今朝は、曇り空
これからしばらく天気が悪そうですね…水曜日に父は新型コロナワクチン、私はインフルエンザワクチンを接種
木曜日に妹が新型コロナワクチンとインフルエンザワクチンを同時接種をしました。
二つもワクチンを接種したのでどうかな?と思ったのですが
妹によると、これまでで一番、副反応が軽かったそうです。
コロナワクチン接種の費用は1回当たりおおむね1万5000円ほどですが
補助があって3000円、インフルエンザワクチンは1000円で接種できました。
「新型コロナワクチン定期接種開始 原則 費用の一部が自己負担に」(NHK 10月1日)
主治医からワクチンは重症化を防ぐためと聞かされています。
実際、8月2日に発症したとき発熱は37度5分前後で、翌日には平熱になりました。
同居している父は、症状がでませんでした。
若い人や体力に自信のあるひとは受けなくても大丈夫だと思いますが…
重症化して亡くなっている方は、私のように高齢者や基礎疾患のある人が多いようです。
「コロナ死者、年間3万2千人 5類移行後、インフルの15倍」(東京新聞 10月24日)「豚熱のウイルス 特定のハエが媒介か 栃木県の研究チームが発表」(NHK)
ハエがウイルスを媒介している。
蚊が日本脳炎やマラリアやデング熱などのウイルスを媒介していること知っていましたが…
ハエの資料は手元にないので浮世絵に描かれている蚊について転記します。
いくつかの浮世絵は、リンクを貼りましたが
検索できなかったのがありますので本を参照してください。第2章 蚊から身を守る!
2-3 浮世絵から見る江戸時代の蚊対策
江戸時代の風俗をいきいきと描いた浮世絵。
そんな浮世絵にも、蚊が描かれています。
その最も有名なものは、歌川国貞(うたがわくにさだ)の『星の霜 当世風俗 蚊焼き』の中の1匹の蚊でしょう(図2-7)。
(『きっと誰かに教えたくなる蚊学入門』一盛和世編著 緑書房 2021年) 蚊は自分の体重と同じ位の血を吸うことができるそうです。
しかしながら、十分に吸血してしまうと、重くて飛び回ることができず、吸血後に不要な水分を排出するために、吸血現場付近で休みます。
そうです。「犯人はまだ近くにいる」のです。
この浮世絵の女性は、十分血を吸われた後に、おもむろに蚊帳の外に出て、紙燭(しそく)*に火をつけ、再び蚊帳の中に戻ってきたようです。
「私の血をたくさん吸ってくれたわね。私はわざわざ暑苦しい蚊帳の中に入って、あなたに会わないようにしていたのに」。
血を吸う蚊は、江戸時代の人にも、かなり憎まれていたようです。 浮世絵の中に3匹の蚊が描かれているものがあります。
それは、渓斎英泉(けいさいえいせん)の『当世子宝十景 高輪の月見』です(図2-8)。
子どもに寄ってくる蚊をお母さんが団扇(うちわ)で追い払っている絵です。
ちなみに団扇の語源のひとつに、蚊やハエなどの飛ぶ虫を打つ羽だから「うちわ」というものがあります。
この絵は、まさにこの語源となる光景です。
寝ている子どもの左上に2匹。
さらに、団扇の左上に1匹が描かれています。
よくよくご覧ください。 タイトルの「高輪の月見」ですが、ここでは旧暦の7月26日の月見を表しています。
月見と言えば中秋の名月(旧暦 8月15日)を思い浮かべる方も多いでしょうが、そのほかにも、江戸時代には1月と7月の「26日の夜に月の出を拝むとご利益がある」とする二十六夜待ちの信仰がありました。
7月26日の月待ちは、まだ暑いさなかです。
暑さをはらうために団扇を使っていたお母さんが、ふと子どもの方を見ると、蚊が子どもを狙って寄ってきたことに気づき、あわてて蚊を追い払っている、ほほえましい浮世絵です。 江戸時代の蚊対策には、蚊帳と団扇と、もうひとつ、蚊遣り火がありました。
蚊は、煙をいやがります。
蚊を追い払うために、ヨモギの葉や、カヤ、スギ、マツの青葉などを火にくべて煙を多く出すのが蚊遣り火です。
その歴史は古く、日本最古の歌集『万葉集』、第11巻 第269首の中に、「あしひきの 山田守る爺が 置く蚊火の 下焦がれのみ 我が恋ひ居らく」の歌があり、蚊火として登場しています。 明治の浮世絵ですが、その蚊遣り火を描いた傑作が、月岡芳年(つきおかよしとし)の『風俗三十二相 けむそう』(図2-9)です。
芳年の描いたこの作品は、江戸時代を細分化し、それぞれの時代の女性を描き分けたものです。
この浮世絵の副題は「享和年間 内室之風俗」。
享和年間とは1801~1803年のことで、内室とは奥様のことです。
つまり、享和時代の奥様が、何かの煙に、けむそうにしている絵といわけです。 現在の私たちから見れば、この煙は、ややオーバーながら蚊取り線香の煙にも見えます。
しかし、蚊取り線香が発明されたのは、棒状であっても明治23年(1890年)。
この浮世絵は明治21年(1888年)に出版されているので、蚊取り線香ではありません。
いずれにしろ、この絵で描かれているのは夏の日の夜に蚊遣り火を焚いたところ、思ったよりも煙が強く出て、懸命に煙を払っているところなのです。
煙の曲線が女性の艶姿を引き立てていますね。
もし芳年が、蚊取り線香の時代に生まれていたなら、蚊遣り火の傑作と呼ばれたこの浮世絵は生まれなかったに違いありません。
