八重桜を見ると、ついつい桜餅を思い浮かべてしまいます(*´▽`*)
桜餅を包む葉は、オオシマザクラが多いようです。
「桜の葉の塩漬け」(伯方の塩)
昨日は、まもなく循環器科の診察があるので、その前に血液検査などをしてきました。
早く終わったので、リハビリ散歩に行きたかったのですが
時間的に人が多いだろうなと諦めました。
2011年に心筋梗塞を発症し、肺炎と、心不全、腎不全などを併発したので、人工呼吸器での治療を8日間受けました。
その時に見た夢の中に駅の改札口あたりにベッドが置かれ
寝ている私の側を通勤客などが通過していました。
凄い夢を見たなと思ったのですが、世界の情況を見ていると正夢になりかねませんね…
「政府配布の布マスク 妊婦向けの一部に汚れなど 新型コロナ」(NHK)
と報道されていますが、製造しているメーカーも大変だと思います。
首相は、メーカーのことを考えずに言い出したのだと思います。
全国民に配布する数を製造しようとするなら
たとえ複数のメーカーで製造しているのにしても重労働を強いていると思います。
ETV特集「緊急対談 パンデミックが変える世界~海外の知性が語る展望~」は、
再放送も終了したのですが、見る価値がありました。
イアン・ブレマー(アメリカ)、ユヴァル・ノア・ハラリ(イスラエル)、ジャック・アタリ(フランス)の三氏に道傳愛子さんがインタビューしていました。
いずれも日本への警告だと痛感しました。
主な発言を転記したいと思いますφ(..)
なお、道傳さんの質問をはぶいていますし、途中で省略したりしていますので話の内容が分かりにくいと思います。
興味のある方はオンデマンドなどを視聴してください。
イアン・ブレマー氏の主な発言は、
アメリカは「アメリカファースト」ということで、リーダーシップを発揮していない。
爆発的流行には中国には責任があります。
今年選挙があるアメリカでは危機対応を誤った場合、トランプ大統領は責任転嫁するでしょう。
その時には中国が格好の標的になります。
今後、米中関係が悪化する可能性は大きいです。
中国は国際社会に積極的な外交とプロパガンダの攻勢をかけて危機のそもそもの責任を否定しています。
世界中に医療チームを派遣し、多数のマスクと検査キットを提供しています。
特にアメリカとの同盟関係にあり、パンデミックの中心であるヨーロッパで積極的です。
今回の危機が終息した時に、世界で中国の存在感は確実に大きくなります。
世界的リーダーシップという点で、アメリカの存在感はありません。
トランプ大統領は一切役割を果たしていません。
(〝「マスク外交」切り崩されるヨーロッパ〟 NHK)
インタビューの最後に
――人々への提言とは――
犬を飼うべきだと思います。
毎朝、瞑想するのも良いでしょう。
犬を飼うのも良い考えです。犬はいいですよ。気が紛れます。
一緒にいると気持ちが落ち着きます。
バカバカしいと思うかもしれませんが、実効性があります。
いつもと違うことをする必要があります。
人間性を失ってはいけません。
私は9.11の時にニューヨークにいました。
恐ろしい出来事でしたがニューヨークは団結しました。
皆が同じ体験をしたからです。
人々は通りに出て、友人に家族に手を差し伸べました。
しかし今回、人々はアパートの中に安全を求めています。
人間性が奪われています。
人は社会的動物です。つながりが必要です。
スクリーン上ではかないません。仮想現実では不可能です。
国際宇宙ステーションで1年を過ごした宇宙飛行士の精神的ダメージを私たちは見てきました。
同じことが今、世界中の数百万、数千万の人々の起ころうとしています。
この先、個人レベルで対処する方法が必要になるでしょう。
イスラエルのユヴァル・ノア・ハラリ氏の主な発言は
メディアと一般の人たちには、ウイルスの流行にだけ関心を持つべきではないと言いたいです。
「今日は感染者が何人だった」とか「病院に何台の人工呼吸器がある」といった話は重要ですが、政治状況にも焦点を当てるべきです。
全体主義的な体制が台頭する危険があります。
ハンガリーが良い例です。
形式的にはハンガリーはまだ民主国家ですが、オルバン政権は独裁的とも言える権力を握りました。
それも無期限の独裁的権力です。
緊急事態がいつ終わるかはオルバン首相が決めます。
ほかの国も同様の傾向があります。
