〝「小春日和」はいつ頃の天気か。〟(「言葉のQ&A」文化庁) 赤々舎のTwitter(11月18日)に
【迷い猫】赤々舎(京都市中京区藤西町)前に、数日前から茶トラの猫が。
最初、写真のお持ち込みかと思いましたが、迷い猫のようです。
首輪はないですが、毛並みもきれいで全く人見知りせず懐くので飼い猫だったのではないかと思われます。
一時的に保護しております。
お心あたりの方はご連絡下さいませ
特長は茶色にトラ模様。
目の前の通りを人が通り過ぎると、呼びかけるように鳴きます。
瞳は黄色く透き通っています。
チュールは食べず、カリカリは召し上がります。
拡散頂ければ幸いです。
かわいい猫ちゃんですよ(画像にリンクを貼っています)。
ドキュメント72時間「福井 “ねこ寺”に招かれて」
〝北海道で8477人感染 北海道大学の下水調査「過去最大のウイルス濃度」…〟(HBCニュース 11月18日) 「新型コロナ “第8波”感染のピークは 対策は わかってきたこと」(NHK 11月18日)
インフルエンザワクチンは、年に一度なんだけど
新型コロナは感染者が波のように増減を繰り返すのでワクチンの有効持続期間をすぎてしまう…
昨日、接種券が届きました。
新型コロナに感染、発病しても大丈夫だと思う人とは違って
基礎疾患(心筋梗塞を発症して3級障碍)があるので5回目を受けるつもりです。
昨日、心臓リハビリの時に理学療法士の方がしているマスクがN95マスクだったので
お聞きすると、最近、やっと慣れたそうです。
でも、N95マスクをして階段を上がるのは苦しくて無理だと言っていました。
私は、心肺機能が低いので市販の不織マスクでも苦しいです。
リハビリ散歩で人との距離をとれるときはマスクをずらしています。
「N95マスクの選び方・使い方」(職業感染制御研究会)先週の心臓リハビリの待ち時間に読んでいた『土偶美術館』。
現代人が失った想像力があると思います。
画像は、載せることができませんが(公式サイトでその一部を見ることができます)、
あとがき
本書は、『縄文美術館』(2013年刊行、2018年新版刊行)の続編にあたります。
前書では縄文人の生活が読み取れるような構成で、土器や土偶を中心にさまざまな縄文時代の遺物を掲載してきましたが、今回は土偶に焦点を当てた構成としました。
(『土偶美術館』写真 小川忠博、監修 原田昌幸 平凡社 2022年) 土偶にはさまざまな形があり、造形の精巧さにも差はあります。
しかし、どの土偶も作り手自身が祈りを込めながら丹念に作り出した造形物なのだと考えます。
どんな土偶であっても言葉にできない迫力に満ちているのは、そうした作り手の思いが込められているからかもしれません。
なお、本書の冒頭は、あえて解説も付けず、写真だけを並べました。
印象的な土偶とも言うべき、10点です。
是非、その魅力をご覧ください。 約40年間、延べ2000カ所以上、2万点近くの縄文資料を好奇心のおもむくまま撮影してきました。
転機は20年前、我が家でフィルム・ビュワーの前に1日近く座り込み、ルーペ片手にあれこれ過ごしている考古学の重鎮、故佐原眞氏と春成秀爾氏の姿を見て、わが撮影も無駄ではないらしいと知り、同時にそれを裏書きするように、西洋美術・歴史学者の青柳正規氏から数々の教授と支援をいただき、大きな励みとなり、今日に至りました。
加えて、全国の都道府県・市町村の教育委員会、埋蔵文化財調査センター、郷土館、博物館、大学や多くの研究者の方々にご協力、ご尽力をいただきました。
みなさまの発掘調査・整理・研究・保存作業に敬意を表するとともに、その成果がなければ本書は成立し得ないことに深く感謝するものです。 また、土偶研究の第一人者である監修の原田昌幸氏には編纂以外に長年ご助言をいただき、またなんでも相談・質問を許してくれた考古学研究者の植田真氏の助言、ハードな編集を続けていただいた平凡社の堀池大介氏の奮闘で、この本はかたちにあんりました。
長年、一緒に取材の旅を続けてきた妻・泰子ともども、深甚の感謝を多くのみなさまにお伝えします。
ありがとうございました。
小川忠博 写真に宿る、縄文のこころ
土偶は縄文時代から弥生時代初頭まで、1万数千年の永きにわたって作られ続け、時々の精神文化を反映した、素焼き・ひとがたの土製品である。
その出土数は、現在までに約2万点と推計されるが、その造形は多彩・ユニークで、かつ各時期・地域によっていくつもの確固たる特徴=「土偶形式」を持つ。
しかし、土偶は縄文時代の全時期・地域でつねに作られ続けたわけではない。
初期の素朴なトルソー像の分布は、地理的に関東地方東部に偏るし、中期末には東北地方の一部を除き、ほとんど土偶が作られなくなる「土偶存続の危機」にも直面する。 幾多の盛衰を乗り越えて作られ続けた土偶たち。
それゆえ、その卓抜な姿形に私たちは魅了されるのである。
土偶の本質を語ることは難しい。
しかし、だからと言って、思いつきに発した形態的な類似を、土偶の本質論のように鳴り物入りで主張したり、土偶型式の変容を無視して典型的な個体のみからそのモデルを語ったりすることに果たして意味があるのか、私は大いに疑問を持っている。 著者の小川忠博さんは、縄文時代の出土遺物に命を吹き込み、当時の精神文化、作り手の意識を、写真に確実に撮り込む技術をお持ちの大変魅力的な写真家である。
その背景には、土偶に限らず、土器、石器、さらには実際の遺跡写真などを、多くの研究者たちと語らいながら、文化の一要素として被写体にまとめあげようとする発想と努力、そして好奇心がある。
縄文土器にしても土偶にしても、小川さんは私を含め、他のどの研究者よりもはるかに多くの考古資料を直接手に取って、ご覧になっている。
その莫大な経験で獲得された、複眼的な視点で厳選された300点の土偶たち(土偶以外の遺物を玉まで全て数えると、総数504点)。
本書が、決して優品の土偶ばかりで構成されていない理由が、そこにある。
監修 原田昌幸
(『土偶美術館』写真 小川忠博、監修 原田昌幸 平凡社 2022年)