2021年12月1日水曜日

いっきに…

今日から12月、師走というわけではないけど
夜中の風雨にメタセコイアの葉がいっきに落ちて地面を覆っていました。
深夜に竜巻注意情報がメールで届くくらいだった。
こちらでは被害がなかったようだけど…

栃木 真岡で突風か 車庫の屋根飛ばされるなど被害情報相次ぐ」(NHK)
まだかなと傍を通るたびに楽しみにしていたマユミの実が開いて赤い種子が顔を出していました。

マユミ 
ニシキギ科 キツツキ類、ツグミ類、シジュウカラ類など
 平地から山地の林縁部に多く生育し、公園などに植えられているが、庭木としては少ないようだ。
果皮が裂けると中から赤い種子が出てきて、鳥はこれを採食する。
 オオアカゲラを始め多くのキツツキ類、コガラなどのシジュウカラ類やメジロなど、多くの種類の鳥が好んで採食する。
同じマユミの木でも、おいしい木とそうでない木があるらしく、あまり食べられない木もある。
口に入れてもどの実にも味らしいものはないが、鳥にはおいしい木があるのか、決まって同じ木の実を食べているようだ。
(『野鳥と木の実』叶内拓哉 文一総合出版 2006年)
昨日の朝日新聞夕刊(地方版では11月24日)に高校生たちが「琵琶湖六郎」と名付けた雲の記事が載っていました。
京都新聞には10月に記事が載っていたようです。

滋賀県だけに出る特別な雲「琵琶湖六郎」 高校生が確認、秋から冬に出現〟(京都新聞 10月1日)

琵琶湖に龍の伝説が生まれるのにも関係しているかなと思っています(^^ゞ

荒木健太郎さんの『雲を愛する技術』より転記しますが、図や画像は省略していますので、本を、お読みください。
第4章 雲の心を読む
  4.1 雲による流れの可視化
 山越え気流に伴う雲


 雲は基本的に素直なので、身を挺(てい)して私たちに大気の状態や流れを教えてくれます。
雲の声を聞けば、観天望気により天気の急変を事前に知ることもできるのです。
というわけで、本章では雲の心を読むための知識を紹介します。
(『雲を愛する技術』荒木健太郎 光文社新書 2017年)
 まず山では、大気の状態によって様々な雲が発生します。
大気の状態が不安定なとき、山地斜面による強制上昇や昇温した斜面の影響で上昇流が生まれ、積雲が発生します。
大気の状態が比較的安定な場所には山を越える流れ(山越え気流)が生まれ、山頂付近は山が笠をかぶったような笠雲(かさぐも<図4.1>)、このとき上空の風が強いと山の風下に向かって棚引くような形をしたバナークラウド(図4.2)、山から離れた場所にもUFOや天空の城を連想するような(つ)るし雲(レンズ状高積雲など)が発生します(図4.3)。
 笠雲は山越え気流の山地斜面に沿った空気の流れで生まれ、絶えず上昇流域で発生、下降流域で消滅を繰り返しています(図4.4、198ページ)。
また、山の上空に空気が蓋をするように安定層があると、山越え気流が風下にも伝わり、風下山岳波(かざしもさんがくは)という大気の振動が発生します。
風下山岳波は上空にも伝わって上昇流と下降流の対を作り、吊るし雲を生み出します。
吊るし雲内で成長した雲粒子が尾流雲を作ると、風下山岳波そのものが可視化されます(図4.5、198ページ)。
 富士山は古くから笠雲や吊るし雲の名所で「山頂を覆う笠雲のひとつ笠は雨の兆(きざし)」「断続的に刻みをつけて東にながれるなみ笠は風雨(ふうう)」という観天望気があります。
これは富士山の笠雲・吊るし雲は日本海に温帯低気圧(日本海低気圧)があって寒冷前線通過前に発生することが多いためで、これらの雲は荒天の前兆になるのです。
富士山での笠雲と吊るし雲はそれぞれ20種類、12種類に分類されているので(図4.6、図4.7)、見かけたらどのタイプかチェックしてみましょう。
 また、山頂くらいの高さの風下山岳波の下部では、上昇流と下降流の間に回転する流れが生まれ(図4.4)、ここではローター雲というロール状の雲が発生します(図4.8)。
この子は横に長くのびたロール状だけでなく、球形になることもあり可愛い雲です。
 笠雲や吊るし雲は山脈によっても形成されます。
山脈に伴う風下山岳波で発生した吊るし雲は波状雲(はじょうん)となり、冬型の気圧配置時に太平洋側の地域などでよく観測されています(図4.9)。
気圧配置が変わらなければ山では風下山岳波が生まれ続けるため、波に伴う上昇流・下降流の位置もほぼ動きません。
そのため、波状雲は同じような場所に居座り続けます(動画4.1)。
また、山の風上側の大気下層に安定した雲の層があるときなどに、谷間を中心に雲が山を越える流れに乗って下降して蒸発する滝雲(たきぐも)と呼ばれる美しい雲と山の光景に出会えます(図4.10)。
 風下山岳波によって巻雲が発生することもあり、地形性巻雲(ちけいせいけんうん)と呼ばれます(図4.11、動画4.2)。
地形性巻雲は山脈上空に安定層があり、上空の風向がほぼ一定な場合に風下山岳波が上層まで伝わって生まれます。
地形性巻雲は特に冬などに東北地方や朝鮮半島で発生しやすく、濃密な曇天(どんてん)をもたらしますが、実は現在でも予測の難しい現象の1つです。
 これらの地形性の雲は山越え気流や風下山岳波などの定常な流れの中で絶え間なく生まれては消えてを繰り返し、その場に停滞するように見える雲です。
見た目とは裏腹に、その雲には数多(あまた)の雲粒子たちがわずかな時間で栄枯盛衰(えいこせいすい)を繰り返している壮絶な世界があるのです。
また、笠雲や吊るし雲がツルッとしているのは上空の風が強い証拠で、荒天を呼びかけてくれることもあるので特に登山をされる方はよく声を聞いてあげてください。
(『雲を愛する技術』荒木健太郎 光文社新書 2017年)
今朝の父の一枚です(^^)v

難を転じる縁起物「南天」のあれこれ〟(そうだ京都、行こう。)

今朝の浮世絵EDO-LIFE「江戸時代に カフェ×動物園!? 豊国“しか茶屋”」(見逃し配信:12月7日まで)を見ていると
江戸時代、赤い色は、「疱瘡(ほうそう)」つまり天然痘除けの力があると信じられていました。
天然痘は当時の江戸で大流行。
ワクチンなどのない時代、赤を身に着けると病をもたらす邪気を祓えると信じられていました。
さらに疱瘡や麻疹などの流行り病をよける効果があると信じられていたのが…