非常に危険です。
通常、民主主義は平時には崩壊しません。
崩壊するのは決まって緊急事態の時なのです。
一時はイスラエルがハンガリーのようなコロナ独裁国になる危険もありました。
コロナウイルスと闘うという口実の独裁制です。
1人の人物に強大な権力を与えると、その人物が間違ったときにもたらされる結果ははるかに重大なものになります。
独裁者は効率が良いし迅速に行動できます。
誰とも相談する必要がないからです。
しかし間違いを犯しても決して認めません。
間違いを隠蔽します。
メディアをコントロールしているので、隠蔽するのが簡単だからです。
ほかの手法を試すのでなく間違いをさらに重ねます。
そして責任をほかの人に転嫁します。
そうやってますます権力を強化していきます。
そしてさらに間違いを重ねていくのです。
民主主義に大切なのは政府が間違いを犯した時に自らそれを正すこと。
そして政府が間違いを正そうとしない時に、政府を抑制する力を別の権力が存在するということです。
私は監視に反対していません。
むしろ感染の拡大を食い止めるために、新しい技術を利用することには賛成しています。
しかし監視は政府だけでなく、一般市民にも2つの方法で力を与えるべきだと思います。
第1に、私自身やほかの人々の身体の状態に関するデータを政府が集めて密かに保管することは許されません。
私には自分の健康状態に関するデータにアクセスする権利が与えられるべきです。
私自身の健康管理について、よりよい判断を下すためにです。
また自分の健康データにアクセスできれば、政府が採用している政策が有効か否かを自分の身をもって試すことができます。
これがイランのように全体主義的な国家だと死者の数や今回の感染症拡大に関して、国が信用に足るデータを公表しているかどうかさえ国民は知るよしもありません。
データは透明性を確保されるべきです。
そうしてもうひとつ
政府の決定にも透明性がなければなりません。
私は自国の政府の決定を監視できなくてはなりません。
アメリカの交付金の分配状況を例にとりましょう。
政府は先日2.2兆ドルの救済策を決めました。
ではその交付金を受け取るのは誰でしょう?
私がアメリカの市民権をもし持っていたら
こうした金がどこに行くのか、この金をもらえるのは誰で、もらえないのは誰なのかを監視する力が欲しいと思うでしょう。
ですから監視は両方向であるべきです。
これが市民が持つべき力です。
このような情報にアクセスできれば、市民は大きな力を持つというわけです。
そして、もし社会的距離をとることや、手を洗うことの必要性を納得してもらいたいならば、
市民を適切に教育し、信頼できる情報を提供したうえで、市民が自らの意思で行動してくれると、信頼するほうがずっと良いやり方です。
とても重要なのは科学と研究機関への信頼です。
ここ数年、ポピュリズムを奉じ責任感に欠ける政治家たちが世界中に登場しました。
そして意図的に人々の科学や大学、研究機関への信頼をおとしめようとしてきました。
一部の政治家は科学者に「浮世離れしたエリート」とのレッテルを貼り、権限を与えるなと主張しました。
中には荒唐無稽な陰謀論を拡散した者もいます。
ワクチン接種に反対したり、地球は平面だと主張する人まで現れました。
しかしこの緊急事態に権威ある科学者への信頼を覆すことがどれだけ危険かははっきりしました。
緊急事態に直面し、幸いにもほとんとの国の人々、政治家さえ科学が最も信頼できるよりどころだと感じています。
疫学の専門家からの感染症についての情報を私たちは真剣に受け止めています。
気候変動の研究者が温暖化について警告したときも同様の信頼を持って受け止めるべきです。
――人々への提言とは――
人類はもちろん、このパンデミックを乗り切ることができるでしょう。
私たちはこのウイルスよりずっと強いし、過去にもっと深刻な感染症を生き抜いてきた経験があります。
その点に疑問の余地はありません。
この感染拡大のインパクトが究極的に何をもたらすのか、あらかじめ決まっていません。
それは私たちにかかっています。
結末を選ぶのは私たちです。
もし自国優先の孤立主義や独裁者を選び、科学を信じず陰謀論を信じるようになったら、その結果は歴史的な大惨事でしょう。
多数の人が亡くなり、経済は危機に瀕し、政治は大混乱に陥ります。
