を判断したのですが…
それでも汗が出そうになるくらいのポカポカ陽気でした。
ジャカランダ(キリモドキ)の木を見上げると実がなっていました。
来園するたびに側を歩いているのに、初めて気がつきました(^^;
 NHKニュース おはよう日本「心をつなぐ西成のブックカフェ」(47分頃)

で、紹介されていた「本間にブックカフェ」(NPO法人 こえとことばとこころの部屋)

日替わり店長の老野生さんは新潟の寺で住職をされていました。
娘さんが病気で亡くなったあと、娘さんが暮していた釜ヶ崎に5年前来られました。
娘が本当にかわいがられて、いきいきと生きてきたんだな。
感謝の気持ちを少しでもこの地に表したいという思いでここに住むことを決めた

元々は畑や農園だった「耕作放棄地」での取り組みが面白い!

「ブタが耕す!?」山肌で放牧をする意外なワケとは?〟(NHK 3月6日)

新しい取り組みではないのですね! 

私の父母や祖父母の代は家畜の放牧が当たり前でした。
今やるとSDGsとか最先端とか言われますが、
本当は昔から変わらないことをやっているんですよね
」(長岡さん)
3月7日 長保元年(999.3.26) 富士山噴火、神祇官(じんぎかん)、陰陽寮(おんみょうりょう)にこれを占わせる(本朝世紀)。
(『日本史「今日は何の日」事典』吉川弘文館編集部 2021年)

火山災害への対策は?」(中学)
富士山はここ2200年の間、100年から200年おきに噴火を繰り返してきました。
ところが、およそ300年前に噴火した後、現在まで噴火していません。
第4章 富士山噴火の可能性も高まった
 富士山は100%噴火する


…前略…

 しかし、その富士山が活火山であり、いつ噴火してもおかしくないことを知る人は、決して多くありません。
日本人の富士山に対する思い入れを見るにつけ、この山が100%噴火することを伝えておかなければならない自分に、ときどきため息が出ます。
 今回の巨大地震が噴火を誘発する可能性としては、富士山も例外ではありません。
東北地方太平洋沖地震の4日後の3月15日には、富士山頂のすぎ南の地下でM6.4の地震が発生しました(図4-1<省略。以下同じ>)。
(『地震と火山の日本を生きのびる知恵』鎌田浩毅 メディアファクトリー 2012年)
 最大震度6強という強い揺れがあり、震源に近い静岡県富士宮(ふじのみや)市内では建物の天井のパネルが落下し、2万所帯が停電しました。
また、震源は深さ14キロメートルだったため、マグマが活動を始めるのではないかと私たち火山学者は危惧しました。
 富士山のマグマは地下20キロメートルあたりで大量に溜(た)まっています。
そのわずか5キロメートル上で、かなり大きな地震が起きたのです。
そんなところでマグマを揺らさないでくれ、と私は本当に思いました。
幸い現在のところ、富士山噴火の可能性が高まったことを直接示す観測データは得られていません。
 一方、富士山周辺のGPS(全地球測位システム)の測定結果は、東北地方太平洋沖地震の発生後に、富士山の周辺地域が東西方向へ伸びていることを示しています。
地下約20キロメートルにあるマグマだまり直上の15キロメートル付近では、マグマの動きに関連してユラユラ揺れる地震(低周波地震)がときどき発生しているのです(図4-2)。
 こうした場所で地盤が拡大すると、マグマの動きに関して二つの可能性がが生じます。
すなわち、
①地下深部のマグマが地表へ出やすくなる場合と、
②拡張した地盤の中にマグマが留(とど)まるため出にくくなる場合、
の二つがあるのです。
 果たして富士山はどちらを選ぶのか、今のところわかっていません。
とにかくいつ変化してもまったく不思議はないので、24時間態勢での注視が必要なのです。
 次回の富士山噴火は宝永大噴火に近いか?

