2024年10月30日水曜日

雨が止んで

朝方まで降っていた雨が、出かけるときには止んでくれました。
先日、キンモクセイの花が全部落ちてしまったと思ったら再び咲いていました。
昨日は、歯科でマウスピースの点検と歯周病予防に歯垢を取り除いてもらいました。
その時に小さな虫歯が見つかり次回の予約をしました。
3ヶ月毎に診てもらっているので早目に治療を受けることができます。

歯周病の予防と治療」(e-ヘルスネット 厚生労働省)
これで4回目だそうです
“夫婦同姓”定めた民法 日本政府に改正求める勧告 国連委員会」(NHK)

選択制は、日本の伝統文化を破壊すると反対される方がいますが
10月16日の記事で紹介した中川善之助の『補訂版 法学』に書かれていたように
明治時代になってから西洋文明に倣って導入されたのが戦後も続いている夫婦同姓。
国連(西洋文明)から勧告を受けるようになった。

そして
同性どうしの結婚を認めない法律規定は憲法違反 東京高裁」(NHK)

東京高等裁判所の谷口園恵裁判長は、「同性間でも配偶者として法的な関係をつくることは、充実した社会生活を送る基盤となるもので、男女間と同様に十分に尊重すべきだ。性的な指向が同性に向く人の不利益は重大だ」と指摘しました。

朝ドラ「虎に翼」に描かれていた夫婦別姓や同性婚
最高裁でも同性婚を認めないのは憲法違反だという判決がでるまで、まだ時間がかかるのかな?
SNSのトレンドに時々「○○○反省会」と「#」をつけて投稿されている方がいます。
言葉の使い方に違和感を感じるのでアクセスしていませんが
みんなで「反省」してさらにいいものにしようとするのが「反省会」だと思ってきましたが、
けなしたり、貶めたりして日頃の憂さを晴らすための言葉に変質していくのはイヤだな!
私が思う「反省会」は…
第1話 国民的アイドルのファンミーテング
 ――西城秀樹と猪苗代温泉「ホテルリステル猪苗代」


 昭和が蘇るメロディー
 (略:2008年7月12日)

 印象に残る「反省会」の様子

 当時、「ホテルリステル猪苗代」で、ファンミーティングの受け入れ準備や、当日のアテンドを担当した関口聡司(さとし)さん(現・ホテルリステル新宿)が思い起こす。
「西城さんを会場に案内するために、私たちスタッフが利用する裏動線を使いました。女性スタッフなどは『あ、ヒデキ!』と、あまりの驚きで表情が固まった人、群がろうとする人もいました。でも西城さんはまったく気にされず、真っすぐ向かい、集中されている様子でした」
(『宿帳が語る昭和100年』山崎まゆみ 潮出版社 2024年)
 この日、関口さんの最も記憶に残っているエピソードは、意外にもファンミーティングが終わってからのことだ。
「私も会場にいましたが、お客様はとても喜んでいましたし、大成功に見えましたが……」
 と、明言したうえで、
「その晩、西城さんがスタッフ10人ほど集めて、ずっと反省会をされていたんです。西城さんが『あの時はこうすればよかった。』と振り返っていました。 
 私は、翌朝の準備がありまして、西城さんの朝食は和食か洋食かを確認したかったのですが、あまりに真剣な話し合いで、とても割っては入れる雰囲気ではありませんでした。結局、朝食のご希望を聞けたのは23時過ぎで、知らせを待っていた料理長に『遅すぎる!』と怒られたことを覚えています」
 ちなみに、その朝食メニューを料理長に尋ねたところ、先づけから生物、煮物、焼き物、鍋物、生野菜、食事、デザートと続く和食のフルコース。福島名物の烏賊人参(いかにんじん)やにしん山椒(さんしょう)漬け、初夏に美味しくいただける喜多方(きたかた)産のアスパラガスや、会津地鶏の水炊きなど、名産品の数々を秀樹は客室で摂った。
 西城秀樹といえば、「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」(昭和54年)を筆頭に、「傷だらけのローラ」(昭和49年)「ギャランドゥ」(昭和58年)と、誰もが口ずさめるヒット曲が多く、また向田(むこうだ)邦子が脚本を書いた、昭和を代表するホームドラマ「寺内貫太郎一家」(TBS系列)にも出演した、いわば国民的アイドルにしてスターである。
 一方で脳梗塞を繰り返し、闘病生活を強いられたことでもよく知られている。
 一度目の脳梗塞は平成13(2001)年秋。
二度目は同15(03)年にコンサートを行った韓国で発病し、数年の闘病を経て、同18(06)年に復帰している。
三度目となる同23(11)年の発症で右半身麻痺(まひ)と言語障害が残り、懸命な闘病生活を送った。
実は平成8(1996)年には糖尿病と診断されており、隠れ脳梗塞は8回起きていたと伝えられる。
 こうした闘病生活を最も身近で支えていた妻の木本美紀氏は著書『(あお)い空へ 夫・西城秀樹との18年』でその様子を詳細に、心を込めて綴っている。
 また秀樹がファンからの手紙を必ず持ち帰り、一通一通丁寧に読むほど、ファン想いだったことも記されている。
 それを裏付けるかのように関口さんも「西城さんはファンの方に囲まれてリラックスしていたように見えました。嬉しかったんじゃないですかね」と語る。
 一泊二日のファンミーティングは、翌日にも催しがあった。
ホテルから500メートルほど離れた、とんがり屋根のバンガロー風バーベキューハウス「ロガーズ」で、ファンはバーベキューをしながら秀樹を待った。
 そこにカーキ色のジャケット、胸元に刺繍(ししゅう)が入った白いシャツ、ジーパンというカントリー風の軽快な装いで秀樹が現れた。
 さらに「皆さんにカレーを用意しています!」と会場に流れるアナウンスでファンがどよめいた。
 なんと、秀樹が朝早く起きてカレーを作ったというではないか。
 関口さんが教えてくれた。
「西城さんがホテルの厨房でカレーの準備をしました。うちの料理長が玉ねぎ、ジャガイモ、人参、福島銘柄のえごま豚を煮込んでベースを作り、最後に西城さんがバーモントカレーのルーを入れて完成させました。味見もされて、仕上げていましたよ」
 寸胴(ずんどう)の鍋を使い、大きな木べらでファン200人弱が食すカレーをかき混ぜながら、「秘密はりんごとはちみつ」と微笑んだ秀樹。
どこまでもサービス精神旺盛である。
「お客さま、おひとりおひとりに言葉をかけながら手渡されていました。長蛇の列ができましたが、皆さん満足されていました」
 …後略…