一方でグローバルな連帯や民主的な責任ある態度を選び、科学を信じる道を選択すれば、たとえ死者や苦しむ人が出たとしても
後になって振り返れば、人類にとって悪くない時期だったと思えるはずです。
私たち人類はウイルスだけでなく、自分たちの内側に潜む悪魔を打ち破ったのだ。
憎悪や幻想、妄想を克服した時期として、真実を信頼した時期として、
以前よりずっと強く団結した種(しゅ)になれた時期として位置づけられるはずです。
(「1からわかる!地球温暖化(1)パリ協定って何?」NHK)
ジャック・アタリ氏の主な発言は、
フランスは規律を守る中央集権型の国家で、政府がひとたび決定すればみな最善を尽くします。
もちろん困難な状況ではありますが、日本やフランスでも多くの人たちが今もなお任務についていることに感謝したいと思います。
医療や食料品、流通、メディアなど仕事をしている大勢の人が家の外へ働きに出ています。
たとえばゴミの回収や病院の清掃を行う人などもそうです。
彼らは私たちの都市が生き延びる上で絶対的に必要な仕事を担っています。
また社会階級や社会的要求の違いによっては困難も生じます。
都市が封鎖されて家に閉じ込められても、裕福な人は家にいれば良いでしょう。
しかし狭い場所に詰め込まれる人にとっては困難が伴います。
今、世界を襲っている危機を乗り越えることほど、緊急の課題はない。
もし国家がこの悲劇をコントロールできないと証明されてしまったら、市場と民主主義という2つのメカニズムは崩壊してしまうだろう。
最悪の事態を避けるためには、最悪を予想する方が良いと思います。
私たちはいま1929年(大恐慌)以降、最悪の危機に陥っており、2008年(金融危機)と比べてもはるかに深刻です。
世界経済の損失はGDPで20%に及ぶかもしれません。
プラス1%とかマイナス1%ではなく、もちろんこれは世界経済の最も重要な牽引力のひとつであるアメリカが、ほとんど備えなしに、この危機的事態に突入していることと明らかに関係しています。
この損失は決して小さくはすまないでしょう。
もちろん各国の政府は状況を改善するために中央銀行による金融政策、思い切った財政などできることはすでにすべてやっています。
うまくいっているかどうかはともかく世界中で多くの支援が行われていることは確かです。
ただし、それは結果を先延ばしにしているに過ぎません。
レストラン、ホテル、店舗、スタジアムや航空業界など人々が集まることが予想される業種は、とても大きな影響10%などではなく60%、あるいはそれ以上の影響を受けるでしょう。
過去の例を見るとパンデミックの最初の波が封じ込めや都市封鎖によってうまく収束したときに外出して感染するという間違いを多くの人が犯しています。
1918年のヨーロッパでは、スペイン風邪と呼ばれた伝染病が蔓延しました。
第1波ですでに多くの犠牲者が出ましたが、外出するタイミングが早過ぎて、第2波ではさらに多くの犠牲者を出してしまいました。
最悪のシナリオは世界的な恐慌、失業、インフレ、ポピュリストによる政府の誕生。
そして長期不況による暗黒時代の到来です。
そうならないとは思いますが、最悪のシナリオが起るとすれば、さっき言ったように早く外出しすぎて、第2波に遭遇し経済に打撃を受けるということでしょう。
他にも非常に悪いシナリオが起り得ます。
新しいテクノロジーを使って国民の管理を強める独裁主義の増加です。
例えば中央ヨーロッパでハンガリーなどの政府がしたようにパンデミックを独裁主義に向かうための口実にするのです。
それが一つの脅威です。
さらに経済、健康、そして民主主義への脅威もありますね。
安全か自由かという選択肢があれば、人は必ず自由ではなく安全を選びます。
それは強い政府が必要とされることを意味します。
しかし強い政府と民主主義は両立しうるものです。
第2次政界大戦のさなかのイギリスが良い例です。
強力な政府を持ちながら民主主義でもありました。
連帯のルールが破られる危険性が極めて高い、つまり利己主義です。
経済的な孤立主義が高まる危険もあります。
他の国に依存しすぎるべきでないというのは一面の事実です。
たとえば「どうかエチオピアにマスクを売ってくれ」と中国などに懇願しなくてもすむように。
しかし、だからといって、国境を閉ざしてしまうべきではありません。
私たちは、もっとバランスのとれた連帯を必要としているのです。