 さて、地質学では「過去は未来を解く鍵」と言いますので、かつて富士山が噴火した様子を見てみましょう。
前回の噴火は300年前の江戸時代ですが、太平洋の海域で二つの巨大地震が発生したあとでした。
 まず、1703年に元禄関東地震(M8.2)が起きましたが、その35日後に富士山が鳴動(めいどう)を始めたのです。
さらに、4年後の1707年には、宝永地震(M8.6)が発生しました。
この宝永地震は前章(93ページ)で述べたような数百年おきにやってくる「三連動地震」の一つです。
 その宝永地震の49日後に、富士山は南東斜面からマグマを噴出し、江戸の街に大量の火山灰を降らせました。
新幹線の車窓から北側に聳(そび)える富士山を見ると、右側にぽっかりと大きな穴が開いていることに気づきます。
これはそのときに開けた火口で、宝永火口と呼ばれています。
1707年12月の噴火は、富士山の歴史でも最大級の噴火でした。
 宝永噴火では、直前に起きた二つの「海の地震」が、地下のマグマだまりに何らかの影響を与えたと考えられています。
すなわち、地震によってマグマだまりにかかる力が増加し、マグマを押し出した可能性があるのです。
 もう一つの可能性としては、巨大地震によってマグマだまりの周囲に割れ目ができ、噴火を引き起こしたとも考えられます。
マグマ中に含まれる水分が、マグマだまりの圧力の低下で水蒸気となって沸騰(ふっとう)します。
このときに体積が1000倍近く急増し、外へ出ようとして地上から噴火するのです。
周辺の割れ目にマグマが入って落ち着かなくなった例と言ってもよいでしょう。
 噴火の引き金はいくつもの原因が考えられますが、マグマの中にある「水」がその鍵を握っています。
マグマの中で水がどのようなきっかけで水蒸気になるのかがポイントですが、これは火山学上の第一級のテーマとなっています。
そのあたりのメカニズムは拙著『地球は火山がつくった』(岩波ジュニア新書)にくわしく書きましたので、興味のある方はご参考にしてください。
 一ヶ月前にわかる火山噴火

 富士山の地下では最近、地盤が広がっていることが確認されています。
2009年に富士山が北東―南西方向に1年当たり2センチメートルほど伸張したことが観測されました。
このとき、地下で東京ドーム8杯分のマグマが増加した推定されています。
 その後、こうした地盤の伸びは鈍くなっているのですが、もし今後、富士山の地下で低周波地震や火山性微動が始まると、噴火の準備段階へ移行しつつあると判断されるでしょう。
 火山噴火は地震のように突然やってくるのものではありません。
噴火の前にいろいろな動きが出てきます。
観測機器さえあれば先ほど述べた低周波地震や火山性微動を捉(とら)えられます。
また、マグマが上がってくると山が膨(ふく)らんできたこともつかまえられます。
 富士山は地震計や傾斜計などの観測網が、日本でも最も充実している活火山の一つです。
まず覚えておいていただきたいことは、突然マグマが噴出する心配はまずない、ということです。
噴火が始まる一ヶ月ほど前から、前兆となる動きが観測され、直ちに気象庁からテレビや新聞など各種マスコミやインターネットを通じて、情報が与えられます。
 したがって、活火山が噴火する際は、地震のように準備期間がまったくない、というわけではないのです。
(『地震と火山の日本を生きのびる知恵』鎌田浩毅 メディアファクトリー 2012年)
今朝の父の一枚です(^^)/
河津桜が満開です。

2 鳥、電線に止まる
 スズメは中央、カラスは上の端


…前略…

 さらに、止まる高さについては、他個体との関係も影響しているかもしれません。
スズメもカラスも群れますが、その群れの質が大きく違います。
スズメの群れは、群れとしてまとまりがあり、統制のとれた動きをします。
一方、カラスは群れていても、どことなく他の個体に心を許していない感じです。
まさに烏合の衆です。
そのため、カラスたちは、自分が止まっているところよりも高い位置に、他のカラスが止まるのが嫌なのかもしれません。
だから、とりあえず一番上に止まっているのではないでしょうか。
 と書いてみましたが、我ながら苦しい説明だと感じます。
電線への止まり方は、パターンがやっと見つかったところですので、理由の詳しい解明は今後を乞うご期待ということで。
(『電柱鳥類学 スズメはどこに止まってる?』三上修 岩波科学ライブラリ― 2020年)