 秀樹が「木本龍雄」に戻る瞬間

 …略…

(『宿帳が語る昭和100年』山崎まゆみ 潮出版社 2024年)
明日は「大晦日」に当たるそうです(^_-)

 ◆ハロウィーン(10月31日) Halloween

 …略…

 もともとは、アイルランドやスコットランドに住んでいたケルト民族の信仰、ドルドイ教にその起源がある。
ドルドイ教の暦で11月1日はサムハイン祭(夏の終わりの意)、すなわち新年の始まりであり、前日の10月31日はいわば大晦日に当たった。

…略…
(『キリスト教の歳時記 知っておきたい教会の文化』八木谷凉子 講談社学術文庫 2016年)
 暦

 ケルト人の精神世界を知る手がかりの一つに暦がある。
有名なものにフランスのアン県コリニーで1897年に出土したブロンズ製の暦、通称「コリニーの暦」がある。
用いられているのは大陸のケルト人の言語であるガリア語で、ガリア語で書かれた最古の資料として貴重。
16段×四カ月に分かれ、5年周期(60太陰月12閏月)を表わしている。
各月は29日か30日で、善月(MAT)か悪月(ANM)に分けられている。
また六カ月が夏で六カ月が冬という区別もある。
この夏/冬という対比は島のケルト人にも見られ、冬の季節の始まりの11月1日にサヴァン(Samain)の祭が、そして夏の始まりの5月1日にはベルティネ(Beltaine)の祭が祝われた。
カエサルはガリア人が夜で日数を数えるといっているが(『ガリア戦記』6・18)、太陰暦の使用もこの証言を支持する。
祭も前日の晩から始まるのである。
しかしこの暦は純粋な太陰暦ではない。
閏月とは太陰暦を太陽の運行と合致させようと挿入するものであり、したがってこれは太陰太陽暦である。
(『図説 ケルトの歴史 文化・美術・神話をよむ』鶴岡真弓 松村一男 河出書房新社 2017年)
今朝の父の一枚です(^^)/
ジョウビタキ♀に出会っていました。

 第4章 飛んで旅をする鳥たち
 長旅の前にはとことん食べる

 夏の終わりには暑さも和らぎ、日が徐々に短くなります。
この日照時間の変化が刺戟となって、鳥の体内でホルモンが分泌され、長旅に向けた準備がいよいよ始まります。
 最初にするのは食べまくること。
渡り鳥はこの時期、脂肪を蓄えるために、ものすごく大食いになります。
私たちが車で遠出をするときに燃料タンクを満タンにするのと同じように、脂肪は長い空の旅に欠かせない燃料です。
渡り鳥は旅で消費するカロリーをまかなえるだけの脂肪を蓄えておく必要があります。
大海原では好きなときに休むことができないからです。
 …つづく…
(『鳥類学が教えてくれる「鳥」の秘密事典』陳湘靜・林大利著、 牧髙光里訳、SBクリエイティブ 2023年)