電動アシスト自転車でも向かい風がきつかったです。
カラスが強風に流されていました。
「近畿地方 1日にかけて大雪の見込み」(関西NHK)
ソシンロウバイが咲きだしました。
だいぶ前の事になりますが、家族四人で三福まいり(中山寺 ・ 清荒神 ・ 門戸厄神)をしたことがあります。
阪急電車のぐるっと初詣パス(当時の名称は?)を利用してまわりました。
たしか清荒神の参道でロウバイが売られているのを見て、
こんな寒いときに咲いているんだと思いました。
来年の初詣では…???
(「 世間胸算用 巻一 四 鼠の文使い」つづき)煤(すす)はきもあらかたすんで、念のために屋根裏まで調べた時、棟木(むなぎ)の間から*杉原紙(すぎわらがみ)の一包みをさがし出した。
よくよく見ると、間違いなく御隠居が尋ねておられるお年玉の銀(かね)包みであった。
「人の盗まぬものは、このとおり出てきます。それにしても憎い鼠(ねずみ)めだ」
と、母屋(おもや)の若い衆がいうと、お婆(ばば)はなかなか納得されず、
「これほど遠歩きする鼠は見たことがない。*頭の黒い鼠の仕業にちがいない。これからは油断がならぬ」
と、畳をたたいてわめかれた。
(『現代語訳・西鶴 世間胸算用』暉峻康隆 小学館ライブラリー27 1992年)
「世間胸算用大晦日ハ一日千金 5巻」(24/109 国立国会図書館)そこへ医者が風呂から上がってきて、
「こうした事は古代にも例(ためし)があります。
人皇(にんのう)三十七代*孝徳(こうとく)天皇の御時(おんとき)、大化(たいか)元年十二月晦日に、大和(やまと)国岡本の都を難波長柄(なにわながら)の豊崎にお移しになった時、大和の鼠もいっしょに引っ越しをしましたが、鼠どももそれぞれ所帯道具を運んだのはおかしいことでありました。
鼠の巣の穴の入口をごまかす古綿、鳶(とび)の目から身をかくす紙の夜着、猫(ねこ)に見つからぬお守り袋、鼬(いたち)の来るのを防ぐとがり杭(ぐい)、鼠取りの*枡(ます)落としを支える棒、油火(あぶらび)を消す板ぎれ、鰹節(かつおぶし)を引く時の枕木(まくらぎ)、そのほか鼠の嫁入りの時の*熨斗(のし)、小鰯(ごまめ)の頭、熊野(くまの)参りの時の*小米苞(こごめづと)まで、二日がかりの道中をくわえて運んだということでござる。
まして隠居と母屋はわずかの道のり、鼠めが引いて行かぬこともありますまい」
と、*年代記を引いて説得されたが、お婆はどうしても納得しない。
といい張るので、困りはてた家内の者は、やっとのことで思いついて、江戸の*長崎水右衛門(みずえもん)が仕込んだ鼠使いの藤兵衛(とうべえ)をやとってきた。「ただいまあの鼠が人のいう事を聞き入れて、さまざまな芸をいたします。まず若い衆に頼まれまして恋文(こいぶみ)の使い」
と藤兵衛がいうと、封をした手紙をくわえて前後を見まわし、近くに坐っていた人の袖口(そでぐち)から手紙を入れた。
また銭一文投げて、
「これで餅(もち)を買(こ)うてこい」
というと、先方へ銭を置き、餅をくわえて戻ってくる。「ご隠居いかがです。これでいい加減に我(が)を張るのはおやめなされ」
と、家内の者がいうと、
「これを見ると、鼠も包み銀(がね)をひかないものでもない。
これで疑いは晴れました。
このようなブログに訪問してくださってありがとうございました。
Eテレ2355でトビハゼのトビーが
年越しって、なんともうれしい気分。
毎年必ず巡ってくることなのに、
毎年、うれしい気分。
と呟いていました(*´▽`*)
新しい年が皆様にとっていい年でありますように!
けれどもこんな盗み心のある鼠を飼っておかれた不運だとあきらめて、まるまる一年この銀を遊ばせておいた利息を、きっと母屋から支払っておくれ」
といいがかりをつけ、年利一割五分ということにして、その大晦日の夜、息子から利息を受け取り、
「これで安心してほんとうの正月ができる」
といって、この祖母(ばば)はのうのうと独り寝をされた。*杉原紙 兵庫県多可郡杉原産の奉書紙。
*頭の黒い鼠 家の中の物を盗む頭髪の黒い者のたとえ。
*孝徳天皇の御時 神功皇后を十五代として三十七代に当たる。鼠の件は『日本書紀』巻二十五に見える。
*枡落とし 枡で棒で支え、鼠が餌にふれると枡が落ちるように仕掛けたもの。
*熨斗 薄くそいで乾かした熨斗鮑。祝儀用。
*小米苞 小米はくだけ米。苞は藁苞。
*年代記 歴史上の重要事件や天変地異を記載した雑書。
*長崎水右衛門 貞享・元禄のころ、江戸湯島天神前に住んでいた長崎仕込みの獣使い(江戸惣鹿子)。
(『現代語訳・西鶴 世間胸算用』暉峻康隆 小学館ライブラリー27 1992年)
塵(ちり)をだに 据(す)ゑじとや思ふ ゆく年の あとなき庭を はらふ松風
塵をさえ留めておくまいとするかのように、去ってゆく年の足跡もない庭を、さらに松風が吹き払ってゆく。
(『金槐和歌集』樋口芳麻呂校注 新潮社 平成28年)
早いもので2021年が終ろうとしています。といいがかりをつけ、年利一割五分ということにして、その大晦日の夜、息子から利息を受け取り、
「これで安心してほんとうの正月ができる」
といって、この祖母(ばば)はのうのうと独り寝をされた。*杉原紙 兵庫県多可郡杉原産の奉書紙。
*頭の黒い鼠 家の中の物を盗む頭髪の黒い者のたとえ。
*孝徳天皇の御時 神功皇后を十五代として三十七代に当たる。鼠の件は『日本書紀』巻二十五に見える。
*枡落とし 枡で棒で支え、鼠が餌にふれると枡が落ちるように仕掛けたもの。
*熨斗 薄くそいで乾かした熨斗鮑。祝儀用。
*小米苞 小米はくだけ米。苞は藁苞。
*年代記 歴史上の重要事件や天変地異を記載した雑書。
*長崎水右衛門 貞享・元禄のころ、江戸湯島天神前に住んでいた長崎仕込みの獣使い(江戸惣鹿子)。
(『現代語訳・西鶴 世間胸算用』暉峻康隆 小学館ライブラリー27 1992年)
塵(ちり)をだに 据(す)ゑじとや思ふ ゆく年の あとなき庭を はらふ松風
塵をさえ留めておくまいとするかのように、去ってゆく年の足跡もない庭を、さらに松風が吹き払ってゆく。
(『金槐和歌集』樋口芳麻呂校注 新潮社 平成28年)
このようなブログに訪問してくださってありがとうございました。
Eテレ2355でトビハゼのトビーが
年越しって、なんともうれしい気分。
毎年必ず巡ってくることなのに、
毎年、うれしい気分。
と呟いていました(*´▽`*)
新しい年が皆様にとっていい年でありますように!
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申し訳ありませんが,日本語だけを受けつけますm(_ _)m