江戸時代の代表的な夏のひとこまを描いた浮世絵が、渓斎英泉の『当世夏景色』です(図2-10)。
タイトルの下に描かれている花は、ナデシコです。
秋の七草のひとつですが、夏中、庭先に咲いているので、「常夏(とこなつ)」の別名でも呼ばれていました。
江戸の中でも、庶民の多く住む隅田川沿いは、当時は「本所・深川、蚊の名所」と言われていました。
ナデシコの花の咲く江戸の夏は「蚊がぶ~んぶ~んの常夏でぇ」と言うことです。 夏を代表する小道具が蚊遣り器。
蚊遣り火は、当初は、大きめの鉢や火鉢の上で焚かれていたようですが、次第に器に進化したようで、この浮世絵には、下部に空気取り入れ口、上部の蓋に煙排出用の穴をもつ専用の蚊遣り器と思われるものが描かれています。
蚊取り線香のなかった時代は、火を焚き、煙をこのくらいモクモクと出していないと、蚊を防ぐことができなかったという、大変な時代のひとこまを描いたものなのです。 蚊遣り火専用の蚊遣り器を最近は見なくなりましたが、唯一、現在に残っている、お江戸の蚊遣り器があります。
それが描かれている浮世絵が歌川国芳(うたがわくによし)の『たとえ草をしえ早引き 蚊』です(図2-11)。
一升徳利が大量生産されていることに目をつけ、徳利を横にして、底の部分を取り、その土で、取っ手と足をつけて、目玉を開けて焼きあげたのが、「猪形の蚊いぶし」です。
現在は「蚊遣りブタ」の愛称で親しまれている携帯用渦巻型蚊取り線香入れのルーツです。
明治28年に渦巻型蚊取り線香が発明されると、やや胴体を太くし、胴長を短くし、口を広げて、新しい時代に適応しました。
「変化できるものが生き残る」というダーウィンの進化論そのものです。
この絵の左上の句は、「をりをりは 蚊遣りに曇る 水の月」。
右上の解説文には、「蚊」という文字が5回使われており、最も蚊という文字が出てくる浮世絵でもあります。
ちなみに、水の月というのは水無月(旧暦の6月)のことを指しています。 江戸時代の人々が、蚊をどのように見ていたかが分かる浮世絵があります。
歌川国貞の『夕立の景』です(図2-12)。
国貞は、さらに26年後に、『にわか夕立』も描いています(図2-13)。
タイトルが夕立ということから、「夕立が降ると、蚊が家の中に入って来て大変だから、あらかじめ蚊遣り火を焚いて、蚊帳を吊るして蚊に備える風景だ」と考えておられる方、それは大きな誤りです。 夏の夕立につきものは、雷。
昔から「地震・雷・火事・親父」と言うのように、雷は怖いものの代名詞です。
当時は、雷が近づくと蚊遣り火の煙を多くし、蚊帳を吊るしてその中に逃げ込み、「桑原、桑原」と呪文を唱えれば、雷様が落ちてこないと信じられていたのです。
蚊遣り火を多くし、蚊帳を張る万全の蚊対策が雷対策であるという滑稽さが、この浮世絵に描かれているのです。
江戸時代も、象皮(ぞうひ)病や陰嚢水腫(いんのうすいしゅ<フィラリア>)や瘧(おこり<マラリア>)はありましたが、蚊が病気を媒介する犯人だと証明されたのは、象皮病が明治10年、瘧が明治30年です。
それまでは、病気の原因が蚊にあるなどと、誰も知らなかったのです。
おそらく江戸時代の人々は、蚊を迷惑なヤツとは思っても、恐れてはいなかったでしょう。
*紙燭…油をしみこませた行灯(あんどん)などの点火用の紙のこより
(『きっと誰かに教えたくなる蚊学入門』一盛和世編著 緑書房 2021年)
今朝の父の一枚です(^^)/
曇り空だったので残念がっていました。
モズのはやにえの不思議
はやにえの役割は冬の保存食だけ?
これにて一件落着! とはならないのが、研究のおもしろいところです。
私はひとつ不思議なことに気づきました。
はやにえの主な役割が冬の保存食ならば、1月と同じくらい寒い2月に、なぜはやにえがもっと多く消費されなかったのでしょうか(図1)。
もしかすると、はやにえには「冬の保存食以外」の役割もあるのかもしれません。
図1のグラフを別の角度から見てみましょう。
はやにえの消費が激しかった1月は、モズの繁殖シーズンの開始直前にあたることに気づきます。
モズのオスは繁殖シーズンになると、メスの気をひこうと、なわばりの中で活発に歌い始めます。
私の先行研究で、早口で(=速い歌唱速度で)歌うオスほどメスからモテること、体調のよかったオスほど早口で魅力的に歌えることがわかっていました。
そこで私は、はやにえの第二の役割として「オスははやにえを食べることで、歌声の魅力を高められる?」という大胆な仮説を思いつきました。
この仮説を検証するため、はやにえのモニタリング調査と並行して、繁殖シーズンにはオスの歌声の録音も行ない、はやにえの消費数とオスの歌唱速度(歌声の魅力の指標)の関係を調べてみました。
すると、おもしろいことがわかってきたのです。
(『日本野鳥の会のとっておきの野鳥の授業』日本野鳥の会編、上田 恵介監修 山と渓谷社 2021年)
昨日、ケーブルテレビの工事があり、モデムなどを取り替えてもらったのですが
インターネットへのアクセスに時間がかかりエラーが頻発します。
今回の更新も時間がかかりました。
カスタマーサポートに電話をして事情をはなすと月曜日に来てくれることになりました。
明日の記事の更新は???です。
また、月曜日と火曜日が通院なので更新ができません。