Altruism(利他主義)
パンデミックという深刻な危機に直面した今こそ
「他者のために生きる」という人間の本質に立ち返らねばならない。
協力は競争よりも価値があり、人類は一つであることを理解すべきだ。
利他主義という理想への転換こそが人類のサバイバルの鍵である。
「生命 万歳!」
「ポジティブに考えて生きよう」
まずポジティビズムはオプティミズム(楽観主義)とは異なります。
たとえば、観客として試合を見ながら「自分のチームが勝ちそうだな」と考えるのが楽観主義です。
一方、ポジティビズムは、自らが試合に参加し、「うまくプレイできればこの試合に勝てるぞ」と考えることです。
そういう意味では私はポジティブであると言えるでしょう。
私は人類すべてがこの試合に勝てると考えています。
自分たちの安全のために最善を尽くし、世界規模で経済を変革させていくことができれば、きっと勝てるでしょう。
今の状況は私が「ポジティブ経済」と呼ぶものに向かうとても良いチャンスだと思っています。
ポジティブ経済とは、長期的な視野に立ち、私が"命の産業"と呼ぶものに重点をおく経済です。
生きるために必要な、食料、医療、教育、文化、情報、研究、イノベーション、デジタルなどの産業です。
生きるのに本当に必要なものに集中することです。
利他主義は合理的利他主義にほかなりません。
自らが感染の脅威にさらされないためには、他人の感染を確実に防ぐ必要があります。
利他的であることは、ひいて自分の利益となるのです。
また、他に国々が感染していないことも自国の利益になります。
たとえば日本の場合も世界の国々が栄えていれば、市場が拡大し、長期的にみれば国益につながりますね。
(ハナグモ カニグモ科)
利他主義とは最も合理的で自己中心的な行動なのです。
今回の危機は乗り越えられると思います。
薬やワクチンが見つかるかはわかりませんが、数ヶ月の間に打ち勝てるでしょう。
医師ではないので何か月かかるかはわかりませんが、ただし、長期的に見ると、このままでは勝利は望めません。
経済を全く新し方向に設定しなおす必要があるのです。
戦時中の経済では、自動車から爆弾や戦闘機へ企業は生産を切り替えなければなりません。
今回も同じように移行すべきです。
ただし爆弾や武器を生産するのではありません。
医療機器、病院、住宅、水、良質な食料などの生産を長期的に行うのです。
多くの産業で大規模な転換が求められます。
はたして私たちにできるかわかりません。
パンデミックの後、人々が再び以前のような行動様式に戻ってしまうかもしれないから
――人々への提言とは――
前進するために恐怖や大惨事が必要だというのではありません。
私は破滅的状況は望みません。
むしろ魔法によって、今すぐにもパンデミックが終息してほしいです。
しかし、良き方向に進むためには、今の状況をうまく生かすしかありません。
利他的な経済や社会、つまり私が「ポジティブな社会」「共感のサービス」と呼ぶ方向に向かうために
しかし人類は未来について考える力がとても乏しく、また忘れっぽくもあります。
問題を引き起こしている物事を忘れてしまうことも多いのです。
過去の負の遺産を嫌うため、それが取り除かれると、これまで通りの生活に戻ってしまうのです。
人類が今、そのような弱さを持たないよう願っています。
私たち全員が次の世代の利益を大切にする必要があります。
それがカギです。
誰もが、親として、消費者として、労働者として、慈善家として、そしてまた一市民として投票を行う時にも
次世代の利益となるよう行動を取ることができれば、それが希望となるでしょう。
ジャック・アタリ氏の「利他主義」は、このことわざとも通じるのでしょうね。
情けは人の為(ため)ならず
人に情けをかけておれば、めぐりめぐって自分のためになる。
だから、どんな場合にも人には親切にしておくべきことだという。
【註釈】
情けは人の為ではなく、自分の為であるの意から。
なお、情けはその人のためにならないと解釈するのは誤り。
【英語例】
A kindness is never lost.
(親切はむだにならない)
(『用例でわかる故事ことわざ辞典』学研辞典編集部 2005年)
今朝の父の一枚です(^^)v
オオルリを写していました。
一方、私は、マクロレンズに換えてから下を見て歩くことが多いです(^^ゞ